おめでとう! これはテニスファンなら誰もが驚く快挙です。今日は全国のテニスコート上は、この話題で持ち切りでしょう。この後も勝ち進んでセンセーションを巻き起こしてほしいですね。
さて、今日は、TOEIC対策の番外編です。
まずは、これは絶対やった方がいいと思うのが、試験前の糖分補給です。
TOEICは2時間の長丁場で、かなり脳が疲れます。詳しいことは私も分かりませんが、糖分補給することでかなりこの疲れが緩和されるそうです。
ちなみに、同時通訳者にはチョコが必須アイテムなんです。
http://www.ten-nine.co.jp/hc/mariko/index02.php#ma08
なので、まず、試験当日は、すぐにエネルギーに変わる炭水化物を中心の食事をして、家を出る前にオレンジジュースなどで糖分補給をしておきます。そしてとどめは、試験直前の休憩時のキットカットです。試験後半に疲れが出る方には特にお勧めです。
もちろん、試験前日に十分な睡眠をとるべきなのは言うまでもありません。試験当日は、私の場合は、日本語→英語にスイッチを切り替えるため、やりすぎない程度(公式のパート1・2を一回程度)の英語を聞いて、ウォーミングアップをしておきます。そうすることでスムーズに試験に入っていける気がします。
あとは、リラックスすることでし。イライラしないことですね。冷房がうるさいとか、席が一番後ろでCDが聞きづらいとか、いろんな思ってもみなかった事態が当日起きたりしますが、それに一喜一憂しないようにしたいですね。私の場合、6月のTOEICで、目の前の席の人が熟睡し、寝息でリーディングに集中しづらい状況だったのですが、「まあ、仕方ない」と割り切って、何とか乗り切りました。「いい加減にしろよ」「寝るんだったら退室しろよ」などとずっといらいらしていたら、満点が取れなかったかもしれませんね。まあ、人間なので、ちょっといらっとはしましたけどね。
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こういう詳細な分析や、毎回いろんな実験をしている熱意には脱帽です。私などはよんでいると頭がくらくらしてしまいます。
この分析によると、7月のTOEICでは、恐らく、1問間違えるとリーディングは満点ではなかったようです。前田さんは2問間違いで475だったとか。読んでいて冷汗が流れました(笑) 6月のTOEICでは、私のリーディングのアビリティメジャードは、100・93・97・100で、2-3問間違えたはずです。なのに満点でした。回や問題形式によってもずいぶん違うんですね。
9月は何問か間違えても満点になる問題形式がいいなあ。なんて書いていると、きっと厳しい問題形式になったりするんですよね。そんなことを期待せず、自力で満点目指さなければ。
この本は、正確には、「Tactics for TOEIC Listening and Reading Test」という本で、Oxford University Pressから出版されています。TOEICの参考書に詳しい方なら知っているかもしれませんが、公式問題集以外では唯一、新テストに対応したETS公認の参考書です。日本では大型書店やアマゾンで購入可能です(今日現在、なぜかTOEICの公式HPでの販売が終了し、アマゾンでも3-5週間後の発送となっています。在庫販売後、改定版でも出るのでしょうか)。
内容物は、http://www.toeic.or.jp/toeic/tools/tools_05.html に詳細が出ていますが、
参考書1冊(約200P。全7パート×4回計28ユニット)
参考書のトランスクリプト・解答1冊
模試2回分(ETS制作)
CD4枚(参考書対応2枚+模試用2枚)
です。CD4枚が無駄に大きい段ボールの入れ物に入っているのと、参考書の紙が厚手なので、かなりの分厚さです。価格は洋書扱いなので店によって違うと思いますが、5000円台と高価です。値段が値段ですし、Grant Trewという聞いたことのない著者だし、全部英語だし、私も買うのをちょっと躊躇しました。
使ってみた感想としては、やってみる価値はありますが、適正価格は¥5000以下だと思います。
参考書は使いづらいです。「ETSはちゃんと校正したのか」と言いたくなるくらい解答の基本的な誤植が多い(正答がAなのにBになってる)とか、CDのトラック番号が参考書に書かれていないとか、どの部分がCDに入っているのかが分かりづらいとか、つくりが雑で不親切で、使っていてストレスを感じます。この参考書を使うと、いかに日本の教材がユーザーのことを考えて作られているかがよくわかります。外車と日本車の違いと同じです。
また、他の本にはない特別な「Tactics」も書かれていません。「直前の技術」等の日本語の参考書の方がはるかに優れています。なので、この本で「Tacticsを身につけたい」という方や、最初の一冊としてはお勧めできません。
