(ティナ・シーリグ著 高遠裕子訳 阪急コミュニケーションズ)
アマゾンでは現在ランキング一位なので、相当売れているんでしょうね。私が購入したのは発売直後だったのですが、「積ん読」状態だったので、昨日のIPテストの帰りの電車で読みました。本の内容とは無関係ですが、この出版社の本の装丁は非常にセンスがあって私は好きです。
著者のティナ・シーリグさんは、米国の名門大学スタンフォード大学で、学生に起業家精神を教えるアントレプレナー・センターのエグゼクティブ・ディレクターです。その彼女の集中講義の書籍化という形式で、「ルールは破るためにある」「及第点ではなく最高を目指せ」といったことが10章に分けて語られます。
彼女が授業の最初に学生に伝えることは、
Never miss an opportunity to be fabulous. (光り輝くチャンスを逃すな)
だそうです。この言葉について彼女は本の中でこう述べています。
光り輝くとは、いつでも期待以上のことをすると決意することです。裏返せば、期待される最低限のことしかしないのは、その機会を自分で台無しにしていることになります。
これは勉強だけでなく、仕事についても言えることですよね。たとえば、私が携わっていた商品企画の仕事では、「お客様の期待を超える感動を提供する」ことができないと、ヒット商品を生み出すことはできません。期待通りの商品では、そこそこ売れて終わりになります。なので、期待を超えるためにはどうしたらいいか、を日々考えて創意工夫するわけです。
先日ご紹介した家庭用プラネタリウムを例に取ると、それまでの家庭用プラネタリウムは星の数が数百個でした。また、当時の科学館で見られるプラネタリウムのほとんどが、数千個レベルの星数だったんです。だったら、「1万個」の星が見られたらお客様は感動するのではないか、と考え、そこを目指して必死のパッチで頑張って、それを実現することができました(実際は6万個)。コスト面やスケジュール面でデメリットも大きかった「流星機能」や「天の川の再現」を盛り込んだのも、すべては「お客様の期待を超える感動を提供する」ためでした。
英語が苦手な学生にとって、TOEICは一つの試練です。ですが、それを「光り輝くチャンス」だと思い、創意工夫を凝らし、最低でも100パーセントの努力をして、創意工夫を凝らして勉強すれば、必ず目標を達成することはできます。ティナさんの言葉を借りれば、Every problem is an opportunity.です。
最後に、ティナさんの講義の無料動画をご案内します。本の中のセリフがご本人の言葉として聞けるので、ちょっと感動しました。GW明けの授業で早速引用してみようと思います。その際も、受け売りではなく、学生に伝えるための創意工夫が必要ですよね。
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自分の小さな「箱」から脱出する方法
(アービンジャー・インスティチュート著 大和書房)
アマゾンでは以下のように紹介されています。
よりよきビジネス、人間関係、家庭生活のために、時には、もしかしたら自分は今「箱」に入っているのではないかと疑ってみることが大切です。あなたをとりまく人間関係のトラブルを、一挙に解決する考え方を紹介。
内容は難しくありません。ある会社に入社した新入社員の社内研修と言うストーリー仕立てなので、ビジネス書が苦手な方でもすらすら読めます。
この本に書かれていることを一言で言うと、人間関係を良くするために、「自分の箱から出よう」ということです。
どういうことかと言いますと、例えば、私が授業の際、「講師」と「生徒」と完璧に線引きをして、目に見えない境界線を周囲に張り巡らし、完全に自分の「箱」に入ってしまったら、生徒も敏感にそれを感じ取り、生徒との間に距離ができてしまいます。授業が一方通行になってしまいますよね。もちろん、講師は教える側ですから、一定の線引きは必要でしょうが、まずは自分の箱から出て、生徒との間の心理的な境界線をなくし、生徒が授業に入りやすくすることが大切なのではないかなとこの本を読んで思ったんです。
これは不思議なことですが、同じような授業をしても、生徒との間の距離が近く感じられ、楽しい授業ができる場合と、今一つ距離感が遠く、一方通行になってしまうケースがあります。で、その違いがどこにあるかと言うと、教える側である私が「箱の外」にいるか「箱の中」にいるかの違いなのではと感じるんです。こちらが「箱の外」に出ると、生徒も「箱の外」に出てくれて、距離が近くなります。こっちが「箱の中」に閉じこもってしまうと、生徒も自分たちの「箱の中」に閉じこもってしまいます。
