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地震解析]苫小牧沖周辺での最大のピークは2018年6月の
北海道胆振東部地震(震源はエリア外でM6.7)時のM5.5時。その震源深さは30km(黄緑)。震源深さで最多は30km(黄緑)・40km(緑) で合わせた比率は約3割。次いで多いのが、ごく浅い震源(赤)で 約1割。震源深さの30km(黄緑)・40km(緑) が多いのは胆振地方中東部の影響。ごく浅い震源(赤)の発生は1960年~2013年で発生頻度が少なくなっており、7回の発生のみ(7.5年に1回程度)。その後、12回のごく浅い地震が発生しているが、震源は全て胆振地方。うち、半数の6回は2014年に発生しており、2018年6月の
北海道胆振東部地震の予兆と見られる。まだ、20km以下の浅い震源の数が少ないことから、今後、浅い震源での大きな地震発生が今後、懸念される。ごく浅い震源(赤)の発生が途切れると共に胆振地方中東部での地震は減少。2020年~2021年での胆振地方のごく浅い震源(赤)がまとめて起きており、今後、地震活動が浅い方向に推移する可能性あり。今後、震源の浅い地震に要注意。
[12/11更新]グラフ見直し更新。2018年6月の北海道胆振東部地震の前後での深さ30km(黄緑)・40km(緑)のピークが収まってからは緩やかな変動が続いており、目立ったピークは昨年2023年6月の苫小牧沖でのM6.2単発によるもの程度だが、この地震は震源深さ140km(灰)の深発地震。今の所、小康状態が続いている。 (
地震解析 積算図 北海道)
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