ただ、特筆すべき点として、参考書のリスニングの演習部分もすべて公式と同じナレーターなので、声に慣れるという意味では貴重な教材です。これはETS公認教材ならではの特典でしょう。
付属の模試2回分は、ETS制作なので、公式と同じレベルです。誤植も当然ないし、参考書を著者が作って、ETSが関わったのは模試だけでは、と思うくらいすぐれた内容です。スコア換算表も付いています。
私の場合、参考書の「Tactics」は無視して、とにかく演習書として考え、それぞれのユニット毎の演習問題だけを2回繰り返して解き、模試も2-3回繰り返し、リスニング部分はダウンロードして他の公式問題集と合わせて通勤の車内で繰り返し聞きました。
公式問題集をやり終えた上級者の演習用として、また、リスニングが苦手な方が公式のナレーターの声に慣れるためにはよい教材だと思います。模試だけ別売りしてくれればよいのですが、なぜか別売りの模試にはCDが付属していないそうです。参考書の別売りにも、何と解答とCDが付属していないとのこと。これでどうやって勉強しろと言うのでしょうか。買う時には全部入ったパックを買わなければいけないので要注意です。
ということで、非常に評価に困る参考書です。模試や参考書のリスニング部分はやる価値がありますが、それに¥5000払えるかどうかで評価が分かれると思います。模試が良いので、もっと安くして模試だけ販売してほしいですね。その方がユーザーのためだと思います。あるいは、模試の単品(¥1000)を購入して、すでに持っている友達にCDを借りるのがよいかもしれませんね。
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1.公式問題集1-3
2.直前の技術
3.Tactics for TOEIC
4.30 days to the TOEIC Test
です。1・3・4はすべてETSの公式本で、単純にスピーカーの声になれるという意味合いもあります。4は旧TOEIC対策本ですが、旧テストでも、PART1は同形式だったので十分使えますし、今と同じスピーカーの若かりし頃の声が聞けるというマニアックな楽しみ方もできます。2は、テスト対策のテクニック本としてはこれ一冊で事足りるのではと思うほど、とにかくTOEICのスコアアップのためのテクニックが網羅された本です。
4冊お勧め本を挙げましたが、基本はまず、公式問題集をとにかく何回も解くことです。PART1も、単に全問正解できるだけではいけません。すべての選択肢を100%聞き取れるようにして、その不正解の選択肢がもし正解だった場合の写真までイメージできるようにします。選択肢の英文も、9割聞き取れるのと、100%聞き取れるのとでは大きな差があります。目指すのは、「100%選択肢を聞き取って、その選択肢が正解だった場合の写真もイメージできるようになる」ことです。
また、これはPART1に限らず、リスニング全般に言えることですが、TOEICでは、論理的におかしいとか、モラルに反するような選択肢はありません。「豚が木に登った」とか、「仕事なのでセクハラも仕方ない」というような選択肢はあり得ないのです。なので、そういう意味合いに聞こえたら、それは聞き間違いです。ある問題集を解いていたら、選択肢に、「オンライン通販会社は顧客情報を第三者に販売した」というものがあったのですが、これなどは本番ではあり得ない選択肢です。
繰り返しになりますが、PART1対策は、まず、「公式問題集1-3の計60問の選択肢を100%聞き取って、その選択肢が正解だった場合の写真もイメージできるようになる」ことです。私は、携帯音楽プレイヤーにダウンロードして、電車の車内で聞きながら、写真をイメージするようにしました。こうすれば、写真がなくてもPART1は勉強できます。「公式は聞き飽きた」と言う前に、「100%聞き取り」ができるようになってから、他の教材に手を出すべきではと思います。
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さて、今日はTOEIC対策について書いてみようと思います。まずはPART1から。10問と前セクション中最も問題数が少なく、難易度も低いですが、このセクションがうまくいくと気分がいいですし、高得点を目指すのなら、確実に全問正答したいところです。ちなみに私は7月のTOEICでは1問間違えました・・・
TOEIC対策書としては非常に優れていると私が思う「新TOEICテスト 直前の技術」では、次の三点が攻略ポイントとして挙げられています(この本かなりお勧めです)。
1.音声を聞く前に写真をチェックし、迷わずマーク
2.目立つものに注目
3.想像を必要とする選択肢は不正解
