Welcome to my blog

しばやんの日々

日露戦争の頃から日本軍に好意を示した韓国民衆がかなり存在した

前回の記事で、わが国が日清戦争で勝利して清国勢力を朝鮮半島から追い出すと、今度はロシアが介入してきたのでわが国は日露戦争を戦って勝利し、ロシア勢力を朝鮮半島から排除したことを書いた。わが国は韓国を近代化させるために保護国化したのだが、その点について、アメリカやイギリスは干渉しなかったことは重要なポイントである。もしこのような大国の干渉があれば、今までと同様にこの国は強いと思った国に靡いていたことで...

日露戦争後に朝鮮半島を訪れた荒川五郎の『最近朝鮮事情』を読む

前回の記事で、この時期に朝鮮半島を訪れたイザベラ・バードが、この国には内部からみずからを改革する能力がなく、外部からの改革が必要であると書いたことや、米国も英国も日露戦争の後で韓国に関与するつもりはなく、日本が保護国とすることを希望していたことを書いた。ではこの時期に朝鮮半島を訪れた日本人の記録はないのだろうかと思って探してみると、当時衆議院議員であった荒川五郎氏が朝鮮半島を訪れてレポートした、『...

伊那市の古い寺社と、250年以上続いた中尾歌舞伎のこと

久しぶりに信州に行きたくなって、先日伊那方面を旅行してきた。早朝に自宅を出て、約4時間で最初の訪問地である仲仙寺(ちゅうせんじ:長野県伊那市西箕輪羽広3052 ☎0265-73-5472)に到着した。仲仙寺は平安時代に慈覚大師によって創建されたと伝わる天台宗の名刹で、伊那路と木曽路とを結ぶ峠の麓にある。古くから「馬の観音様」として有名で、昔は田植えが終わる6月ごろに諏訪・木曽・飯田方面から多くの参拝客が愛馬を連れて訪...

ヒカリゴケが群生する光前寺から飯島陣屋跡、西岸寺を訪ねて

熱田神社から31kmほど走って、次の目的地である光前寺(こうぜんじ:駒ヶ根市赤穂29 ☎0265-83-2736)に向かう。光前寺は、平安時代の貞観2年(860)に本聖(ほんじょう)上人が開山したとされる天台宗の寺で、広大な境内の全域が国の名勝に指定されている。仁王門を過ぎると長い参道が続き、参道に沿って林立する杉並木の大きさがこの寺の歴史と風格を感じさせてくれる。上の画像は嘉永元年(1848)に再建された三門で、十六羅漢が祀られ...