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  • 包絡線による地震解析(熊本県阿蘇地方周辺)
    [地震解析]熊本県阿蘇地方周辺での最大の地震は1975年の大分県中部地震M6.4。回数で突出しているのは2016年の熊本地震M7.3によるもの(震源はこのエリア外)。当月4月の1ヶ月間だけで全体の回数の半数を占める。大分県中部地震から熊本地震の余震M5.9まではピークの包絡線は右下がり傾向だったが、熊本地震の余震が沈静化以降、ピーク・底値間の包絡線の収束が急激に進んでいる。 [2/29見直し・更新]下図は...
  • マグネチュード積算図(熊本県阿蘇地方周辺)
    [地震解析]熊本県阿蘇地方周辺での目立つピークは1975年1月のM6.1を筆頭とする群発地震と2016年の熊本地震によるもの。全体にごく浅い地震(赤)と震源深さ10km(赤)の浅い震源がほとんど。阿蘇地方の地震での浅い震源は阿蘇山周辺、特に北側エリアに集中しており、熊本地震も阿蘇山の火山活動との関連性が非常に高いとみられる。阿蘇地方でのごく浅い地震は熊本地震の翌年以降で発生が止まっており、小康状態。...
  • 包絡線による地震解析(岐阜県飛騨地方周辺)
    [地震解析]岐阜県飛騨地方周辺での最大値は1984年の長野県西部地震M6.8。以降でのピークはM5.6に止まっているが、発生頻度は高い状況が続いている。 [2/28見直し・更新]グラフ更新。下図は近年の抜粋。2017年以降、底値の包絡線が右上がり傾向で、昨年5月のM1.7での逸脱以降、更に右上がり傾向が強まった。ピーク包絡線は2022年以降で右上がり傾向で、当面はM4前後の緩い傾きの包絡線にも見えるが、前...
  • マグネチュード積算図(岐阜県飛騨地方周辺)
    [地震解析]岐阜県飛騨地方周辺において、大半の震源はごく浅い震源(赤)や10km(黄)の浅い震源。1998年(最大M 5.0)、2011年(最大M5.5)、2014年(最大M3.9)、2017年(最大M5.6)。これまでの単体地震の最大マグネチュードはM6.8。ピークは2000年以降に集中しており、今後、同様のM7前後の地震発生の可能性あり。 [2/28更新]グラフ更新。ごく浅い震源(赤)も継続的に発...
  • 包絡線による地震解析(群馬県北部周辺)
    [地震解析]群馬県北部周辺での最大の地震は2013年の栃木県北部地震M6.3。全体としてのピーク包絡線は右上がり傾向。一方で底値の包絡線は1950年から東日本大震災にかけて右下がり傾向であり、発生マグネチュードの幅としては拡大・発散方向が続いていた。東日本大震災以降で急速に収束方向に反転。[2/27見直し・更新]下図は近年の抜粋。ピーク・底値の両包絡線の収束傾向は継続中。底値が右上がり傾向のため、エネルギ...
  • マグネチュード積算図(群馬県北部周辺)
    [地震解析]群馬県北部周辺での主なピークは2011年の東日本大震災の長野県北部~群馬県北部の余震群(翌日・翌々日・翌月)と2013年の栃木県北部地震M6.3によるもの。震源全体の約1/3は長野県北部、次いで栃木県北部、群馬県北部は2割弱に止まる。ごく浅い震源(赤)と震源深さ10km(黄)がほとんどを占める。近年、これら浅い震源は草津白根山の北東の離れたエリアや日光白根山の南方向の帯状エリアに集中。2...
  • 包絡線による地震解析(天草灘周辺)
    [地震解析]天草灘周辺での最大の地震は1925年3月でのM6.0。ピークの包絡線は全体的に右下がり傾向。底値の包絡線は1987年頃まで右下がり傾向で、1994年~2016年頃までは多少上下あるものの横這い傾向。以降の近年で右上がり傾向。[2/26見直し・更新]グラフ更新。下図は近年の抜粋。ピークの包絡線は右下がり傾向、底値の包絡線は2016年頃に右下がり傾向から右上がり傾向に変化。ピーク・底値の包絡線間の...