まあ、これは当然のことですね。1は誰でもやっていることです。迷っていると次の問題に影響が出るので、迷ったらとりあえずマークして、どうしても気になるなら、解答欄に印を付けておいて、後で時間があれば見直します(引きずるのはよくないですし、後で書き直すと大体間違ってしまうので、あまりお勧めはできませんが)。
2・3については、写真の隅っこにあるよく見ないと見えないようなものが問われることはありませんし、写真からは判断がつかない選択肢は間違いです。例えば、泣きながら歩いている女の子の写真があって、She is looking for her mother.って選択肢が聞こえたら、「何で分かんねん」って心の中で突っ込みを入れる余裕が欲しいところです。「そうかも」などと思ったらETS側の思うつぼです(笑)
他に、上着を着ている人の写真があって、The man is wearing a jacket.は正解だけど、The man is putting on a jacket.は、今着ているという動作を示すから間違い、とか、似通った発音の単語に注意(coffeeとcopy、workとwalk)といった基本戦略は、直前の技術とキム本を読めば十分でしょう。
ただし、男性が上着を試着している写真なら、“putting on”や“trying on”も正解になりうるので、そのあたりはフレキシブルに対応しなければなりません。7月もこのパターンが出題されました。
私がPART1対策として気を付けている事の一つは、
「人物が映っていない写真の、受け身の現在進行形に注意」です。
これには何回か迷わされて、引っかかったことがあります。たとえば、人のいない画廊の写真があって、天井から壁の絵にスポットライトが当てられている写真があるとします。そこで、The lights are being installed above the pictures.という選択肢が聞こえると、一瞬、絵の上にライトが設置されている、から正解かな、と思ってしまいがちですが、これは引っかけです。
受け身の現在進行形なので、「ライトが設置されている」ではなくて、「ライトが今設置されている」ですね。誰か作業員の人がライトを設置している写真なら正解になりますが、この場合は不正解です。The lights have been installed ~ なら正解です。
何も乗っていないテーブルの写真があって、The tables are being cleared.っていうのも同様です。今片付けられている、わけではないので、これは不正解ですが、TOEICの場合、一瞬で正答を判断しなければならないので、テーブルが片付けられているから正解かな、って迷わないことです。
私はこの写真問題は好きです。次はどんな写真が出てくるかな、って楽しみなんです。9月のTOEICでは、PART1は全問正解と行きたいところです。
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当然英語でテニスの試合をするわけですが、試合前の練習もそろそろ終わりに近づいた時、ある疑問で私は練習に集中できなくなってしまいました。
テニスの試合では、最初に、トスに勝った選手が、サーブかレシーブ、もしくはコートサイド(風上・風下など)を選ぶことができます。審判が格好よくコインを投げ上げて、「Head or tail?」(表か裏か)などとやるのはプロの試合の話で、アマチュアの試合の場合は、ネットを挟んで、どちらかがラケットを地面に立ててくるくると回転させ、倒れたラケットの向き(底面のマークの上下)でどっちがサーブ権を得るかが決まります。
この時、日本では、自分のラケットを地面に立てつつ、次のような会話が交わされます。
私:「(ラケットを地面に立てて)Whichお願いします」
相手:「ラフお願いします」
私:「(ラケットを回転させて、底面のマークが下向きなのを見せる)ラフです」
相手:「じゃあ。サーブで」
これは、日本全国のテニスプレイヤーに共通の会話なのですが、よくよく考えると、英語としては変です。「Whichお願いします」なんて訳が分からない和製英語です。「ラフ(rough)」とか「スムース(smooth)」っていうのも、飾り糸というものがラケットに付けられていた時代の名残でそのまま日本で定着したこれまた和製英語ですから、当然米国では使われているとは思えません。
というわけで、私の頭の中では、「Whichお願いします」を何と英訳するのか、で頭が一杯になってしまい、試合前の練習もすっかり上の空になってしまったんです。
Which please? じゃ意味不明だな。
あえて英訳するなら、Which do you choose smooth or rough? だけど、そんなわけないな。
そもそもスムース・ラフが和製英語だもんなあ。
などと、考えていた時に名案が!
