雑誌「ペントハウス」の米出版社が破綻 負債10億ドル
【ニューヨーク=河内真帆】男性向けグラビア雑誌「ペントハウス」の出版や出会い系サイト運営などを手がける米フレンドファインダー・ネットワークスが17日、債務返済に行き詰まりデラウェア州ウィルミントンの連邦破産裁判所に破産法11条に基づく会社更生手続きを申請した。負債総額は約10億ドル、資産は1000万ドルを切っていた。
更正手続き中は「全事業を通常どおりに継続する」としている。直近4~6月期決算の売上高は前年同期比16%減の6800万ドルで最終損益は1000万ドルの赤字(前年同期は1000万ドルの赤字)だった。
同社は更生手続き申請後に債権団と交渉、3億ドル分の負債を帳消しにすることで合意した。裁判所の合意を待ち、来年1月末までに再建計画に着手する。