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東経北緯推移による地震解析(父島周辺)

[11/30更新][地震解析]グラフ見直し・更新。父島周辺でのごく浅い震源の最長の静穏期間は1944年4月~1974年11月のうち、1944年~1968年は米軍占領下にあったため、気象庁のデータもない模様。以降での最長静穏期間は1999年9月~2005年12月の約6年間、2006年9月~2010年12月の約4年間と順位は続くが、東日本大震災の約3ヶ月前までこれら2つの長い静穏期間がほぼ連続している。2010年12月の静穏期間の終わりは同日に発生したM7.8の余震として発生したごく浅い震源の地震であり、このM7.8がこのエリアの最大地震となっている。また、これらの静穏期間前後で東経北緯推移の変動が大きくなっている。
このエリアではM6越えは19回、M7越えは3回発生。M7越えのうち、1968年10月のM7.3と1970年5月のM7.1はいずれも震源深さが350km以深の深発地震で、残る1回は前述の2010年のM7.8で震源深さは10km。その後は全体的に震源分布が南東側にシフトしており、近年、震源の東経北緯レンジは急激に狭まりつつあることから地震エネルギーが蓄積した状態と見られるため、近年中にM6を越える地震の可能性あり。
地震解析 小笠原父島東経推移d00_241001父島北緯推移d00_241001
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プロフィール

山水景月

素人ながら気象庁データを元に地震解析を日々行っており、ご参照いただければと思います。プララでのホームページ「滝の素人写真展/地震の素人写真展」は既に解約済みで来年3月には見れなくなると思われます。