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日本近代文学館「編集者かく戦へり」展 名作の舞台裏
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日本近代文学館(東京・目黒)が異色の特別展を開いている。主役は作家ではない。「黒子」であるはずの編集者だ。一つの作品が世に出るまでに、編集者は作家をどう励まし、助け、ときに叱るのか。そのすさまじい仕事ぶりを知れば、作品の読み方もちがってくる。
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9月14日に始まった特別展のタイトルは「編集者かく戦へり」。
夏目漱石や芥川龍之介を担当した中央公論の滝田樗陰(1882〜1925年)、「文藝春秋」を...