なぜ筋トレとアルコール飲料は相性良くないのですか？

そもそもアルコール自体が人体に対しで毒なので 筋トレ以外でも体にいい影響は皆無と言っていいでしょうね。

アルコールの分解に大量の栄養素を取られてしまうためです。アルコールは毒物なのでこの分解の方が筋肉の再合成に優先してしまいます。 筋トレした後の肉体は、筋肉の再合成に大量の水、アミノ酸、糖質、ビタミンを必要としています。そしてそれをバックグラウンドで助けているのが肝臓、膵臓、腎臓。それから脳下垂体や睡眠中枢です。 そこにアルコールがキマると肝臓は自己防衛的に糖質を自らに溜め込もうとします。そして腎臓はせっせとアルコール排出のために水分を外へ掻い出してしまいますから筋肉が欲する水が不足。 アルコール代謝にはアミノ酸とビタミンが使われます。 そして、代謝物のアセトアルデヒドは強い覚醒物質です。睡眠が浅くなります。それで成長ホルモンが出にくくなり、回復が遅れるようになります。 さらにアルコールは筋肉の再合成現場でもこれを直接邪魔する性質があります。

アルコールを摂取することで ・睡眠の質の低下 ・炎症反応の増加 ・利尿作用による脱水 ・ホルモンバランスの変化 ・インスリン感受性の低下 など これらが筋肥大に悪影響を与えている可能性があると言われています。 ですが男性アスリートを対象にした研究では「運動後にアルコールを摂取する場合、体重1kgあたり約0.5gなら、回復に悪影響を与える可能性が低い」と示しています。 体重70kgの人の場合「アルコール量が35gまでなら回復に悪影響はない」ということです。 体重70kgの場合、ビール缶(350ml)なら2本、ストロング缶(350ml)なら1本、ウイスキー(シングル)なら2~3杯が限度となります。