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一般的にジョン・ウィリアムズの作品がクラシック音楽と見なされないのは何故ですか? ホルストの惑星がクラシック音楽なら、ジョン・ウィリアムズもクラシック音楽になると思うのですが? 映画音楽というならショスタコーヴィチやシュニトケなども数多くの映画音楽を書いています。

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回答(5件)

武満徹や池辺晋一郎も映画やテレビドラマの音楽をたくさん書いていて、それはノヴェンバー・ステップスや交響曲などとは別枠で語られています。 ジョン・ウィリアムズも映画とは関係ない純粋に音楽的な動機で作曲した作品があるなら、まあ曲のタイプにもよるでしょうがクラシックと呼ばれる可能性はあるでしょう。 指揮者として仕事をしたレナード・バーンスタインが作曲家でもあったことはよく知られていますが、代表作のウェストサイド物語をクラシックと呼ぶ人はいません。 太陽がいっぱい、道、ロミオとジュリエットなどの映画音楽で知られるイタリアの作曲家ニーノ・ロータは映画とは関係ない作品も書いていて、イ・ムジチが演奏したCDを持ってます。完全にクラシック枠です。 いかにもな甘美なサウンドの音楽で、いわゆる現代音楽ではありません。 ただし、他の曲をお目当てで買ったら入ってただけで、へぇ、こんなのもあるのね、みたいな。 同じようにすれば同じような扱いを受ける可能性はあります。 クラシックかそうではないかの区別は作曲された動機、つまりインスピレーションを自分で生んだか外から与えられたかによっているようです。 つまり、誰が書いたか?ではなくて何を書いたか?みたいな。 バッハの受難曲は福音書から、オペラは台本から、とも言えるのでそうとも言い切れないと言えば言えますが。 当方はバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの音楽をこよなく愛する者です。ホルスト、ジョン・ウィリアムズ、ショスタコーヴィチ、シュニトケと言われて思い浮かぶ音楽は皆無です。好きな音楽を好きなように聴いていればいいと思います。クラシックであろうとなかろうと、です。

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「クラシック」には様式・書式を指す以上に「古典」の意味合いが濃厚です モーツァルトやベートーヴェンの音楽も、発表当初は「コンテンポラリー・ミュージック」であり「クラシック音楽」とは見なされなかったはずです ジョン・ウィリアムズの音楽も時代を経ることで「古典」となる可能性はあります

ジョン・ウィリアムズの作品が「クラシック音楽」と一般に見なされない理由は、音楽そのものの質の問題というよりも、分類や文脈の違いにあります。クラシック音楽という言葉は本来「ベートーヴェンやブラームスらが活躍した18~19世紀の伝統的な芸術音楽」を指す学術的用語ですが、現代では「芸術性を第一義とする書き譜された音楽」という広義の意味でも使われます。ホルストの「惑星」は、確かに映画音楽的な響きや後世の映画音楽に直結する影響を持っていますが、彼自身はコンサートホールで演奏される独立した管弦楽作品として書いており、映画や舞台の伴奏用ではありません。対してジョン・ウィリアムズは、主として映画というメディアに奉仕する形で作曲しているため、作品の初演形態が「スクリーン上の映像に付随する音楽」となることから「映画音楽」というジャンルにラベリングされがちです。とはいえ、ショスタコーヴィチやシュニトケが映画音楽を書いてもクラシック作曲家と呼ばれるのは、彼らの評価の軸が交響曲や弦楽四重奏といった純粋に独立した芸術音楽作品に置かれているためであり、映画音楽はその「副業」とみなされやすいのです。一方、ジョン・ウィリアムズは映画音楽で圧倒的な評価と人気を得たために、その活動全体が「映画」というジャンルに回収され、クラシックの側に十分に取り込まれていないのです。実際には彼の音楽はシンフォニックで高度な書法を持ち、ホルストやコルンゴルトなどの伝統を継いでおり、コンサート作品も存在しますから、狭義のクラシックの定義にこだわらなければ「現代クラシック」と見なすことも可能です。要するに、ジョン・ウィリアムズがクラシックと呼ばれにくいのは音楽的水準の低さではなく、「主な活動の場が映画である」という社会的な文脈と分類の問題にすぎないのです。

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ジョン・ウィリアムズは、映画音楽の他にクラシック分野の曲を多数作曲しており、こちらがクラシック音楽となります。 https://www.youtube.com/watch?v=Wae4itCBxWg&list=RDWae4itCBxWg&start_radio=1

あと300年くらい待ってください 「エジプト文明展」なんかにいくと 2000年3000年単位のものがまとめて「同じカテゴリー」のように紹介されていますが、 あれ、本当は全然別のものだったんじゃないかな? と思いますが、まとめてエジプト文明展。。。 あと300年くらいたてば そういう扱い方になっているかもしれない