「そうだ。相手にラケットを回させよう!」
練習が終わり、ネットを挟んで相手がラケットを地面に立てるのを待ち、相手が言った言葉は、
「Up or down?」
という拍子抜けするくらいシンプルな英語でした。
「Up or down?」「Up」「It's up」「OK. I'll serve」という会話の流れになることが判明しました。
コレで皆さんも、外国人と英語で試合が出来るはずです。
って全然TOEIC対策になっていませんね。
リスニング:495 リーディング495: TOTAL SCORE:990
ABILITIES MEASUREDはそれぞれ上から順に以下の通りでした。
リスニング:95・95・100・97
リーディング:100・100・100・100・100
でした。リスニングは96~97点、リーディングは予想外の満点だったことになります。
今回のリーディングは、あまり考え過ぎずにスピーディーに解いたのがよかったのかもしれません。昨日の日記で、TOEIC満点までに1万問以上解いたと書きましたが、問題をたくさん解いた効果として、「直観力」が養われたと思います。TOEICを受けたことのある方なら、皆さん感じると思いますが、TOEICのリーディングは時間との戦いです。なので、とにかくスピーディーに解くことが大切です。
私の場合は、PART5で選択肢を先に見て解く、ということはやっていません。答えが明らかなサービス問題以外は、さっと全文に目を通してから答えています。それでも、今回のTOEICでは、15分程度時間が余り、なおかつ満点が取れたのは、「直観力」が上がったからです。
問題を1万問解いたことで、特にPART5の問題の傾向が感覚として掴めるようになった気がします。TOEICには傾向があるので、問題の意図と正答が以前よりも正しく直感で判断できるようになったことでスコアが上がったのだと思います。問題を見た瞬間に、「あ、この問題は品詞を問う問題だから、答えはこれだな」といった瞬時の判断のスピードと精度が上がったんです。
市販の参考書では、問題の先読み等のテクニックを紹介しているケースが多いように思いますが、「直観力を養う」ことの大切についてはあまり指摘されていない気がします。小手先のテクニックも身につけるに越したことはないかもしれませんが、それよりも、たくさん英語に接して、たくさんTOEIC形式の問題を解くことで、TOEICに対する直観力を高めることが、結果としてTOEICのスコアアップの近道なのではと思います。
次回以降の日記では、私が取り組んだ多数の参考書のうちのお勧めや、TOIEC試験当日に気を付けていることなどを紹介したいと思います。
結論から書きますが、この3ヵ月間で、自分でも驚いたのですが、1万問以上の問題を解きました。もちろん数えながら解いていたわけではなく、あとで計算してみたんです。参考書代(私の場合約5万円!)がかかりますし、英語好きでないとできない体育会系の勉強法なので誰にでも勧められる方法ではありませんが、「1万問解く」というのは私の場合はTOEIC満点達成に大きな効果があったことになります。
参考までに、私の場合は以下の参考書に取り組みました。名称と問題数(概算)を列記します。
新公式問題集1-3:1200
レベル判定模試1-3:600
Z会オンライン模試:200
新最強トリプル模試3:600
実力診断模試3-4:400
Tactics for TOEIC:968
直前の技術:392
完全攻略ガイド:200
実戦パーフェクト模試:400
トータル戦略模試:400
30Days to TOEIC:200
中村澄子緑本5冊計:959
文法頻出問題600問:400(新形式のみ)
入試頻出英語問題1100:1100
パターンで解けるTOEIC TEST:330
短期集中講座英文法:489
短期集中講座リスニング:286
出まくり英文法:64
出まくりキーフレーズ:152
特訓リーディング:200
ウルトラ語彙力主義:88
英文法出るとこだけ:176
正解が見える:220
問題数総合計:10024
上記の他に、途中で挫折した参考書や立ち読みで解いたもの、それにサンプル問題もありますから、重複なしで間違いなく1万問以上解いています。また、公式問題集や澄子本はそれぞれ3-4回繰り返しているので、累計だと1万問は軽く超えている計算になります。
通勤の車内では、澄子本や文法書の「FOREST」を読んだり、携帯音楽プレイヤーで公式問題集のリスニング問題を繰り返し聴き込み、毎日家に帰ってから、ネットやTVを見る時間を削って、上記の参考書に取り組み、週末も趣味のテニスは優先しつつ、空いた時間で模試中心に取り組みました。
