中国で「空飛ぶクルマ」と呼ばれる電動垂直離着陸機(eVTOL)の商用化が近づく。浙江吉利控股集団傘下の沃飛長空科技(エアロフュギア)のトップは2024年11月、「80%のサプライチェーン(供給網)は新エネルギー車と共有可能」と語った。中国企業は世界に先行する電気自動車(EV)のサプライチェーンを活用してコストなどで相乗効果を出し、空飛ぶクルマが一翼を担う「低空経済」でも覇権を狙う。
「通常、私た...
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編集者の視点 「テスラ、死亡事故で和解」など3本
本日は「テスラ、死亡事故で和解」「トヨタ、タイで健在」「中国で空飛ぶクルマ量産へ」の3本です。NIKKEI Mobilityデスクの小泉裕之が世界各地の報道などから紹介します。 テスラ、死亡事故で和解 米カリフォルニア州で2018年に起きた米テスラ製自動車の衝突事故を巡り、死亡した男性の遺族が同社を訴えていた裁判で、和解が成立したと米ブルームバーグ通信が9日報じました。遺族側は、車に搭載されてい
編集者の視点 「中国NIO、EV電池交換の台風の目」など3本
本日は「NIO、EV電池交換の台風の目に」と「ドイツの空飛ぶクルマをEU当局が承認」「NVIDIAがヴァレオに訴えられたお粗末な理由」の3本です。NIKKEI Mobility編集長の深尾幸生が世界各地の報道などからお届けします。 NIO、EV電池交換の台風の目に 中国の上海蔚来汽車(NIO)と浙江吉利控股集団が電気自動車(EV)の電池交換事業で提携します。日本経済新聞が29日に報じました。両社
空飛ぶクルマ航続拡大に「HV型」 英ロールスが発電機
航空機エンジン大手の英ロールス・ロイスが「空飛ぶクルマ」と呼ばれる電動垂直離着陸機(eVTOL)向け事業に乗り出している。課題となる航続距離の延伸に向け、電池と発電機を併用するタイプを視野に電池も含む駆動装置の一括供給などを検討する。有力部品メーカーが技術やコストを競えば、次世代モビリティーと有望視されるeVTOL市場の離陸が近づく。 6月下旬にフランス・パリで開かれた「パリ航空ショー」。その一