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東経北緯推移による地震解析(薩摩半島西方沖周辺)

[地震解析]薩摩半島西方沖周辺でのごく浅い震源の最長静穏期間は2000年3月~2003年10月の約3年間。M6を越える地震の発生は7回で、全体での震源深さ100kmを越える深発地震を除くM6を越える地震の発生は5回。1928年6月のM6.6、1997年3月のM6.6、同年5月のM6.4、2015年11月のM7.1、2020年5月のM6.2。
薩摩半島西方沖東経推移d00_241107薩摩半島西方沖北緯推移d00_241107下図は本エリアのごく浅い震源のうち、詳細不明の震源(本サイトではごく浅い震源扱い)のみのグラフ。1926年頃までは特定震源近傍の地震が続き、1928年のM6.6が発生。1986年~1997年3月が当時の最長静穏期間で1997年3月のM6.6直後の余震の詳細不明震源で途切れている。M6.6の2ヶ月後にM6.4が発生。上の東経推移グラフでは1958年以降、震源レンジが徐々に東寄りに集中、その先でM6.6やM6.4が発生。東寄り傾向が続いた後、2015年11月のM7.1が発生。その震源付近の西寄りに余震群が集中、その後、2016年頃に東寄りの熊本県天草・芦北地方で群発傾向、2020年に同じく熊本県天草・芦北地方でM6.2が発生している。
現在、ごく浅い震源の東寄り傾向が分散化しつつある。
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プロフィール

山水景月

素人ながら気象庁データを元に地震解析を日々行っており、ご参照いただければと思います。プララでのホームページ「滝の素人写真展/地震の素人写真展」は既に解約済みで来年3月には見れなくなると思われます。