群馬県信用組合協会とINPITが協定、中小の知財活用促す
群馬県信用組合協会と独立行政法人の工業所有権情報・研修館(INPIT)群馬県知財総合支援窓口は包括連携協定を結んだ。県内のあかぎ信用組合(前橋市)、群馬県信用組合(安中市)、ぐんまみらい信用組合(高崎市)が取引先の中小企業をINPITに紹介するなどして、特許権や商標権といった知的財産の活用を促す。
INPITの担当者が信組職員向けに知財の活用方法などを研修するほか、知財を巡るセミナー開催でも協力する。
INPIT群馬県窓口の福田芳美・事業責任者は「良い商品や技術は知的財産という付加価値をつけて、他社に差をつけることが重要だ」と述べ、知財を戦略的に生かす重要性を訴えた。
INPITは知財総合支援窓口を全都道府県に置き、群馬では一般社団法人の群馬県発明協会が窓口事業を受託する。7月の県信用金庫協会に続き同様の連携協定を結ぶのは県内で5団体目となる。
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