ミャンマー、民族勢力が支配拡大 地域の安定に影
中国系やロヒンギャ迫害
【ヤンゴン=渡辺禎央】ミャンマーで少数民族武装勢力が支配地域を広げている。北東部では独自の規律を掲げる中国系勢力が地元民族主体の都市を占拠した。西部ではイスラム系少数民族ロヒンギャへの迫害が強まる。各勢力は民主化の理念に乏しく、地域の安定に影を落とす。
中国系のミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)は3日、北東部シャン州ラショーの国軍管区司令部を完全に占拠したとする写真を公表した。国内で14カ所...
ミャンマー国軍は2021年2月1日、全土に非常事態を宣言し、国家の全権を掌握したと表明しました。 アウン・サン・スー・チー国家顧問率いる政権を転覆したクーデターを巡る最新ニュースはこちら。