ゾンプラのおっさんホイホイについて
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この3作品はあまりにも一部世代に対してブッ刺さるのであった。

 戦闘メカザブングル
 ガンダム人気さめやらぬ中、名古屋TV土曜日五時半にさっそうと登場のザブングルである。
 西部劇に未来少年コナン的アクションをフィーチャーし、SFどんでん返しを引っ提げて富野由悠季が返ってきた。

 ザブングルのプラモデルの塗装指示書には『ウォーカーマシンには決まったカラーリングはありません。自由に塗りましょう』的なことが書いてある。(この世界では、ロボットはウォーカーマシンという)

 自由、フリーダム、オリジナルロボ、スコップやツルハシの似合うメカニクス。
 砂塵を舞う荒野を、ハンドル駆動のロボットががっきょんがっきょん殴る蹴るで戦う。
 コクピットの後ろには簡易ベッドがついている。

 男の子の夢とロマンと願望のほとんどが詰まってる。(足りないのは美女ぐらいだが、一応美女2名ということになっている)

 大河原メカ、出渕メカ、湖川メカ(+キャラ)と、メカ的にも大変ぐっとくる。
 変形バンクも素晴らしい。

 物語もちゃんと起承転結がついてて良い。(今見るとグダグダだが;)



聖戦士ダンバイン
 宮武一貴によるダンバインのデザインは、ダンバインの前にダンバイン無く、ダンバインのあとにダンバイ無しの、素晴らしい突然変異的デザインである。
 昆虫マント空中チャンバラというまったくよくわからないメカアクション+西洋ファンタジー世界転生ドラマ。
 しかも、異世界から異世界メカとセットで東京上空に帰ってくるおまけつき。

 これも、OPナレーションに始まりOPナレーションに帰るという、なんとなくちゃんとドラマをまとめたような雰囲気を醸し出して綺麗な決着。
 この頃のサンライズアニメはアドリブながらちゃんときれいにケリがつくのですごい。



重戦機エルガイム
 ファイブスターで有名なところの、永野護メカが一躍脚光を浴びたのはここから。
 ムーバブルフレーム、軟質素材、非金属装甲。ケーブル接続のパワーランチャーに、ベースのように低く構えるバスターランチャー(ケーブル3本使用)。
 フクラハギを開閉させ、中のメカをちら見せさせるなど、こんなもんメカフェチコロリに決まっている。

 あんまりお話は面白かった記憶もなく、メカしか記憶に残ってないが、べつにそれで十分なのだ。
 序盤の話で、トレーラーに収納されたパワーランチャーを取り戻り装着する時わざわざクルッと回してから装着するのである。
 なんという、よくわかった殺陣。見事に過ぎる。
 お話は記憶にない(くどい)




 このころの土曜日五時半サンライズアニメは。
 世界観を表すOPとエンディングに乗せて、毎回目新しいメカと世界観を開陳し、その都度男の子は悶えていたわけである。

 惜しむらくはこの素晴らしさは、当時でしか味わえなかったであろうことだ。今見て同じ感動を得るのは難しいであろう。

 ただ、当時を知る人は、身もだえする何かを思い出すと思う。


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