回答(6件)

京増さんはフォルテの音色にかなり問題がありましたので予選通過できないのは当然だと思います。フォルテで弾くときに「この人、怒ってるのかな?」という雰囲気が出てしまうんです。その理由は奏法にあります。動画を見ているとわかるんですけど、フォルテで弾く瞬間に力みが入って、脇をぐっとしめて上体を緊張させてガン!と弾いてしまう癖があります。筋力がない子供や女性はこういう弾き方をしても、筋力のなさゆえに靭やかさを残せるところがありますが、大人の男性がこの弾き方をしたらフォルテは固くて伸びのない音色になってしまいます。先生から注意されないのが不思議な弾き方ですね。 ワルツが特に問題がありました。全体的にフォルテが乱暴で耳障りな演奏を繰り広げたので、ここで落ちたなと思いました。フォルテ以外はものすごく丁寧に音色を作り上げて演奏していて感心するんですよ。なのでフォルテの音の拙さが構成感やバランスを阻害する要因になってしまったのが残念でした。 フォルテの弾き方に問題がある人はほとんど予備予選の段階で落ちていますが、京増さんはフォルテ以外はとても質が高い演奏をする人なので審査員も期待して予備予選を通過させたと推測します。 なお藝大は昔からこのタイプの「怒っているようなフォルテで演奏する人」がいる学校だと思います。自分は他にも似たような演奏をする藝大卒の方を複数知ってます。「あの人の演奏ってうまいんだろうけど、怒ってるみたいに聞こえるから苦手なの。マエカワさんも今度聞いて評価を教えて」と言われたことが一度や二度ではないんです。

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演奏家は別に普段はショパンしか弾かないというわけじゃないからね、しかも外国人のするような評価でしょ。

私も同感です。今回日本人2次通過者のうち名前は 書きませんが1名、え、この方通過したの?という人がいました。こんなこともありますからね。

日本音楽コンクールの優勝者ぐらいでも 予備予選で落ちることがあります。 全員がそうではありませんが、 ショパンコンクールに出るような人は、 日本の大学ではなく 高校を出るか、その前から海外に留学している人が多いです。 少なくとも東京藝術大学の主席だからといって十分条件ではありません。

通過すると私はおもいましたが。 ピアノが悪かったんだと思います。 日本人の中ではピカイチでした。 まさかです。 今回は、ネチョネチョ系、チャイコフスキー型の演奏が高評価だった気がします。