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黒田流緩和、「私ならそうしない」 米第一人者の懸念
米州総局編集委員 西村博之
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新・日銀の異次元緩和は市場のみでなく、専門家らの意表も突いた。政策転換に期待を示す声が多い一方、手段には首をかしげる人々も少なくない。今、米連邦準備理事会(FRB)をはじめ、世界の中央銀行に最も大きな影響力をもつとされる米学者もその1人。評価を聞くと「私ならそうはしない」との発言も飛び出した。金融政策の最先端の論理からみた第一人者の懸念とは――。
FRB緩和策の理論的支柱
米コロンビア大のマイケ...
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