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交響曲を演奏するオーケストラを見ていると、チェロが6人だったり10人だったり、バイオリンがやけに少なくてコントラバスが多かったり、場合によっていろいろ数に違いがあります。管楽器なんかもそうです。 曲目によってそれぞれの数に違いがあるのでしょうか? 指揮者の指定に寄ったりするのでしょうか? それとも、単に楽団の都合で人数がきまるのでしょうか? 知識のある方教えて下さい。
クラシック | 管弦楽、オーケストラ・131閲覧・50
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指揮者の解釈でんな。弦楽器が好きな指揮者、打楽器が好きな指揮者、金管が好きな指揮者。いろいろおるよ。当然ながら作曲者、楽譜を意向をくみ取っての変更だが、これにより「好きな演奏」「嫌いな演奏」に分かれる楽曲も多いでんな。それもクラシック音楽の楽しみですな。
大体こんな感じです。 https://music-haniho.com/orchestra%EF%BD%B0formation/ 曲による編成は、 https://horn.philharmonic.jp/henseihyo/ 指揮者によって管楽器を2倍にする「倍管」がありますからそれに応じて弦楽器の数も増やします。
現代のオーケストラにおいては、管楽器、打楽器、ハープや鍵盤楽器等は原則「1つのパートにつき1人」で演奏することになっています。 たとえば、フルートに第1、第2、第3の3つのパートがあったとすれば、各1人ずつの計3人で演奏します。オーボエ以下、他の楽器でも同じです。 パートの数は、作曲者がスコアにどの楽器をいくつ書いたかで決定し、曲によって異なります。大まかに、古い時代のものほど楽器の種類やパート数が少なく、時代が下るほど増えていく傾向にありますが、例外もたくさんあります。 よく、オーケストラの規模を表す用語で、フルートからファゴットまでの木管楽器がだいたい何パートずつあるかを指して「○管編成」という言い方をします。各3パートずつの曲であれば「3管編成(さんかんへんせい)」となります。 そのようなわけで、管楽器などの人数は、同じ曲であれば基本的にどこのオーケストラでも変わりません。場合によって人数を増やす(1パートに2人を割り当てる)ことはあっても、減らすと欠員が出てしまうのでできないわけです。 ですから、弦楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)の人数は、それら管楽器や、協奏曲の場合はソリストも含め、全体の音量のバランスを取りやすいように決めていきます。 (管楽器などを含まない弦楽合奏の場合、人数の決め方は「その作曲家の(管楽器を含む)オーケストラ作品で必要になるのと同じくらい」が1つの目安になります。) ただし、特に後期ロマン派以降の作品では、弦楽器各パートの中で更に細分化された複数のパートを持っていることがしばしばあり、最も入り組んだ箇所で必要となる人数から逆算して全体の人数を決めることも多いです。 大枠としては、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスと、低音のパートにいくごとに2人ずつ減らすという原則があります。例えば第1ヴァイオリンが14人であれば第2ヴァイオリンは12人、以下同様にヴィオラ10、チェロ8、コントラバス6となります。これを端的に表す「14-12-10-8-6」のような記法もよく使われています。 ただし、各パート1~2人程度を増減する微調整は日常的に行われていて、前述の例でいえばコントラバスを1人増やして「14-12-10-8-7」にしてみたり、第1ヴァイオリンを2人減らして「12-12-10-8-6」にしてみたり、いろいろな変則パターンがあります。 弦楽器の人数は、作曲者が指定していることもたまにありますが、基本的には指揮者が都度判断しています。 予算や演奏スペース等の都合で少人数でやらなければならない場合も、そうした事情を加味した上で指揮者が最終的な決定を下します。 1回の演奏会のプログラムの中に、必要となる弦楽器の人数が異なる曲が並んでいる場合、最大人数のまますべての曲を演奏する場合もあれば、各曲の規模に合わせて適宜奏者を減らす場合もあります。それも指揮者の判断になります。 なお、管楽器の「○管編成」と同様、オーケストラの規模を表す用語で、第1ヴァイオリンの人数をとって「○型」という言い方があります。前述の14人であれば「14型」になります。 「2管12型」のように組み合わせて使えば、オーケストラ全体の人数を簡潔かつ正確に表すことが可能です。
交響曲の発展史と関係があります。 最初期の交響曲は13人くらいのオケが標準でした。すなわち、第1ヴァイオリン2,第2バイオリン2,ビオラ2, バス3(チェロ、コントラバス、ファゴット各1), オーボエ2,ホルン2 というのが基本中の基本です。 さらにファゴットがバスから独立し、フルート1が加わり、曲によってはさらにトランペット2とティンパニが入る編成の曲が書かれる頃には弦の各パートが4人から6人くらいに増え、18世紀の終わり頃にはクラリネット2が加わり古典的2管編成が標準になるとオケの規模は30~40人くらいになります。それ以降の時代では、加わる管楽器等の種類が増え(ベートーベンは5,6,9番でトロンボーン2~3を交響曲に初めて加え、後の時代の作曲家は管や打楽器の新顔を加えていきます)、大きなホールで多数の観客相手の演奏が当たり前になると管の各パートを2人(以上)で演奏するコンサートも行われるようになり弦の人数もそれに合わせて増えて今に至っています。
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