志摩の日本版ライドシェア実証、今夏の利用154件
三重県志摩市は18日、一般ドライバーが有償で乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」の今夏の実証事業で利用実績が154件あったと明らかにした。同市は2025年度も事業を実施し、夏以外の需要動向などを検証する方針を示した。
同日の官民会議で説明した。今回の実証期間は7月22日〜9月16日。運行は三重近鉄タクシーが担った。台数は最大3台、午後6時から翌日午前0時まで実施した。遅い時間帯ほど利用が増え、タクシーが減る時間帯を補完した。配車件数は月を追うごとに増えたという。
実証事業は観光の繁忙期である夏の夜間の移動需要を把握するために実施した。宿泊施設から飲食店が集中する近鉄鵜方駅周辺への移動手段が不十分との声があがっていた。
一般ドライバーが自家用車を使い有料で顧客を送迎する「ライドシェア」。現行法では「白タク」にあたるとして原則禁止となっていますが、解禁を巡る議論が活発になっています。最新のニュースをまとめました。
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