静岡・山梨知事、富士山を仏でPR 世界文化遺産登録に向け
世界文化遺産登録に向け、富士山の文化的価値をアピールするため訪仏している静岡県の川勝平太知事と山梨県の横内正明知事らは現地時間の24日、ユネスコ世界遺産センターのキショー・ラオ所長とパリ市で会談した。
県によると、川勝知事と横内知事は富士山が山岳信仰や日本独自の芸術文化を育み、文化遺産として顕著な普遍的価値を持つことを説明。登録の可否を決める世界遺産委員会を運営する同センターのラオ所長からは「引き続き保全管理に取り組んでほしい」との要請があったという。
川勝知事は会談後「世界文化遺産登録を目前に控え、富士山の文化的価値を十分に理解いただけた」とのコメントを発表した。
同日にはユネスコ関係者らを招いたレセプションが開かれ、出席した文化庁の近藤誠一長官らが国内外の芸術家の創作に富士山が影響を与えていることなどを説明したという。