  • マグネチュード積算図(天草灘周辺)
    [地震解析]天草灘周辺での最大のピークは1927年12月のM5.4時。震源深さで最も多いのは震源深さ10km(黄)で次いで、ごく浅い震源(赤)。最も深い震源で30km(黄緑)で1回のみの発生。雲仙岳のマグマ噴火が始まったのが1991年、溶岩ドームの成長が止まったのが1995年で、これを境にごく浅い震源(赤)の発生は減少、代わって、震源深さ10km(黄)の地震の比率が増加している。地震の規模は1925...
  • 包絡線による地震解析(根室半島南東沖周辺)
    [地震解析]根室半島南東沖周辺での最大の地震は1994年の北海道東方沖地震M8.2。以降でピークの包絡線は右下がり傾向が続いている。底値の包絡線は1978年から右上がり傾向で、上下包絡線が収束傾向にある。[10/5更新]下図は近年の抜粋。ピークの包絡線は全体にやや右上がりで、近年では2019年以降の右下がり傾向から2020年頃から右上がり傾向に変化しており、当面、最大でM6前後の地震発生の可能性あり。[2/2...
  • マグネチュード積算図(根室半島南東沖周辺)
    [地震解析]根室半島南東沖周辺での主要なピークは1969年/1994年の北海道東方沖地震M7.8(震源はエリア外)/M8.2、1973年の根室半島沖地震M7.4。全体的に震源深さ40km(緑)~50km(水色)が目立っている。これらの地震はいずれも千島海峡での海溝型地震で規模も大きい。未だに地震エネルギーのレベルが高く、地震活動の活性化に今後も要注意。[2/25更新]グラフ更新。近年、50km(水色)への集...
  • 包絡線による地震解析(群馬県南部周辺)
    [地震解析]群馬県南部周辺での最大の地震は1931年9月の西埼玉地震M6.9。2011年の東日本大震災でも規模への影響はあまり見られず、一時的な頻度増加のみで済んだ。以降でピークの包絡線は右下がり傾向。ピーク包絡線の左側1931年9月の西埼玉地震M6.9、中間の1968年7月の東松山地震M6.1、右側の埼玉県北部のM5.5の震源はいずれも埼玉県北部で、深谷断層帯から南東に連なる綾瀬川断層付近で発生し...
  • マグネチュード積算図(群馬県南部周辺)
    [地震解析]群馬県南部周辺での最大のピークは1931年の西埼玉地震M6.9。この地震発生直後と1990年代後半以降で浅い震源が目立つ。ごく浅い震源は主に赤城山の南方や東方(足尾付近)に分布。1950年以降は東方に集中。東日本大震災時に一時的に増加した。最近10年での発生数は約15回/年。[2/24更新]グラフ更新。昨年11月に約2年振りにごく浅い震源での地震(赤)が2回発生。今後の地震活性化が懸念される。...
  • 包絡線による地震解析(紀伊水道周辺)
    [地震解析]紀伊水道周辺での最大の地震は1938年1月和歌山県南方沖でのM6.8。ピーク・底値の包絡線は共に右下がり傾向だったが、底値の包絡線は1990年頃から横這い気味。下図は近年の抜粋。ピークの包絡線はやや右下がり傾向。底値の包絡線は右下がり傾向から202212月のM1.2の極小値で底打ち感。そこから右上がり傾向になりつつあると思われるが、今の所、目立った変化はなく、しばらくは全体的にほぼ横ばい...
  • マグネチュード積算図(紀伊水道周辺)
    [地震解析]目立つピークは2021年2月の和歌山県北部でのピーク(最大でもM4.0)。全体の震源の半数近くを和歌山県北部が占める。1970年代付近から積算値ピークの上昇傾向が継続しており、M7程度の地震はいつ起きても不思議ではない。過去最大は1938年1月のM6.8。 [2/23更新]グラフ更新。目立った変化はなく、発生頻度は減少気味。(地震解析 積算図 近畿 和歌山)...
  • 包絡線による地震解析(福井県沖周辺)
    [地震解析]福井県沖周辺での最大の地震は1952年3月石川県西方沖での大聖寺沖地震M6.5。ピーク・底値での包絡線は共に右下がり傾向。[2/22見直し・更新]下図は近年の抜粋。ピークの包絡線は右上がり傾向が続いていたが、2022年2月に極小値M1.7以降で上下包絡線の収束傾向が強まる見込み。加速の原因は2020年9月福井県嶺北でのM5による群発地震と見られる。今後、2バターンが想定される。1つ目は今後M3...
