群馬県産業支援機構、副業人材活用へセミナー
群馬県産業支援機構は副業人材の活用を促すセミナーを前橋市で開いた。リクルートの担当者が副業が注目される背景や活動実態などを解説し、副業人材を活用する県内3社が事例を紹介し、意見を交わした。オンラインでも配信し約120人が参加した。
リクルート・ソーシャルリレーション推進部の川島洋輝氏は、副業人材は本業がある場合でも月20時間以上働く場合が多いとし、「お金もうけよりも、自身の成長や技術の還元など心理的報酬を得たい人が多い」と話した。
その後のパネル討論ではプレス金型設計製作のオギテック(太田市)、環境調査のミツバ環境ソリューション(桐生市)、即席麺製造の大黒食品工業(玉村町)が登壇した。群馬県プロフェッショナル人材戦略拠点の近藤潤・人材戦略マネージャーは「副業人材は買い手市場。その活用こそ地方中小企業の課題解決手段の一つだと確信している」と述べた。
関連企業・業界