マツダ労組、期間従業員を7月から受け入れ
マツダ労働組合は7月から、期間従業員を組合員として受け入れる。期間従業員は労組に加入することで、正社員と同様に会社側に待遇改善を要求する機会が得られる。労組側も組合員を増やして交渉力を高める利点がある。自動車大手の労組ではトヨタ自動車も期間従業員を組合員にしており、今後は同様の取り組みが広がりそうだ。
6カ月の初回契約期間の終了後に契約を更新する期間従業員が対象、希望者を順次組合に受け入れる。
マツダの非正規従業員は派遣社員が中心だったが、雇用形態を巡り広島労働局などから是正指導を受け、2009年7月に会社提案で派遣社員から期間従業員への転換を進めた経緯がある。主力車増産などで今年に入り期間従業員の採用を増やしており、6月末までに340人とする計画だ。