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コンクリ固めの都市河川 「多自然川」へ、変貌の軌跡
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福岡市のベッドタウンとして、宅地開発が進む福岡県福津市。市内を流れる上西郷川に、「グリーンインフラ」の好例となるモデルが出現した。グリーンインフラとは、自然環境の幅広い機能を活用した社会資本整備や土地利用の在り方のことを表す概念である。
2009年度から多自然川づくりの手法で河川改修に着手し、2013年度に対象区間900mの整備が終わった。治水安全度の向上は言うまでもなく、生物の種の増加や健康・...