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しばやんの日々

万葉集で桜を詠った作品が少ないのはなぜか

桜が楽しめそうな季節が近づいてきたが、最初に万葉集に桜を詠んだ歌を紹介しよう。 「見渡せば 春日の野辺に 霞立ち      咲きにほへるは 桜花かも」 巻10の1872 作者未詳 「桜花 今ぞ盛りと人は言へど      我は寂しも 君としあらねば」 巻18の4074 大友池主【吉野の桜】万葉集で桜が題材になっている歌は41あるのだそうだが、群馬県立女子大の北川和秀教授の集計によると、万葉集で一番多く詠われている植物...