温帯や寒冷地の森林、火災で喪失深刻 温暖化進む悪循環
【バクー=松添亮甫】アゼルバイジャンで開催中の第29回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP29)で、世界の森林喪失が深刻になっているという報告が相次いでいる。森林喪失の主要な原因が熱帯雨林の違法伐採から、温暖化に伴う寒冷地や温帯での森林火災に変わった実態が明らかになった。森林が減れば二酸化炭素(CO2)の吸収が減り、温暖化が加速する悪循環に陥る。
森林は多くのCO2を吸収する貯蔵庫だ。森林が...
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世界の温暖化対策を議論する第29回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP29)が11月11~22日にアゼルバイジャンのバクーで開かれます。直前に実施される米大統領選挙の結果も脱炭素の機運に大きく影響します。最新のニュースと解説をお届けします。