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地震解析]
山梨県東部・富士五湖周辺での主なピークは1923年関東大震災時のM6.8時、1976年6月のM5.5時、2012年1月のM5.4時。全体的にごく浅い地震(赤)・震源深さ10km(黄)・震源深さ20km(橙)の浅い震源が目立つ。ごく浅い地震(赤)は関東大震災の1923年から1947年で特に目立つ。地震発生の頻度は東日本大震災の影響もあり、増加した状態が続いている。今後、規模が徐々に増大方向の可能性あり。
ごく浅い地震(赤)は1981年~2004年の約23年間の静謐期間があり、その後、東日本大震災以降で活性化。2006年から再び静謐期間が約18年間継続・更新中。特にごく浅い地震(赤)が発生した場合は要警戒。さらにその震源が富士山近傍である場合はその火山活動の活性化にも要警戒。
[12/17更新]グラフ見直し・更新。東日本大震災のピーク以降、2021年12月の小ピーク位で目立ったピークはなく、右下がり傾向。年間地震回数は東日本大震災以降では直後の2012年を除くと2021年の17回が最多で、今年は既に15回で2番目に多くなっており、地震活動が活発な状態。規模は2022年以降でM4.2以下で推移中だが、今年9月にM4.2が発生している。小康状態だが、今後の変化には要注意。
(
地震解析 積算図 中部 山梨)
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