私もまだまだ駆け出し講師ですので、どうしても事前の授業プラン通りに進めることに精いっぱいで、気が付くと一方的に教科書のみを見ながら授業を展開している自分に気付きます。そうではなく、授業の合間に「私」という人間が箱の外にいることを、時折生徒に感じてもらえるようにしなければいけないなと思うんです。雑談でもいいでしょうし、「先生も学生の頃は、英語でこんな失敗をしたよ」とか、「英語ができるとこんないいことがあったよ」とか、「この単語には先生も思い出があるんだ」とか、何かしら、生徒が親しみを感じられる様な話をしたり、授業の間に笑いを盛り込んだりしたいですね。
自分なりに「箱の外」に出ることができたように感じる授業では、不思議なもので、授業後の質問も多いように思います。きっと質問しやすい雰囲気になるんでしょう。「箱の中」にいる先生には生徒も質問しづらいでしょうから。
この本は、もちろん、講師の仕事をしている方以外にもお薦めの一冊です。たまには自分の箱から外に出てみると、人間関係が一変するかもしれませんよ。私もできるだけ「箱の外」に出られるよう、日々の授業を展開したいです。
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さて、今日は、パート1対策についてちょっと変わった視点から書きます。「目立つものに気を付ける」「していない動作や写っていない名詞が聞こえたら間違い」「現在進行形の受身はモノ・風景写真では間違い」といった基本的な技術は皆さんきっとご存知でしょう。こうしたもろ試験対策ではなく、パート1対策として私がもっとも大切なことの一つではないかと思うのが、「想像力の余地を広げる」ということです。
小説「赤毛のアン」の中でアンがよく使う言葉に
scope for imagination
というものがあります。これが広い人ほどパート1は得意なのではと思います。まあさすがにアンほどscope for imaginationが広い人はそうはいないでしょうけど。
私の場合、パート1では、10問中7問程度は想像の範囲内の答えです。写真を見た時に、「こんな答えになりそうだな」と頭の中であれこれ描いた答えに近いものが正解になるわけです。自分の想像力の幅を広げ、あらかじめ準備しているので、多少ひねった答えが来ても対応できます。
ところが、公式問題集の答えを丸暗記したり、ただ解いて正解して終わり、ではこの「想像力の余地」が広がりませんから、想定外の答えが多くてこのパートで苦戦することになります。「人物写真だからHeかThe manが主語だと思ったのに・・・」と意表を突かれてしまいます。
この「想像力の余地」を広げるための勉強法としては、以下の方法がオススメです。
① パート1の不正解の答えもシーンをイメージしてみる
② 写真を見て、正解以外の答えを自分で考えて英作してみる
③ 部屋や会社にある身の回りの物や動作を英語にしてみる
これをしっかり行うことで、パート1の力が付くだけでなく、アウトプットの力も付きます。一石二鳥ですから、是非お試しください。scope for imaginationを広げ、「どんな答えになるかなあ」とワクワクしながら受験できるとスコアも上がりますよ。
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大学で教え出して改めて感じているのが、「やさしく説明する」ことの難しさです。難しいことをいかに噛み砕いてわかりやすく説明し、学ぶ側に気付きを与えることができるのか、試行錯誤の毎日です。中学校レベルの文法書には十冊程度目を通しましたが、教えるとなるとまだまだです。つい当たり前のように難しい文法用語を使ってしまうんですよね。英語を習い始めた中学生にも分かるように説明することを心がけなければと思います。そのためにも日々必死に頑張るしかありません。講師道ははるか遠い道のりですが、一歩一歩前進したいです。
さて、前回のプラネタリウムの記事を読んで、BUMP OF CHICHENのことで何件かコメントを頂きましたので、今日はそのことを書きたいと思います。
家庭用プラネタリウムの発売にこぎつけ、問い合わせや増産への対応に追われていたある日、総務から私に電話が転送されてきました。
「加藤さん、Nさんという方から、ホームスターの担当の方につないでほしいというお電話なんですが、出られますか。お名前に聞き覚えがなければこちらで対応もできますが」
Nという名字に覚えはありませんでしたが、総務にかかってくる電話はお客様からの可能性も高いので、とりあえず電話に出ることにしました。
