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「起きていることはすべて正しい」
今日は、勝間和代さんの「起きていることはすべて正しい」という新刊本のご紹介です。私がこのブログを始めたのは、実は勝間さんの著書に影響を受けたことがきっかけで、おかげでたくさんの英語学習者の方々とつながることができました。なので、勝間さんにはとても感謝しています。この本には、英語学習者にとっても役立つ部分が多々あると感じられたので、そうした部分を中心にご紹介します。

この本の中で勝間さんが提唱されているのは、「いま起きていることを否定したり、こうだったらいいなあと夢想するのではなく、起きていることから、何を学び取り、どのように行動すれば、いま一瞬のこの時間を最大に活用できるかを考えよう、そして、そこに対して自分の持っているパーソナル資産を正しく割り当て、使いきり、最大の成果になるように行動を続けよう」ということです。

例えば、英語学習については、こう書かれています。

与えられた機会を最大限に活かしましょう。英語の勉強の場合、ある程度定評のある本を、とりあえず1冊でも2冊でも、その著者が言っていることを愚直にやってみて、結果が出るまでやり続けるということです。少し試してはすぐやめてしまって、また次の本を買うということを繰り返すと、英語の勉強のノウハウが溜まるばかりで、英語のスキルは伸びないことになります。

今でこそ翻訳本を出版されたり、洋書やオーディオブックを多読・多聴されている勝間さんも、かつては英語が苦手だったそうです。地道な努力を続けていたある日、ブレイクスルーを体験されたそうですが、HUMMERさんのように、同じような成功体験を経験されて、英語力が飛躍的に伸びた方も多いと思います。TOEICに関して言えば、私も短期間で1万問を集中して解いたことで、壁を抜けた感じがしました。いろいろな対策本や模試をツマミ食いするのではなく、まずはしっかり公式問題集を解いて音読して単語を覚えて、ぼろぼろになるまで使い込みましょう。「ちいさいことをかさねることが、とんでもないところに行くただひとつの道」(byイチロー)です。

仏教が三毒として明示している、「妬む、怒る、愚痴る」をやめ、「妬まない、怒らない、愚痴らない」という「三毒追放」の行動パターンを作ることです。

これは私も中村天風さんという方の自己啓発書を読んで以来実行して、その効果を実感しています。是非英語学習者の方々にも試していただきたいです。「忙しくて英語の勉強の時間が取れない」「試験会場がよくなかった」「体調が悪かった」「あいつオレよりいい点数取りやがって」「どうせオレはいつまでたっても英語がうまくならない」なんて、妬んだり、怒ったり、愚痴ったりしていませんか? あるいはブログに書いたりしていませんか? それは確実にメンタル面に悪影響を及ぼします。是非普段の生活から三毒を追放しましょう。そうすればTOEICのスコアも英語力も人間力もアップします。え、よくあんたは「モテない」って愚痴ってるじゃないかって、そういう質問をする方は、都合が悪いのでちょっとあっちへ行って公式問題集でもやっててください。

「利他の精神を養う」
自分の努力が他人の喜び、すなわち利他につながって、自分がまたそれでうれしくなるような繰り返しが、最も心が強くなります。メンタル筋力は自分で高めるというよりは、他人に感謝されることで最も効率的に高まると思っています。


この部分は私もとても参考になりました。できる限りTOEICの問題や解答を記憶して公開したり、自分で分かる範囲でご質問にお答えしたり、よいと思う本をお勧めしたり、といったことを通じて、普段このブログを読んでいただいている方々の少しでもお役に立てれば、それが結果として自分のためになるのですから、今後もこの精神を忘れず、ブログをマイペースで更新しようと思います。

と、長々と書いてきましたが、この本、自己啓発書が苦手な方の最初のとっかかりの一冊としてもお勧めです。この本を足がかりにして、自分に合いそうな部分を取り入れ、実践し、本の中で紹介されている本やオーディオブックに触れてみることで、新しい自分を発見できるのではと思います。自己啓発にこれから取り組んでみようかな、と思っている方々にとっては、羅針盤的な一冊だと思います。

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