  • マグネチュード積算図(福井県沖周辺)
    [地震解析]福井県沖周辺での最大のピークは1948年6月石川県西方沖のM5.0時(福井地震M7.1時)。福井地震の震源のあった福井県嶺北の震源は福井県沖の約2倍あり。震源深さの最多はごく浅い震源(赤)で全体の約7割近くを占めるが、同様の比率と思われる。一方で、1965年以降でのごく浅い震源(赤)の発生はわずかに4回のみ。1996年に発生以降で約27年間の静穏期間が続いており、将来的には大きな地震があ...
  • 包絡線による地震解析(福島県浜通り周辺)
    [地震解析]福島県浜通り周辺での最大の地震は2011年4月のM7.0。ピークの包絡線はやや右上がり傾向。底値の包絡線は2011年~2012年の極小値M1.5前後で、右下がり傾向から右上がり傾向に変化。発生頻度は東日本大震災直後から急増、前記M7.0をピークに増加した状態が続いている。[2/21見直し]下図は近年の抜粋。ピークの包絡線は2017年前後に右上がり傾向からほぼ横ばい傾向に変化。底値の包絡線は全体...
  • マグネチュード積算図(福島県浜通り周辺)
    [地震解析]福島県浜通り周辺での最大のピークは2011年4月のM7.0時が最大。震源深さは10km(黄)が最多で約7割を占めるが、そのほとんどは東日本大震災以降。ごく浅い震源(赤)は次いで多く、全体の7%を占めるが、1976~2011年で約35年の静穏期間あり。東日本大震災で多発以降ではその発生は急減。東日本大震災直後に震源深さ分布が一気に浅い震源に集中。近年で浅い震源が減って元の深さ分布に戻りつつ...
  • 包絡線による地震解析(和歌山県南部周辺)
    [地震解析]和歌山県南部周辺での最大の地震は1950年4月でのM6.5。ピーク・底値の包絡線は共に右下がり傾向。下図は近年の抜粋。ピークの包絡線は2008年頃まで右上がり傾向、以降でほぼ横ばい傾向。底値の包絡線は右下がり傾向。今後、パターン変化の可能性。当面、最大でM4前後の見込み。[2/20更新]グラフ更新。2016年11月のM5.4より以降でピークの包絡線は横這い傾向が続いている。底値の包絡線は全体的...
  • マグネチュード積算図(和歌山県南部周辺)
    [地震解析]和歌山県南部周辺での最大のピークは1948年6月のM4.9時。ごく浅い地震(赤)が最も多く、1/4以上を占める。1978年~2002年の約24年の静穏期間があり、その直後から現在まで約21年の静穏期間が継続中。1994年頃から地震発生頻度増加している。[2/20更新]グラフ更新。大きな変化なし。ごく浅い地震(赤)の静穏期間は2002年以降で継続中。 (地震解析 積算図 近畿 和歌山)...
  • 包絡線による地震解析(宮城県沖周辺)
    [地震解析]宮城県沖周辺での最大値は1978年の宮城県沖地震M7.4。M7台は全部で7回発生しており、そのうち3回は2000年以降。東日本大震災以降で頻度増加の状態が続いている。[2/19見直し]グラフ更新。下図は近年の抜粋。ピーク値の包絡線は全体に右下がり傾向、底値の包絡線は右上がり傾向だったが、2021年3月のM6.9および同年5月のM6.8辺りでパターン変化。ピーク値の包絡線はやや右上がり傾向、底値...
  • マグネチュード積算図(宮城県沖周辺)
    [地震解析]宮城県沖周辺での主要なピークは以下の通り。1962年の宮城県北部地震M6.5の近傍ではごく浅い地震(赤)が目立つがその後は100km以浅を主に分散。1978年の宮城県沖地震M7.4を経て2003年5月の宮城県沖地震M7.1直後では70kmが多く、続く同年7月の10km(黄)主体のピークは宮城県北部連続地震(最大M6.4)。以降、10km(黄)、40km(緑)、70km(紫)に分布が偏るよ...
  • 包絡線による地震解析(釧路沖周辺)
    [地震解析]釧路沖周辺での最大の地震は1952年の十勝沖地震M8.2。2003年にも近傍で十勝沖地震M8.0が発生している。翌2004年には釧路沖でも釧路沖地震M7.1が発生している。ビークを結ぶ包絡線はわずかに右下りでほぼ横這い。底値の包絡線も1980年頃まで右下がりだったが、以降で横這いないし右上がりに転化。この変化点はごく浅い地震発生がほぼ止まった時期と一致する。下図は近年の抜粋。ピークの包絡...