「はい。お電話代わりました。ホームスター担当の加藤です」
「はじめまして。加藤さんですか。大平さんからのご紹介でお電話しています。私、アーティストの事務所の社長をしておりまして、今度発売する新曲のイメージとホームスターがぴったりなので、是非コラボできないかと思ってお電話させて頂きました」
で、そのアーティストというのが、BUMP OF CHICKENだったんです。本来なら、「あのBUMPとコラボ!」となるところなのですが、私はおっさんなので、正直良く分かりません(笑) アーティスト名を聞いてもピンときませんでした。
ところが、アポの約束をして、受話器を置いてハタと気付いたのですが、丁度その数日前に、商品のプロモーションのため、天体関係の雑誌やビデオなどの資料をチェックしていた中に、「天体観測」というドラマがあって、その主題歌を歌っていたのがBUMP OF CHICHENだったんです。そのことに気付いた瞬間、「おおっ。きっとこれは何かの縁だから、是非コラボさせて頂こう」と即断しました。セレンディピティというやつがやって来たわけです。
で、コラボレーションは見事に大成功し、ホームスターの爆発的なヒットにつながりました。ノーギャラだったのに、心意気でコラボをOKしてくれたBUMP OF CHICKENの皆さんには今でも本当に感謝の気持ちで一杯です。ネットを検索したら、当時のコラボ映像や画像がまだネットに残っていましたので、ご興味のある方はこちらやこちらをご覧ください。渋谷のタワレコの前に1000人近い行列ができているのを見た瞬間は、本当に感動で鳥肌が立ちましたね。懐かしいです。
BUMPとのコラボでは、セレンディピティって本当にあるんだなあと感じましたね。あの時の感動を超えるような感動を講師として味わえるよう、日々全力投球したいです。
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さて、学生相手の始めての授業が一通り終了しました。今日と明日はエッセンスの授業がありますので全力投球しなければいけませんが、とりあえずひと段落です。
学生相手に何の話をしようかと考えて、初日に話したのが、私の前職でのエピソードです。
このブログではあまり書いていませんが、私の前職はおもちゃ会社のクリエイターです。で、在職中に企画・開発した商品の一つが「家庭用プラネタリウム」という商品でした。
詳しくはこちらやこちらの記事をご覧ください。本名で今より少し太った姿で写っています。
この商品の始まりは、「家の中で星を見たい」「家庭用プラネタリウムを作って世の中の人をハッピーにしたい」という私個人の小さな夢でした。それまでの家庭用プラネタリウムって穴のあいたカバーを豆電球の上にかぶせるものしかなくて、本格的なものがなかったんですね。なので、科学館で見られるような本物のような星空が自宅で見られる商品を作ってみたい、と思ったんです。もちろん、周囲の99%の人には「そんなの絶対無理」「おもちゃにはできない」「技術的に不可能」などと言われました。そりゃまあ当然の反応でしょう。
でも、「自分には絶対できる」「自分はこの商品を実現して世の中の人をハッピーにする」という思いをひたすらに持ち続け、試行錯誤しながら前に進んだら、世界的なプラネタリウムクリエイターの大平貴之さんとの幸運な出会いがあり、2年して本当にできたんです。
できたらできたで、「こんなの絶対売れない」「おもちゃは子供が買うもので大人は買わない」「2万円は高過ぎる」「営業部は扱えないから、加藤さんが自分で営業してください」などと否定的な反応がほとんどでした。もちろん、サポートして頂いた技術部や営業部の方がいたことは彼らの名誉のために記しておきますが、「売れない」ムード一色だったんですね。もちろん広告宣伝予算もありません。
ところが、これまた幸運なことに、大平さんのメルマガでお金をかけずに宣伝したら、そこからBUMP OF CHICKENというバンドや、日本経済新聞の記者の方の協力があり、あっという間に爆発的なヒットとなりました。自分の商品を買うために長蛇の列ができているシーンを見たり、お客様からの感謝のお手紙を頂いたりして、自分は本当にこの仕事をしていてよかったなあと思ったのを今でも覚えています。
学生の皆さんにも、是非自分の夢を持ち続け、それに向かって全力投球してほしいです。夢がなければ、とりあえず英語を勉強し続けていれば、そのうち見えてくるものがあります。私もそうでした。
TOEICは夢という目的地に到達するためのライセンスです。
TOEIC is a driver’s license.
