TDK、8事業の撤退決めたROIC経営 「ベンチャー気質」に新機軸
東浦秀明
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TDKが事業ポートフォリオ改革を進めている。ROIC(投下資本利益率)を基準に約80ある事業の継続性を見直し始めてから1年。これまでに8事業から撤退し、1事業の再建につなげた。資本効率を重視する収益管理が、時価総額で4兆円を超えた「老舗ベンチャー」の変化を後押しする。
「本当にこの計画で事業を再建できるのか。どの製品を、どの顧客層に、どれだけ伸ばせる想定なのか」。
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