GE、ソフトウエア子会社売却 米投資会社に
【ニューヨーク=中山修志】米ゼネラル・エレクトリック(GE)は13日、ソフトウエアの子会社を売却すると発表した。生産管理ソフトなどを手掛けるサービスマックスの株式の90%を米投資会社のシルバーレイクに売却し、10%を継続保有する。売却額は明らかにしていない。有利子負債の圧縮につなげる。
GEは2016年にサービスマックスを9億1500万ドル(約1000億円)で買収した。当時のジェフ・イメルト最高経営責任者(CEO)はデジタルサービスを新たな成長分野に据えた。だが、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の基盤ソフトが振るわず成果が上がっていない。
今年10月に就任したラリー・カルプCEOは事業売却と負債圧縮を加速する考えを示している。GEは19年3月末までにサービスマックスの売却を完了する計画。残ったデジタル部門は完全子会社として分社する方針だ。