ロバート・ヒルキさんのこの言葉を私は授業で引用しました。学生がなんとか自分の希望するレベルのライセンスを所定期間内に取れるようにするのがプロとしての私の使命です。授業スキルはまだまだ未熟ですが、Passionだけは失わないようにして、全力投球します。皆がTOEICの目標スコアを達成することを心から願っています。
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会社員時代はこういうことはまずなかったのですが、先月も一度、エッセンスのスタッフと一緒に参加しようと思っていた研修のことをすっかり忘れてしまった、という事態がありました。授業に穴をあけるようなことがあってはしゃれにならないので、これは抜本的な改革が必要ですね。
三か所で授業を受け持つことになっているので、以前よりもしっかりとしたスケジュール管理をしなければいけません。今日の午前中はスケジュール管理の本を読み、もちろん数週間先までのスケジュールをチェックするようにします。もし、皆さんの中で、このスケジュール管理方法がよいですよ、というアドバイスがあればお願いします。
まあ一番大切なのは自分の意識ですよね。ちょっと初心に戻って気合を入れ直さなければ。時間厳守、スケジュール厳守は社会人としての最低限のマナーですからね。とこのブログ記事にして、自分への戒めとします。
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新入生対象の授業だったのですが、学生の皆さんの姿は、アラフォーのオヤジにはまぶしかったですね。挨拶もしっかりできて、遅刻する子も一人もいないし、授業中はオヤジの説教話にも耳を傾けてくれて、とても素晴らしい学生だと私は感じました。これからは、皆が目標を達成できるよう全力投球あるのみです。
授業では、私の前職でのエピソードも話したのですが、そこで引用した言葉をご紹介します。
人間は、可能は証明できるが、不可能は証明できない。
目標を達成するために一番大切なことは、自分が目標を達成し、自分や周りの人をハッピーにしている姿を心に強く描き、「自分はできる」と信じることだと私は思っています。まずは、私自身がその思いを強く持ち、学生の皆さんの目標達成のためのお手伝いをしていきたいですね。
こういうやりがいのある場を与えて頂いた全ての皆さんに感謝し、「いつも全力投球」の精神で前進したいと思います。
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正答数の計算方法ですが、リスニングは、それぞれの項目別の誤答数を合計し、100からマイナスすると合計正答数になります。リーディングは、複数項目にまたがる問題が、メジャーが8問、マイナーが11問あったようですので、単純に各項目の誤答数を合計した数よりも実際の誤答数は少ない可能性が高くなります。
なお、初めて表をご覧になる場合の表の見方につきましては、こちらの記事をご参照ください。AMの項目の内容につきましては、こちらの記事をご覧ください。
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さて、早ければ週末あたりから3月のTOEICのスコア表(AM=Abilities Measured)が届くと思いますので、正答数とスコアの関連を調べるAM分析を行いたく思います。この記事は、AMの報告用のエントリーです。以下の記入例にしたがってご報告を頂けると助かります。なお、フォームが違うとAMも異なりますので、必ずフォーム(今回はメジャーが4GIC5、マイナーが4GIC6)を明記ください。
なお、珍しく業務多忙に付き、分析は来週になるかもしれません。予めご了承ください。
<記入例>
【お名前】トイッコ村民
【フォーム】4GIC5
【スコア】L410 R415 T825
【LAM】 76 95 86 83
【RAM】 80 100 88 72 92
また、以下あらかじめご確認ください。
(1)フォーム、スコアと数字は念のため、送信前に再度ご確認ください。
(2)この分析は私が勝手に個人で行っているものなので、公式のものではありません。
(3)コメント欄にはご返事はしませんが、途中経過や結果をまとめたものを記事で報告させていただきます
ご協力よろしくお願いします。
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授業に当たっては、TOEICや英語の知識はもちろん、「若さ」という何物にも代えがたい無限のパワーを秘めた学生の「やる気」をどうやって高めてあげるかが大切だなと考えています。これが相当難しいことは先輩の講師のお話を聞いて感じています。そのあたりは実際に授業をしてみて、自分なりに試行錯誤しながら前に進むしかないですよね。
昨日の「経験記憶」の話を今日は少ししようと思います。記事に何度か書いていますが、私は名刺にSeize the day.という言葉を入れています。前職で予備校のカリスマ講師の方とお仕事をした際、先生が書かれた言葉に感化されたのがきっかけです。で、これが元々はラテン語だということを数人の方から言われたのですが、どうしてもそのラテン語が覚えられなかったんです。
その時は何度か暗誦して、「よし、覚えたぞ」と思っても、しばらくすると、「あれ? 何だっけかな」となってしまうんです。これはいかん、と思い、「今を生きる」という映画で使われていると何人かの方から聞いたので、早速ネットで検索。すると、この動画が見つかりました。動画の最後にラテン語が出てきます。是非最後まで見てください。
このシーンだけで感動しますね。もちろん、ラテン語も完璧に覚えることができました。折を見て映画を全部見ようと思います。
こうして、言葉が映像化されるとよりしっかりと覚えられますよね。私が教えるのはTOEICですが、テストや教材の中にある英語をいやいや覚えるのではなく、できる限り生きた言葉として英語を伝えることができればいいなと思っています。
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授業では当然、「単語の覚え方」についても教えなければいけません。単語の覚え方は人それぞれですが、「自分のやりたいように覚えなさい」ではまずいですよね。学生が自分なりのアプローチを確立できるようになるまでは、ある程度の指針を示す必要があります。ですので、私が自分なりに考え付いた方法論と、さまざまな先生の指導法、科学的アプローチ等をとりまとめ、授業で提示し、学生の反応によって修正していこうと思います。
単語を覚えるためには、例文なり表現を、いかにして自分の経験記憶に落とし込むかが非常に重要だと感じます。これは公式問題集を授業の準備のために解き直していて改めて感じたことですが、ただの例文として見るのと、そのシーンを目に浮かべることができるのとでは記憶への残り方が全然違うと思うんです。
たとえば、公式問題集Vol4-2の、
Should we empty the recycling bin today?
Yes, it’s getting full.
