20年代早期、電力の20%を再生エネに 民主PT提言
民主党のエネルギー政策に関するプロジェクトチーム(PT)は再生可能エネルギー普及促進のための提言をまとめた。「2020年代の早い時期に電力の20%を再生可能エネルギーとする」目標を掲げるよう政府に求めることが柱。小規模の水力発電への参入の手続き見直しや、風力発電の建築基準の緩和を明記した。
東北地方を再生可能エネルギー導入のモデル地域とし、税制優遇や研究開発拠点の誘致など集中的に支援。「数万人規模の雇用を創設すべきだ」として復興を後押しするよう求める。
国内の発電量に占める再生可能エネルギーの比率は約1割。10年のエネルギー基本計画では、30年に約20%とする見通しを掲げている。政府は夏までに新しい計画を策定する方針だ。