不思議な感覚ですが、ある一定数以上問題を解くと、点数が高いレベルで安定するようになりました。どの模試に取り組んでも、950点以下の予想スコアになることがなくなったんです。私の場合は、「1万問の壁」を超えた時に、レベルが一ランク上がったのかもしれません。
効果のほどは保証しかねますが、この「1万問解く」という方法は、TOEIC対策として効果があるのではと私は思います。参考書を買うお金がないのなら、公式問題集1冊で400問、3冊で1200問、澄子本5冊で約1000問ですから、それぞれを5回繰り返せば累計1万問を超えます。
自分で何問解いたかをグラフ化して、1万問を目指すのもよいかもしれません。ただ、できるだけ短期間で集中して1万問解いた方が良いと思います。だらだら解いてもモチベーションが上がらず非効率的ですし、集中して取り組んでいったんベースを作ってしまえば、そこから先が楽になるのではと思うからです。
7月に受けたTOEICの結果が早ければ明日郵送されてくるはずです。満点だったことはネットで確認済みですが、何問間違ったのかが気になります。スコア票が届き次第、ブログに結果を公表したいと思います。デジカメやスキャナーを持っていないので、スコア票をUPするのが難しそうですが。
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ということで、普段英語をまったく勉強していなかったのですが、TOEIC満点を目指して4月から猛勉強を再開したのは、ある出来事が直接のきっかけでした。
春の新製品発表会、というものが、弊社で開催されたのですが、そこに外国人のお客様がいらっしゃいました。私はさっそく自分の担当商品を、英語で説明しようとしたのですが、英語が出てこないんです! 「Yes」や「OK」を連発して、その場を何とかしのぎましたが、完全にただの怪しい日本人観光客レベルでした。会話の途中で冷や汗がたらたら流れてきたのを今でも覚えています。
この事態になって、さすがに自分の英語力がここまで低下しているとは、と愕然としつつ、「何とかせにゃ」と心に誓ったんです。
英語の勉強を再開しようと思い立ち、まず目標にしたのがTOEICです。一番手軽に受けられる英語のテストですし、9年前に受けているので、客観的に自分の英語力を比較する目安になるからです。最初は9年前の点数を超えることを目標にしようかと思いましたが、どうせなら目標を高く持とうと考えて、年内にTOEIC満点を達成することを目指すことにしました。果たしてどの程度の期間でどの程度英語力が戻せるのか、戻したとしても満点は取れるのか、まったく手探りの状態です。
9年前に受けた時も、自分なりに3カ月程度勉強した記憶があって、それで950点だったので、満点達成は簡単ではないだろうなとは思っていましたが、とにかくやるしかありません。その時はまさか2ヶ月後にいきなり満点が取れるとは思っていませんでした。
ただしくは、THANK YOU FOR COMING
です。昔から謎に思っていたのですが、日本ではこの「COMMING」のスペルミスをよく見かけます。なぜかMが二つ重なっているんですよね。なぜなのでしょうか。日本人の思考回路の中に、「ComingはMを重ねなければならない」という意識があるのでしょうか。学校で習うわけはないですよね。
どなたかこの謎の理由を知っている方、いたら教えてください。気になって夜も眠れません
(by 春日三球←古い)。
國弘さんといえば、我々の世代にとっては、松本道弘氏、東後勝明氏、村松増美氏などと並んで、英語学習者にとっては雲の上の存在のビッグネームです。余談ですが、「英語の神様と言えば誰?」という質問に対しての答えで世代が分かるかもしれませんね。私とおなじ40代なら、間違いなく國弘さんの名前がかなりの割合で挙がると思います。
とそんなことはさておき、そんな國弘さんが紹介していたのですから、読んだ時は「買おうかなあ」と思いつつ、いつの間にか忘れていたのですが、今、この本が売れているようです。
きっかけは、Google日本支社長の村上憲郎さんの「村上式シンプル英語勉強法」という話題書で紹介されたことです。私もこの本を立ち読みし(買えよっていう突っ込みはなしで)、「あ、そういえば買うの忘れてた」とばかりに早速金・銀・銅メダルコース3冊を購入し、銅メダルコースをやってみました。オリンピック時に書名がタイムリーなのもいいですよね。
で、やってみた感想としては、この本いいです! この本のポイントは、単語を「英→日」で棒暗記するのではなく、「日→英」のコロケーションで覚えるという点です。
