GMOあおぞらネット銀、個人に開発環境を開放
GMOあおぞらネット銀行は7日、フィンテック企業に銀行のシステムを開放する「オープンAPI」を個人でも利用できるようにする環境「sunabar(スナバー)」を無償で公開した。同社の口座を持つユーザーであれば、職業や年齢の制限なく銀行システムを操作するプログラムの開発が可能になる。
スナバーは銀行システムの中核である「勘定系システム」を米アマゾン・ドット・コムのクラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」上に仮想的に再現し、そのシステムに対してオープンAPIを通じてプログラムによる操作を可能にしたもの。
同行はスナバーの公開によって開発者の裾野を広げ、個人が持つ多様なアイデアをすくい上げたい意向。スタートアップや中小企業などの利用も想定しており、開発者層を広げることも期待する。
(日経クロステック/日経NETWORK 北郷達郎)
[日経クロステック 2020年4月8日掲載]