中国、日本産の水産物を全面禁輸 処理水放出に反発
【北京=田島如生】中国税関総署は24日、日本産の水産物輸入を同日から全面的に停止すると発表した。東京電力福島第1原子力発電所の処理水の放出開始に反発した形だ。日本の水産業者や、中国で日本産品を扱う小売・外食店にとって打撃になる。
これまでは福島や東京など10都県の水産物が禁輸対象だった。税関総署は今回、中国の消費者保護や輸入食品の安全確保のために全面禁輸に踏み切ったと主張した。今後は日本の状況に...
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東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出が始まりました。放射性物質トリチウムの処理水1リットルあたり濃度が国の安全基準の40分の1(1500ベクレル)未満であることを確認して放出。政府と東電は風評被害を防ぐため監視データを定期的に公表し、国内外に安全性を示します。周辺国では韓国政府が一定の理解を示す一方、中国は水産物輸入を全面停止するなど反発を強めています。
原発処理水とは(2023年8月23日掲載) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA223OR0S3A820C2000000/