未だに覚えているのですが、我々世代の定番だった「試験に出る英単語」の最初の単語が、「intellect」で、それに対して「知性」という訳語を覚える仕様になっていました。高校生の時、何度も挫折して最初からやり直したので、この単語だけは覚えています(笑)
こうやって、一つの英単語に対して一つの訳語で覚えようとすると、応用が利かなくなるというデメリットがあります。例えば、TOEIC頻出語で、「sanction」という単語があります。私の場合、棒暗記で「制裁」という訳語が頭の中にすり込まれていたので、問題集で「承認」の意味で出てきた時に間違えた経験があります。
これに対して、「日→英」のコロケーション(連語)で覚えると、前後の単語の結びつきで覚えられるので、単語の持つイメージがつかめるようになり、訳語に縛られないフレキシブルな英語力が身に着くと思います。
例えば、前述の「intellect」なら、「知的に優れた人」という日本語が示され、その下に、「a su...ior int....ct」という英語が添えられ、「a superior intellect」と穴埋めして完成させます。この問題の前後に、同じ「intellect」や、派生語の「intellectual」といった単語のコロケーションが配置されています。
著者の清水かつぞーさんは、元々駿台予備校の講師だったので、受験生が覚えやすいよう、この本にはさまざまな工夫が施されています。コロケーションが覚えやすいような順番に配置され、見開きに1つピーナツのキャラクターがイラストで登場し、受験生を励ますメッセージを添えたり、章の合間に綴られている「英単語つれづれ草」というエッセイにも、受験生に対する愛情があふれています。
國弘さんの本にも書かれていますが、清水さんは、膨大な量のコロケーションを、自ら読んだ英文の中からピックアップし、それを受験生用にアレンジして、この単語本を作り上げたそうです。「売れればいいや」的な発想で作られた単語本とは一線を画する、読者への熱意や愛情や気迫をこの本には感じることができます。
短期間でTOEICのスコアアップを目指すための対策なら、もっと効率の良い本があるでしょうが、中長期的に単語力を身につけたいと思っている方なら手に取ってみる価値はあると思います(もちろん、合う合わないはあるでしょうが)。ちなみに私は、銅メダルコースの777のうち、分からなかったのが36個(約5.6%)ありました。答えを見て、「あ、そうか」と分かっても、意外と出てこないものですね。時間を見つけて銀・金メダルコースにも挑戦してみようと思います。
同じシリーズで是非ビジネス英語に的を絞ったTOEIC対策の本を出してほしいなあと思っていたのですが、残念ながら著者の清水さんはすでにお亡くなりになったそうです。誰かが後を引き継いで、同じぐらいの情熱をこめた本を作ってほしいものです。
TOEICで高得点を取るためのポイントの一つは、「flexibility」だと思います。ルールを覚えることは大切ですが、コロケーションを多数取り込んで、引っ掛け問題や応用問題にも対応できる、柔軟さを身に着けたいですね。ETS側は受験者に対していろいろな罠を張り巡らせてきますから、それを軽やかに交わしたいものです。
ブログをはじめるにあたって、フレームのデザインを選ぶことになりました。このフレームを私が選んだのには理由があります。
私の実家には、柴犬のTEX(テックス)がいます。彼は、阪神大震災で被災して、飼い主とはぐれてしまった被災犬です。施設に引き取られていたのを、縁あって私の実家の家族に引き取られ、以来13年たった今でも元気に日々を過ごしています。
彼の年齢は17歳半だそうです。人間でいうと90歳以上なのではないでしょうか。お盆に実家に帰ったのですが、さすがに足が弱ってきていて、朝晩の散歩には出かけるものの、よたよたとペースは上がらず、暑さもあって帰りは抱きかかえられて戻ってくることが多いようです。
実家に引き取られた直後の数年間は、震災のショックからか、周囲のちょっとした物音にも敏感になっていて、警戒心が強く家族にもなじまず、車の音が怖くて横断歩道の手前で座り込んでしまったことや、実家から脱走してしまったこともあったそうです。私が年に数回実家に帰った時も、「知らない人が来た」とばかりに、近づいて来ませんでした。
そんな彼も、実家の家族の献身的な愛情もあって、周囲に対しての警戒心を少しずつ解き、家族にとって欠かせない家族の一員となりました。今では、私が実家に帰っても、堂々と寝転がっていて、まったく我関せず、といった様子です。
彼はもう一日のほとんどを寝て過ごしています。近い将来、家族とのお別れの時が来ることは避けようのないことです。不肖の独身息子のせいで孫のいない実家の両親が孫同然に可愛がってきた愛犬との別れを考えると、離れた場所にいる私も胸が痛くなります。テックスのために家をバリアフリーにリフォームしたり、テックス中心の生活になっているのですから。
