松坂屋名古屋店、婦人服フロア20日開店 若者向け充実
松坂屋名古屋店(名古屋市)は20日、3月から改装していた本館4階の婦人服フロアを開店する。テナントを刷新し、若年層に人気のカジュアルな高級ブランドなどを充実させた。洋服やアートを扱う独自のセレクトショップも設けた。若い世代の新たな顧客層を発掘する。
19日、報道陣向け内覧会を開いた。本館4階のコンセプトは「自然の刹那と遭遇する」。木材を使用したベンチを配置し風の流れなどを表現した。館内の香りやBGMにもこだわり、五感で楽しめるようにした。
4階では14店舗が新規出店した。若者に人気な個性的でモダンな洋服を扱う「CORCOVADO(コルコバード)」は開店記念のワンピースを販売する。価格は7万1500円。
今回の目玉は大丸松坂屋百貨店が運営する独自のセレクトショップ「CENTRAL STAGE(セントラルステージ)」だ。洋服や美術品、宝飾などの計19ブランドを用意した。宝飾ではデザイナーズブランドの人気の高まりから、約6割のブランドが結婚指輪や婚約指輪を取りそろえる。
29日には北館地下1階の酒とレストランの複合フロア、12月10日は8階のアートエリアが順次開店する。松坂屋名古屋店の斉藤毅店長は「今までにはなかったような空間になった。直接見て感じてもらいたい」と話した。その上で、「改装で街のにぎわいにつなげたい」と期待感を示した。
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