東京メトロ、銀座線全駅を改装 ホーム広げ安全に
10年間で500億円投資
東京メトロは銀座線全駅の改装に乗り出す。今後10年間で総額約500億円を投資して合計19駅のホームや改札口などを刷新する。12月末に開業85周年を迎える日本最古の地下鉄として歴史を守りつつ、各駅に先端の機能を取り入れた主要路線として新たなイメージ定着を目指す。
改装は浅草―神田が「下町」、新橋―赤坂見附が「ビジネス」など5つのエリアコンセプトに分けて実施する。改札口付近をゆったりした印象にしてデザイン性を高めたり、ホームにLED照明を採用するなど駅構内全体を明るいイメージに仕上げる。周辺地域の歴史を考慮した地上出入り口なども計画する。
開業90周年となる2017年度までに、浅草―京橋の9駅(日本橋駅のみ18年度中)の改装を完了する。22年度までには全駅のリニューアルを終える予定だ。上野、稲荷町、神田の3駅については、利用者から幅広くデザインを募る。