という例文を、emptyは動詞で「空にする」、binは「ゴミ箱」で、「今日ゴミ箱を空にするべきでしょうか」が文の意味、それに対する答えが「一杯になっています」だと学生が覚えようとしたとします。基本的には何度も何度も暗誦すればある程度記憶に残るでしょう。でもそれでは死んだ表現ではないかと思うんです。経験記憶ではないですよね。なので、これを経験記憶にできるだけ変えるための説明をちょっとしてみます。対象者は学生です。
「皆もよくコンビニとかで買い物すると、ふたのついたでっかいゴミ箱が出口の所にあって、分別して捨てるよね。あれがbinです。あれってさ、会社にもあるんだよ。会社も環境に優しくないとまずいからね。だから、会社でも、いらなくなった紙とか、自販機で買ったペットボトルとか、リサイクル用にゴミ箱が別になってるんだよね。で、面倒くさいからってちゃんと分別して捨てないと、総務から連絡がきたりするんだよ。最近分別してない社員が多いって。実は僕も缶ジュースを知らずに適当に捨てて怒られたことがあります。この会話では、多分会社の総務の担当者二人が、リサイクル用のゴミ箱について話してるんだね。従業員の休憩室で昼飯食いながら話してるのかもしれない。“今日あたり、リサイクル用のゴミ箱、空にした方がよくない?”“そうだよね。かなり一杯になってきてるもんね”といった感じ。それをイメージしながら音読してみよう」
こんな感じで大丈夫かなあ(不安) 異業種数社でサラリーマン生活を20年続けて来たので、大体TOEICに出てくる会話のようなシチュエーションは一通り経験しています。それをうまく噛み砕いて、学生の経験記憶になるようにしてあげることができればと思っています。皆さんも学習の際は、是非こうして自分の経験記憶と結びつけて単語や表現を覚えるようにしてみてください。きっと記憶への定着率が高くなり、生きた表現になりますよ。
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では、「第153回TOEIC勝手に表彰式」を行わせて頂きます。郵送等で後ほどご報告を頂いた方は、その都度追加させて頂きますのでご了承ください。
<第153回TOEIC勝手に表彰式>
自己ベスト大賞
テツさん&AYさん
今回は、イベント始まって以来の同点ダブル受賞となりました。お二人とも105点UPはお見事です。是非これを弾みにして更に英語力に磨きをかけてください。おめでとうございます!
英語力UP賞(70点以上スコアアップされた方)
pontaさん(+100)、はちみつボーイさん(+90)、おいどんさん(+75)、keinnnさん(+70)
皆さんの結果は普段の地道な英語学習のたまものでしょう。The longest journey begins with a single step.ですから、これからも一歩一歩着実に歩を進めてください。
自己ベスト賞(自己ベストを更新された方)
さらさん、groovinさん、まいこーさん、Rhtさん、Rogerさん、waxmanさん、DHAMさん、柴犬さん、Yoshiakiさん、やすさん、おさむ~さん、Puhoo2009さん、tdckさん、OJiMさん、HAL9000さん、torinosukeさん、伊角さん
皆さん、ベストスコア更新、おめでとうございます! 是非この調子で2010年を皆さんの英語学習にとって充実した一年にしてください!
先日、講師仲間からあるスコアアップの事例のご報告を頂きました。なんと、たった8ヶ月で、330→870です! 大体こういう短期間での急激なスコアアップの場合、もともと英語の基礎力があった、と思われるケースが多いかと思いますが、330ですからそれは当てはまりませんね。特にLは、175→495とのこと。すごいですよね。学生さんで時間があって一日中勉強していたんじゃないの、と思われるでしょうか。いいえ、この方は社会人です。
この方はカーレースが趣味で、憧れのレーサーと英語で話すのが夢なんだそうです。で、試しに外国人の方の集まるパーティーに参加してみたら、自分が英語を全然話せないことに気付いて愕然とし、英語学習を始めたのだそうです。TOEICはそのためのペースメーカーですね。
帰宅してからの自宅での学習の際は、机にそのカーレーサーの乗っている車のミニチュアを飾り、パート3・4の本文を各20~90回、小道具を使いつつ登場人物になりきって音読したり、CDを聞きながら本文を目で追うといった作業をひたすら繰り返したそうです。最後にはほとんど暗誦できるようになったとのこと。
リーディングに関しては、公式問題集の内容にあまり興味が持てなかったため、会社の昼休みと休日にカーレースの雑誌の興味のある部分を拾い読みしたとのこと。覚えた英語を、Skypeを使い、カーレースが趣味のネイティブの仲間と話すアウトプットにも取り組まれたそうです。
私が素晴らしいなあと思うのは、目的を持って、楽しく英語学習を継続されている点です。自分がなぜ英語を勉強し、TOEICを受験しているのかという目的意識を強く持ち、自分なりにその目的に沿った学習法を見つけ、楽しく学習を続ければ、結果はついてくるのではないでしょうか。皆さんにも励みになる事例だと思いましたので、ご紹介しました。
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結果報告は、以下のテンプレートを使って頂けると助かります。
