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9月公開テスト感想
本日の公開テストを受験された皆さん、お疲れ様でした。以下、個人的な受験記です。

会場は、東京学芸大学の小金井キャンパスでした。国分寺駅の北口は、再開発でずいぶん雰囲気が変わりつつありますね。僕は20代の頃、国分寺で数年間暮らしたことがあります。一戸建ての二階を間借りしていました。ある日、帰宅すると、一階に住んでいる大家さんが、僕が朝干した洗濯物を取り込んでいてくれたことがありました。夕立があったので、気をきかせてくれたんです。そういうのどかな雰囲気が好きで、しばらく住んでいました。

当時を思い出しつつ、歩いて15分ほどで、緑豊かなキャンパスへ。受付を済ませ、マークシートに必要事項を記入したら、いつも通り部屋の外に出て軽く体操。12時半に部屋の中に入ると、異常に冷房が効いています。用心のため長袖のシャツを着ていってよかったです(長袖でも寒かった)。

試験全体の難易度としては、リスニングがやや難、リーディングは普通といった印象です。以下パート別の感想です。

Part1 やや易。私が受けたフォームは、難問がありませんでした。
Part2 やや難 新形式になって問題数が減ってから、易問が減少したように感じます。今日も途中からレベルがぐんと上がりました。誤答の選択肢が巧みに作られているので、特に初中級者の方は、二択までは絞れても、確信を持って正解を選び辛かったと思います。
Part3 やや難 「三人の会話」+「意図問題」のコンボが初登場。いきなり最初のセットが三人の会話だったので、出鼻をくじかれた方もいるかもしれません
Part4 普通 有名人が企業CMに登場するというトークが目新しかったですね。グラフィック問題は標準的でした。難易度的には普通だったと思います。
Part5 やや難 使われている語彙は易しいのに、高得点者も悩むような問題がいくつか出題されていました。さすがETS。解いていて、とても感心しました。
Part6 やや易 特に難しい問題はなかったと思います。文挿入も易しめでした。
Part7 普通 前回と比べてかなり易しく感じました。10分前に解き終わったので、標準レベルだったと思います。

試験後、会場を出たところで、TOEICerのJunさんと遭遇。試験を振り返りつつ、駅までお話ししました。互いに990点だとよいのですが。Junさんと駅で別れた後、カフェで問題の思い出し作業。疲れた頭から記憶を絞り出します。しんどい作業ですが、この積み重ねが、著書や授業の質を上げるのだと自分に言い聞かせています(まあ半分好きでやってますが)。今日も、金フレ改定版に入れるかどうか、要検討の単語が2、3ありました。

ではでは、受験された皆さん、お疲れ様でした。今日はゆっくり疲れを癒して、明日からまた、次の試験に向けて頑張りましょう。

参考にして頂けた部分がありましたら、下のバナーをクリック頂けると嬉しいです。

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第213回TOEIC神社
皆さん、2カ月ぶりの公開テストですが、勉強の進み具合はいかがでしょうか。新形式になって4回目の公開テストが日曜日に開催されます。この公開テストにかける皆さんの思いを以下のテンプレートを使って示し、是非テストに向けて気持ちを高めていただければと思います。

【お名前】
【今回の目標スコア】
【過去最高点】
【コメント】

記入例
【お名前】国際花子
【今回の目標スコア】 900
【過去最高点】 850
【ひとこと】900取って会社から報奨金をGetします!

