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「パッシブハウス」とは?
- 2012-11-17(18:42) /
- 住宅(不動産)
近年、”環境に配慮した住宅 ”として、太陽光発電システムやエコキュートなどの
創造エネルギーシステムを積極的に導入しています。
これは、能動的(アクティブ)に環境を変えていくという考え方です。
それに対し、自然の力を最大限に利用し、それによりエネルギー消費を抑える住宅のことを
「パッシブハウス」といいます。
自立循環型住宅という意味で、ドイツや北欧で実用化されています。
アクティブな環境配慮型住宅と違うところは、家の性能を
より高めることにより、エネルギーの使用は極限まで減らすことに
あるようです。
そのうえで、快適性も犠牲にしないということです。
(そのためには、アクティブな環境配慮型住宅よりも、性能条件は厳しくなります)
具体的には、冬の時期に関して言えば、
「暖房しなくても家の中全体が20度に近い状態が保てる」というような感じです。
もちろん、完璧にそういうことが実現できるというわけではありませんし、人によっては、
20度が快適とは限りません。
その時はもちろん暖房を使用することになるわけですが、それでもエネルギー使用を極力
減らすことに変わりはないわけです。
では、その性能条件ですが、
ダルムシュタットにあるパッシブハウス研究所(PHI)が公開している
「パッシブハウス」の条件として、
① 断熱性能 <0.15W/(m2・K) 可能であれば <0.10W/(m2・K)
壁の断熱材は、EPSでも30cm以上になります。
② 換気装置 熱回収率75%以上の熱交換換気システム(24時間稼動)
欧州では、パッシブハウスに適した換気装置が開発されています。
③ 開口部 30度以内にふれた南面に大きく、他の面は小さく。
南側の開口部は、太陽光を取り入れるため大きく取ります。
④ 窓 <0.08W/(m2・K)ガラスは3重、Low-Eコーティング、
サッシの断熱性と気密性も必要です。
⑤ デザイン 全体の配置や、周辺環境にも配慮。
ヒートブリッジの影響も大きくなるので、建物形状も重要な要素です。
⑥ エネルギー消費 10W/m2 人一人の発熱量は100Wくらいですので、
これだけで自分の部屋が快適にできます。
など。
これは、各国の法規によって定められた省エネスタンダードよりもはるかに上を行く
シビアな省エネ基準です。
また、「パッシブハウス」には構造の制限はなく、木造でも、RC造でも、鉄骨造でも
建築は可能です。
”エネルギーの使用は極限まで減らしながらも、快適性は決して犠牲にしない ”
ということが、「パッシブハウス」が省エネ建築の世界において最も注目される理由です。
こういった家づくりに興味のある方は、一度検討されてみてはいかがでしょうか。
参考HP↓
http://passivehouse-japan.jimdo.com/
創造エネルギーシステムを積極的に導入しています。
これは、能動的(アクティブ)に環境を変えていくという考え方です。
それに対し、自然の力を最大限に利用し、それによりエネルギー消費を抑える住宅のことを
「パッシブハウス」といいます。
自立循環型住宅という意味で、ドイツや北欧で実用化されています。
アクティブな環境配慮型住宅と違うところは、家の性能を
より高めることにより、エネルギーの使用は極限まで減らすことに
あるようです。
そのうえで、快適性も犠牲にしないということです。
(そのためには、アクティブな環境配慮型住宅よりも、性能条件は厳しくなります)
具体的には、冬の時期に関して言えば、
「暖房しなくても家の中全体が20度に近い状態が保てる」というような感じです。
もちろん、完璧にそういうことが実現できるというわけではありませんし、人によっては、
20度が快適とは限りません。
その時はもちろん暖房を使用することになるわけですが、それでもエネルギー使用を極力
減らすことに変わりはないわけです。
では、その性能条件ですが、
ダルムシュタットにあるパッシブハウス研究所(PHI)が公開している
「パッシブハウス」の条件として、
① 断熱性能 <0.15W/(m2・K) 可能であれば <0.10W/(m2・K)
壁の断熱材は、EPSでも30cm以上になります。
② 換気装置 熱回収率75%以上の熱交換換気システム(24時間稼動)
欧州では、パッシブハウスに適した換気装置が開発されています。
③ 開口部 30度以内にふれた南面に大きく、他の面は小さく。
南側の開口部は、太陽光を取り入れるため大きく取ります。
④ 窓 <0.08W/(m2・K)ガラスは3重、Low-Eコーティング、
サッシの断熱性と気密性も必要です。
⑤ デザイン 全体の配置や、周辺環境にも配慮。
ヒートブリッジの影響も大きくなるので、建物形状も重要な要素です。
⑥ エネルギー消費 10W/m2 人一人の発熱量は100Wくらいですので、
これだけで自分の部屋が快適にできます。
など。
これは、各国の法規によって定められた省エネスタンダードよりもはるかに上を行く
シビアな省エネ基準です。
また、「パッシブハウス」には構造の制限はなく、木造でも、RC造でも、鉄骨造でも
建築は可能です。
”エネルギーの使用は極限まで減らしながらも、快適性は決して犠牲にしない ”
ということが、「パッシブハウス」が省エネ建築の世界において最も注目される理由です。
こういった家づくりに興味のある方は、一度検討されてみてはいかがでしょうか。
参考HP↓
http://passivehouse-japan.jimdo.com/
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- THEME : ファイナンシャル・プランナー(FP)
- GENRE : ファイナンス
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