【お名前】
【スコア】 L R T
【過去最高点】
【感想】
記入例
【お名前】 TEX加藤
【スコア】 L495 R495 T990
【過去最高点】 990
【感想】公開テストで7回連続990となりました。990を継続するのは正直簡単ではありませんが、10回連続990を目指し、毎回毎回自分にプレッシャーをかけて全力で試験を受けるよう頑張りたいと思います。
上記のようなコメントを書いた後、結果が期待通り、あるいはそれい以上だった方は喜びの気持ちを込めて、期待に達しなかった方はお祓いの意味と次のテストへの飛躍を誓って、「えいっ」と気合を入れながら、お賽銭代わりに下記の人気ブログランキングのバナーをクリックしてください。
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リッツ・カールトンは、ご存知の方も多いと思いますが、高級ホテルの顧客満足度で常に世界トップクラスのホテルです。日本でも大阪と東京にありますよね。最低一泊5万程度はするので私は残念ながら宿泊したことはありませんが。上記の本の共著者のリコ・ドゥブランクさんは、東京の総支配人を務めている方で、本の中でこう書いています(一部私が編集してあります)。
私の好きな言葉に“カーペ・ディエム”という言葉があります。
映画好きの方ならご存知かもしれません。
ロビン・ウィリアムズ主演、ピーター・ウィアー監督による『今を生きる』という映画で印象的に使われています。
(映画の中で)教師が生徒たちに贈るこの言葉は、実はラテン語に由来します。
Carpe(カーペ)は、花や果実を「摘みとる」という意味。
Diem(ディエム)は、日を意味します。
“その日の果実を摘みとれ”という意味から、“今、この瞬間を生きる”または“今日一日を楽しめ”という風に訳されます。
(リッツ・カールトンのスタッフは)つねに自分の感性と想像力を働かせ、なにかを生み出し、なにかを摘みとっているのです。
おそらく困難にもひるむことはないでしょう。
感性と想像力を働かせ、どうやったら乗り越えられるか、その方法を考えることを楽しむに違いありません。
“カーペ・ディエム”とは、そういうことです。
うーむ。私の説明より説得力がありますね。大学の授業のネタにしようっと。
最後に、リッツ・カールトンの従業員全員が持ち歩いている「クレド」の原文をご紹介します。
The Credo
The Ritz-Carlton Hotel is a place where the genuine care and comfort of our guests is our highest mission.
We pledge to provide the finest personal service and facilities for our guests who will always enjoy a warm, relaxed, yet refined ambience.
The Ritz-Carlton experience enlivens the senses, instills well-being, and fulfills even the unexpressed wishes and needs of our guests.
学生にもこういう英語が理解できるようになって欲しいなあと思います。そうなれば英語学習が楽しくなりますからね。ホテル業界を目指している学生にとっては興味の持てる内容でしょうから、折を見て教材として使いたいですね。
と書いてから気付いたのですが、カウンターのアクセス数が30万を超えていました。ただびっくりです。皆さん、いつもブログをご覧いただいてありがとうございます。感謝です。
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さて、昨日は、某専門学校の講師の集まりに参加。いよいよ学生相手の講師生活がスタートするんだなと気持ちが引き締まりました。大学生時代に高校生相手の家庭教師や、中学生の塾講師を務めたことはありますが、本格的に教えるのは初めてです。不安もありますが、とにかく熱意を持って全力投球するしかありませんね。
これはエッセンスで授業を担当させて頂くことになって気付いたことですが、サラリーマン生活で学んだことが、TOEIC講師としてもとても役立っています。今日はそのうちの一つである「ポジショニング戦略」についてちょっと書いてみたいと思います。マーケティングのお仕事をされている方にはおなじみの言葉かと思いますが、要は自分の会社や自分の置かれている市場での位置(ポジション)を客観的に見極め、成功のための戦略を立てることです。
私が以前在籍していた会社は、業界では3-4番手で、大手2社とは企業体力が根本的に異なっていました。当然ですが、そうした大企業に体力勝負を挑んでも勝てません。たとえば、価格で勝負だ、などといった戦略を立てても、独自技術がない限り、資金や設備において相手の方がはるかに優位にあるので、一瞬は勝てても、すぐに追い抜かれてしまいます。また、既に相手が成功して独占市場を確立している分野で勝負を挑んでも負けることは明らかです。
