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富士フイルム、ひずみ生んだ「ゼロックス依存」
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「業態転換の優等生」だったはずの富士フイルムホールディングスによる不適切会計。なぜ子会社、富士ゼロックスは水増し処理に手を染め、親会社は見逃してきたのか。収益構造からは「虎の子」頼みで成長を続けたひずみがうかがえる。15日の株価は発覚前の4%安であく抜け感に乏しい。投資家は企業統治だけでなく、成長方程式の揺らぎを嗅ぎ取っている。
富士フイルムの事業は大きく3部門からなる。複合機をはじめとする事務...
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