上記のようなコメントを書いた後、それぞれの思いを込めた気合の掛け声と共に下にあるTOEIC神社バナーをクリックしてください。目標スコアを達成したご自身の成功イメージを頭に描いてクリックするとよいかもしれません。

PS:2カ月ぶりの公開テストなので、期待や不安が入り混じった気持ちになりますよね。それは僕でも同じです。まあ不安に思っても仕方ないので、とにかく目の前の試験で実力を出し切ることだけを考えましょう。結果は後でついてきます。なるようになるでしょう(←超適当)。

↓ベストスコアを祈願するTOEIC神社です。祈願の鐘を鳴らしてください。
金フレ最新情報
久しぶりの更新です。「金フレ」の改訂版は、来年1月発売予定です。今のところ作業は予定通り進んでいます。改定にあたり、この数か月間、以下の作業を行っています。

1. 日韓の公開テストで出題された単語の整理
毎回受験後に書き留めているメモを頼りに、「金フレ」が発売になった2012年3月以降、日本の公開テストで新たに出題された単語を整理しています。韓国で出題された単語は、試験後に、現地の講師や専門校のウェブサイト等で情報を収集し、最新の韓流ベストセラー本を購入して情報を補足しています。

2. 日韓の公式教材に出て来る単語の整理
日韓の公式教材に掲載されている単語を語彙分析ソフトにかけ、「TOEICに出る単語」を「出る順」に整理しています。来月には新しい公式問題集が出ますので、既発売の韓国の公式教材と内容が異なるようなら(その可能性は低いと思いますが)、これも追加データとして反映させます。

3. 国内外の基本語彙リストの確認
GSL, Oxford, Longman, VOAといった主要な基本語彙リストを確認し、ネイティブがどういう単語を重要視しているかの参考にしています。TOEICの公式教材での登場頻度は低くても、こうした語彙リストに掲載されている単語は掲載候補にします(今後出題される可能性があるため)。また、JACETやSVLといった国内の語彙リストを確認し、単語の難易度の参考にし、見出し語の並び順に反映させています。

4. 日韓の主要なTOEIC単語本の確認
TOEICを毎回受験して研究している著者の単語本(たとえば、最近出たばかりの「単語特急 新形式対応」)を参考にしています。自分では気づかなかった意外な発見もありますし、視野を広げるという意味でも大切な作業です。

5. 現行版の加筆・修正
見出し語やフレーズの差替え・修正や、単語の並び順の変更はもちろん、必要であれば、細部まで加筆、修正、削除といった作業を行っています。たとえば、liaison(連絡係)の解説中の「リア・ディゾン」はさすがに古いので修正が必要だな、とか、「TEXがうざすぎ」という指摘が複数あったので、一部のTEXをIやMr. Katoに変更して「TEX率」を下げるとか(すみません。しょうもない例で)。

6. コンテンツの追加
新形式になり、同義語問題が増加傾向にあるので(今度どうなるかはわかりませんが)、対策として、多義語を大幅に増やしています。また、「金フレ」以前のレベルの基本頻出単語を、ゼロ章として別枠で盛り込む予定です。読者の要望の多かった発音記号も、盛り込む方向で調整中です(「金フレ」の長所の一つである「見やすさ」を損なうことなく、今のフォーマットに発音記号を入れ込むのは、実はそれほど簡単な作業ではないんです)。

現時点で、1000の見出し語(数は変わりません)のうち、200語以上を変更し、100以上のフレーズを修正しました。単語の並び順もすべて見直し、解説も大幅に加筆修正しています。見出し語・フレーズ・解説とも、今と全く変わらない単語は3割程度になりそうです。単語の並び順も一新したので、まったく異なる単語集のように見えるかもしれません。

単語集の全面改定は、かなり気が遠くなる作業です。休日に作業に集中していると、あっという間に何時間も過ぎてしまいます。「でる1000」の時もそうでしたが、きっと作業が終わったらカラッポです。すべてを出し切って何も残らないでしょう。これから発売まで、まだまだ作業は続きますが、読者の皆様の期待を裏切らないよう、少なくとも、著者である私自身が納得のいく一冊に仕上げます。

原稿段階でのデータ画像です(今後変更になる可能性もあります)。赤字部分が修正箇所です。解説の「ママ」というのは専門用語で、「現状ママ(変更なし)」という意味です。

図1


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