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地震解析]
長野県北部周辺での最大のピークは2011年3月の東日本大震災翌日の栄村付近を震源とするM6.7時。しかし、実際には1965年に始まった松代群発地震の方が1966年4月のピークには1日だけで585回もの有感地震を記録しており、こちらの方が積算値が大きいのではないかと思われる。震源深さはこの松代群発地震での詳細不明が大半を占め、ごく浅い震源(赤)とみなすと95%を占める。震源深さ10km(黄)も加えるとほぼ100%となる。松代群発地震の発生は1966年~1972年を中心とするが、その後も発生は続いており、少しずつ発生頻度が下がったものの東日本大震災で再び増加。未だに比較的地震の発生頻度は高め。
[11/29更新]グラフ見直し・更新。年間地震回数は2022年・2023年共に21回。今年(11月27日次点)で14回とやや少なめの見込みで、1月最初の5回は新潟県上中越沖での地震で能登半島地震の影響と見られる。積算値ピークは2014年のM6.7時以降、右下がり傾向だが、ごく浅い震源の地震は能登半島地震の影響でのピークもあり、地震活動は活発な状況が続いている。 (
地震解析 積算図 中部 長野)
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