日経平均、取引時間中の最高値更新 上げ幅600円超
9日の東京株式市場で日経平均株価が反発し、8日につけた取引時間中の最高値(4万1112円24銭)を上回った。前日終値からの上げ幅は一時600円を超えた。前日の米株式市場でナスダック総合株価指数が史上最高値を更新するなどハイテク株が上昇した流れを引き継いだ。
9日は東京エレクトロンやアドバンテスト、信越化学工業といった主力の半導体関連株が上昇した。日経平均は4万1400円近くまで上げた。4日につけた終値ベースでの最高値(4万0913円65銭)よりも高い水準で推移している。
三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「半導体関連株は円安の押し上げ効果で業績予想が上方修正されるとの期待も強まっている。4〜6月期決算が近づき、市場が期待を織り込むようになってきた」と指摘する。その上で「日本株全体で4〜6月期決算がどうなるか見極める必要はあるが、先んじて期待を織り込んで値固めする展開になりそうだ」と話す。
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