永田町の「失われた30年」 小選挙区再考、薄れるタブー
風見鶏
米大統領選を控える選挙イヤーの2024年。7月にあった英国の総選挙と東京都知事選の結果は有権者の既成政党への不満を見せつけた。30年前に大改革があった日本の選挙制度の問題にも行き着く。
英下院選は労働党が圧勝し、保守党から政権を14年ぶりに奪還した。得票率34%だが議席占有率63%と単純小選挙区制のマジックが効いた。
政権交代の裏側で見逃せない変化もあった。保守、労働両党の得票率をみると合計57...
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