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「人工光合成、資源を無限に」沈建仁・岡山大学教授
新幸福論 Tech2050
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植物の光合成を人工的に再現する研究が進んでいる。実現すれば、無尽蔵にある太陽光エネルギーの活用へ道が開けるとの期待が高い。光合成研究の第一人者で、ノーベル賞候補にも挙がる岡山大学の沈建仁教授に展望を聞いた。
――研究の現状はどうですか。
「自然界の光合成は非常にたくさんのステップを踏んでいて、今はその最初に起こる反応を研究している。光をあてただけでは反応は進まず、触媒が必要だ。我々は2011年に...