ですから、「ポジショニング戦略」においては、自社の強みがどこにあって、どこが弱みなのかをまずは把握することが大切です。その際、客観的な指標があるとベストですね。特に会社では「君はそんなことを言うけど、我が社は決して負けてなどいない」といった主観的な意見が出ますから。自分たちがどう思っているかではなく、お客様が自社をどう見ているのかが大切です。
これを、自分に当てはめてみると、たとえば私が、発音で勝負するぞ、などと思っても、ネイティブはもちろん、他の先生方には勝てません。英語の知識で勝負だ、と思っても同様です。他にすごい方はたくさんいらっしゃいます。講師経験でも遠く及びません。体力も20代の講師には勝てません。つまり、これらは他の講師の方と比較しての自分の弱みです。
逆に自分の客観的な強みを考えてみると、20年間のビジネス経験がある、TOEICで8回連続990を取得した、年間推定200冊以上は本を読んでいる、ブログを運営している、といったことが挙げられます。42歳という年齢も、使い方次第では強みになりそうです。「オヤジ」をネタにできますし、多少説教臭い話をしても許される部分もあるでしょう。こうした自分なりの強みをベースに講義内容を考えて行けばいいのではないか、とある時気が付いたんです。「自分マーケティング」ですね。
皆さんの英語学習においても、きっと強みと弱みがあると思います。ある程度の段階までは、無理に弱みをカバーするよりも、ある程度弱みには目をつぶり、強みを伸ばす戦略の方が良いと私は思います。リーディングが得意で、仕事上も特に英語の他の技能を伸ばす必要がなければ、そこだけを強化するのも一つの戦略でしょう。「私はこのジャンルの英語なら辞書を引かなくても高度に専門的なことが読んで理解できる」は立派な強みだと思います。TOEIC対策においても、「自分マーケティング」で自分の棚卸をしてみると、今まで気付いていなかった戦略が見えてくるかもしれません。
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さて、今日の一日一問は、先日のセミナーで出題したものです。参加されなかった方は腕試しに、参加者の方は復習にどうぞ。
At Tex City Hotel, ------- of the guests is welcomed with complimentary coffee and fruit in the main lobby.
(A) all
(B) each
(C) every
(D) much
おそらく正解された方が多いと思いますが、正解は(B)です。ここで、「よし、正解したぞ」と思って次に進んでしまう人と、「なぜ他の選択肢が間違いなんだろう」と深く考える人とではその後の伸びが違うと私は思います。
たとえば、(A)allはなぜだめなんでしょう? all of the guestsとはいえますよね。ですが、述語動詞がisなのでこれは不正解です。all of the~は、特定の集団全体を指すイメージですね。ホテルにやってくるお客様は当然たくさんいらっしゃって、その人たち全員を指すわけですから、当然複数扱いになります。
正解の(B)eachは、一人一人に焦点が当てられるので、単数扱いです。一人一人と言うことは、当然ofの後には数えられる名詞の複数形が来ますね。ここでもguestsと複数形になっていますが、動詞がisになっているのはそういうロジックです。
(C)everyはどうでしょうか。これは、形容詞なので、直後にofを置くことはできません。形容詞で修飾する名詞が必要ですね。everyは、「どの~も」とひとまとめにして考えるイメージなので、every guest is~と単数扱いです。ただし、The Olympic Games are held every four years.(オリンピックは4年ごとに開かれる)のように、まとまった期間を表す場合は複数名詞を例外的に取ることがあります。
(D)muchはどうでしょうか。much ofというのは、「表現のためのロイヤル英文法」によると、「いささか堅い言い方であり、改まった時に用いられることが多い」そうですが、不可算名詞を修飾し、Much of the universe is composed of matter we cannot see.(宇宙の多くは、我々には見えない物質で構成されている)といった形で使われます。この問題では、guestsとof以下が可算名詞なので不可です。
と、ここまで掘り下げると上記のようになりますが、ホテルのお客様はcustomersで
はなくてguestsなんだ、とか、complimentaryってどういう意味だろう、とか、welcome
ってこういう使われ方もするんだ、等も調べると単語の勉強にもなります。
また、この問題ではof以下が可算名詞でしたが、不可算名詞の場合はどうなるんだろうとか、ofがなければどうなるんだろうとか、自分で興味を持ってどんどん考えてみると応用力が身につくと思います。問題の答えを機械的に覚えるのではなく、「なんでそうなるんだろう」という興味を持ち、「こうではないかな」という仮説を持って能動的に自分で考えてみましょう。
さらに、ビートルズがAll you need is love.って歌ってたなあとか、「きよしこの夜」でAll is calm. All is bright.ってなんで単数なんだとか、自分の体験に結びつけると生きた英語表現になるのではないでしょうか。公式問題集も解きっぱなしではなく、こうして見直してみると、きっと力が付くと思います。