  • マグネチュード積算図(釧路沖周辺)
    [地震解析]釧路沖周辺での主要なピークは1952年の十勝沖地震M8.2、1973年の根室半島沖地震M7.9、2003年の十勝沖地震M8.0、翌2004年の釧路沖地震M7.9。ごく浅い地震(赤)は1980年まで発生が続いたが、以降は1994年10月4日の発生のみで、50km(水色)以深の震源が中心となっていた。2020年以降で10km(黄)/20km(橙)の浅い震源が急増。これはM6~M7クラスの大地...
  • 包絡線による地震解析(茨城県南部周辺)
    [地震解析]茨城県南部周辺でのマグネチュードの主なピーク値は1921年の龍ヶ崎地震M6.8、1930年の茨城県北部でのM6.5で、それ以降のビークはM6.0と横ばい。東日本大震災で発生頻度が増加。今後いつか、M6.0あるいはそれ以上の地震の発生が予想される。下図は近年の抜粋で、当面はやや右下がり傾向だが、前述のようにM6程度の地震は今後ありそう。[2/17更新]グラフ更新。2020年4月千葉県北東部のM1....
  • マグネチュード積算図(茨城県南部周辺)
    [地震解析]茨城県南部周辺での主なピークは1923年関東大震災直後のM6.3と東日本大震災直後の余震群(当日の最大はM3.9)後で、主な震源深さが50km(水色)となっている。東日本大震災以降で規模的には横這い以降だが、発生頻度は増加。今後はより浅い方向に震源が次第に推移していくものと思われる。 [2/17更新]グラフ更新。発生傾向は変わらず。やや発生頻度が上昇、規模は変わらず。(地震解析 積算図 関東 ...
  • 包絡線による地震解析(奄美大島近海周辺)…見直し
    [地震解析]奄美大島近海周辺でのこれまでの最大の地震はM6.9で2回発生(1938年6月と1995年10月に奄美大島近海)。1995年の地震は奄美大島近海地震ないし喜界島近海地震と呼ばれ、以降での活動が活発化した状況が継続中。ピークの包絡線はほぼ横ばい傾向。底値の包絡線も1980~2000年頃に右下がり傾向だったが、それ以外はほぼ横ばい傾向。下図は近年の抜粋。ピークの包絡線は右上がり傾向だったが、以...
  • マグネチュード積算図(奄美大島近海周辺)
    [地震解析]奄美大島近海周辺での1995年10月の喜界島近海沖地震M6.9のピーク以降、規模は逓減傾向にあるが依然として活発な地震活動が続いているため、それ以前は詳細(M等)不明の地震が大半だったが、以降では20km(橙)~50km(水色)が大半に変化。頻度も増加して、より活発な地震活動が続いているため、要警戒。[2/16更新]グラフ更新。活発な活動が継続中だが、特に大きな変化は見られない。(地震解析 積算図 ...
  • 包絡線による地震解析(北海道東方沖周辺)
    [地震解析]北海道東方沖周辺での最大の地震は1994年10月の北海道東方沖地震M8.2。ピークの包絡線はやや右上がり傾向。底値の包絡線は右下がり傾向。発生頻度は1968年頃からやや増加。下図は近年の抜粋。ピークの包絡線は右下がり傾向。底値の包絡線は右上がり傾向。両包絡線の収束傾向が続いているが、当面、最大でM6前後の可能性あり。[2/15更新]グラフ更新。2022年以降でピーク・底値の包絡線間で収束が続い...
  • マグネチュード積算図(北海道東方沖周辺)
    [地震解析]北海道東方沖周辺での最大のピークは1994年10月の北海道東方沖地震M8.2時。次いでのピークは1969年8月の北海道東方沖地震M7.8時。3番目のピークは1973年6月根室半島南東沖での根室半島沖地震M7.1時。震源深さは1位・2位が40km(緑)・50km(水色)で各々全体の2割弱で、次いでごく浅い震源(赤)と続く。地震活動は活発で1970年以降では平均すると1月に1度くらいで発生が...

プロフィール

山水景月

素人ながら気象庁データを元に地震解析を日々行っており、ご参照いただければと思います。プララでのホームページ「滝の素人写真展/地震の素人写真展」は既に解約済みで来年3月には見れなくなると思われます。