何年か前、インターネットで、「虹の橋」という詩が話題になったことがあります。詩の内容は、飼い主は、愛するペット達と別れても、天国の手前にあるという 「虹の橋」でまた再会して、一緒に虹の橋を渡り共に天国に行けるのだという内容です。
実家の家族の人生に喜びを与えてくれたテックスに心から感謝して、彼が残りの日々を幸せに生き、そして、家族がいつかテックスと「虹の橋」で再会できるように、そういう思いをこめてこのフレームを選びました。最後に、長くなりますが、この原詩を引用します(英語についてのブログらしく)。
Rainbow Bridge
Just this side of Heaven is a place called Rainbow Bridge.
When an animal dies that has been especially close to someone here,
that pet goes to Rainbow Bridge.
There are meadows and hills for all of our special friends
so they can run and play together.
There is plenty of food, water and sunshine and
our friends are warm and comfortable.
All the animals who had been ill and old are restored to health and vigor;
those who were hurt or maimed are made whole and strong again,
just as we remember them in our dreams of days and times gone by.
The animals are happy and content, except for one small thing:
they each miss someone very special, someone who was left behind.
They all run and play together,
but the day comes when one suddenly stops and looks into the distance.
His bright eyes are intent; his eager body begins to quiver.
Suddenly, he breaks from the group, flying over the green grass, faster and faster.
You have been spotted, and when you and your special friend finally meet,
you cling together in joyous reunion, never to be parted again.
The happy kisses rain upon your face; your hands again caress the beloved head,
and you look once more into those trusting eyes,
so long gone from your life, but never absent from your heart.
Then you cross the Rainbow Bridge together...
*Author Unknown*
元々、英語の勉強は好きで、外国語大学を卒業しましたが、海外在住経験は、大学時代に留学という名目で遊学していた約10カ月のみで、帰国子女ではありません。そんな私でも、TOEIC満点を目指して英語の勉強を4月から再開し、6・7月と続けて満点を取ることができました。
もしかすると、私の勉強法を紹介することが、TOEICの点数を上げるために勉強している方の参考になるのではと思い、根っからのアナログ人間で不安はありますが、ブログに挑戦してみることにしました。飽きっぽいので、どこまでこのブログがまめに更新できるかは分かりませんし、すぐにネタが尽きそうですが、できる限りTOEICを受け続け、このブログも継続できればと思っています。
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