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東京都区部の消費者物価指数、12月2.4%上昇

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総務省が27日発表した12月の東京都区部の消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は変動の大きい生鮮食品を除く総合が108.6と前年同月比で2.4%上昇した。2カ月連続で伸び率は拡大した。政府の電気・ガス料金補助が10月末で終了したことによるエネルギー価格の上昇や、食料品の値上げなどが影響した。

都区部の中旬速報値は全国の先行指標とされる。QUICKが事前にまとめた市場予測の中央値は2.5%上昇だった。

エネルギーは前年同月比13.5%上昇と、11月の7.4%から伸び率が大幅に拡大した。内訳では電気代が18.2%、ガス代が11.7%とそれぞれ2桁台の上昇となった。政府が「酷暑乗り切り緊急支援」として実施していた8〜10月の電気・ガス代補助が終了した影響が表れた。

生鮮食品を除く食料も4.0%上昇だった。価格高騰が続くコメ類が63.3%上昇し、比較可能な1971年以降で過去最大の上昇幅となった。新米の流通後も、輸送費の高騰などで高値が続いている。このほか、異常気象の影響で原料高騰が続いているチョコレート(29.3%上昇)やコーヒー豆(19.9%プラス)なども値上がりが目立った。

生鮮食品では野菜が25.8%、果物が17.2%上昇した。生鮮食品を含む総合では109.7と、前年同月比で3.0%上昇した。

同日公表した2024年平均の速報値は、生鮮食品を除く総合が107.2と前年比2.1%上昇した。3年連続で前年を上回った。

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