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TBR送別会のあった翌日、彼からメールが来ていました。出発前のメールなので、お別れの言葉か何かなと思ったら、「TEXさん、昨日はありがとうございました。ところで、3月のTOEICのパート6の149番だけがどうしても思い出せません。何だったのか覚えていたら教えてください」と(笑) Morite2さんらしいですね。
彼と始めてやり取りしたのはいつだったのか記憶が定かではないのですが、始めて会ったのは西国分寺のドトールです。TOEICの後、答え合わせしましょうということで、待ち合わせてすぐにドトールで二人で机に向かって答え合わせをしたのが懐かしいです。2008年の10月のTOEICだったと思います。高い英語力はもちろん、TOEICへの情熱を感じ、「しっかりしてるなあ」と感じましたね。私が彼の年齢のころは、バブル絶頂期の新入社員時代で、毎日同期と遊び呆けていました(汗)
Morite2さんとは、受験会場が同じことが多かったのですが、いつもテストが終わると、「じゃあこれから解答速報してブログを更新してきます」とラップトップを小脇に抱えて移動する姿が印象的でした。根っからのTOEICオタクですよね。
今でこそ運営委員会からのお達しでNGになった解答速報も、彼がいたからこそ私も続けられた部分が大きかったと思います。互いに切磋琢磨することで、最後の方はほぼ二人ともリーディングセクションは100%近く再現できていましたから。
TBRでも、脱線して暴走特急になる神崎さん(笑)のストッパーとして、彼の存在は大きかったので、いなくなってしまうのは寂しいですが、彼のような新星が現れることを期待しつつ、米国でのさらなる活躍を期待しましょう。スカイプや掲示板にはまたきっと参加してくれることでしょう。
I wish you all the best and hope all your dreams come true!
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アマゾンでTOEIC本の新刊をチェックしていたら、4/7発売の特急シリーズの表紙が出ているではありませんか。Morite2さんの本と同時発売で、お値段は共に1785円です。ということで、今日はちょっと自著の宣伝をさせてください(ここでブログを閉じる読者多数)。
まずは、アマゾンの紹介から。
Morite2&Karl著
新TOEIC TEST 総合対策特急 正解ルール55(CD付き)
現役東大院生にして全国最優秀TOEIC専門校の人気講師が、出題のメカニズムと解答の法則を完全解析し「正解のルール55」を作成。このルールを読むだけでも50点UP!!さらに頻出語彙、ひっかけ問題のポイント、模擬試験も収録しているから、練習すれば200点UP!!鬼気迫る筆者の精緻な分析により、オールインワンの完全本が登場!CD付き。
「鬼気迫る」ってすごいですね。確かに尋常ではないこだわりぶりが傍目にも伺えました。TOEICを知り尽くしたMorite2さんの細かな分析が全て盛り込まれているに違いありません。受験者だけでなく、指導者にとっても必須の一冊になりそうです。
神崎、TEX & Dan著
新TOEIC TEST 総合模試特急 はじめてでもまるごと完成(CD付き)
全国最優秀TOEIC専門校の人気講師陣が、初めての人にもわかりやすく形式とポイントを解説。さらに本番そっくりの模擬試験を作成。単語、使用語彙、問題のポイントに到るまで、ここまで似せてもいいものか!? 初心者はもちろん、2回目以降の人も、これを解かずに受けるのは大きなスコアロス! TOEICオタクを自認する筆者による、誠実かつ実用的な内容に脱帽。頻出語彙も収録。CD付き。
ん、タイトルやコピーの出だしが東大チームの内容に似ていますね(笑) 我々の本は、前著の「読解特急」同様のゆるい感じの掛け合いと、ぎりぎりの模試、リーディングパートまで音声収録しているのが特徴です。
1785円と言うのは決して安くはありませんから、是非店頭で手に取り、中身をチェックした上でご購入をご検討頂ければと思います。
我々の目標としては、特急シリーズがTOEIC本コーナーの一角を占め、特急シリーズで勉強を完結させることです。「まずは初心者向けの模試を購入→苦手なパートを個別の特急シリーズで補強→さらに高得点を目指す場合は他の特急本で増強」といった流れですね。特急シリーズのカラフルな表紙が平積みで書店のTOEIC本コーナーに並ぶのが夢です。各特急シリーズの続刊や、リスニング特急、フレーズ特急、ハーフ模試特急、600点特急などもいいですね。
「サラリーマン特急」もいいかもしれません。リストラ寸前のサラリーマンが主人公で、パート1もすべてオフィスで上司に叱責されているところとか、電車で寝ている写真とか、飲み会の席の写真にします。例文も全てそういう内容にしたら笑えてTOEICの背景知識が身につきそうですね。そうなったらやっぱり主人公の名前はTEXかなあ。
などと妄想する前に、しっかりと授業の準備をしなければ。
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