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不登校増加、背景に教員不足 子どもの声聞く余力そぐ
伊田勝憲・立命館大学大学院教職研究科教授
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義務教育段階の小中学校で不登校の増加が10年以上続いている。立命館大学の伊田勝憲教授(臨床教育学)は、背景に数と質の両面での教員の変化があると指摘する。
小中学生の不登校は2013年度から11年連続で増加し23年度は34万人(長期欠席全体は49万人)を超えた。新型コロナウイルス禍で急増した印象が強いが、増加はそれ以前から始まっている。
筆者は教職大学院で現職教員の研修を手がけており、学校現場の実...