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老後のための必要準備資金の考え方
- 2012-11-10(18:34) /
- FPのつぶやき
先日、ある20代の若夫婦様から、
「老後のためにどれだけお金を準備したらいいの?」と
尋ねられました。
ライフプランニング等の作成のお話をさせていただきましたが、
作成前の準備段階としての質問項目の内容にわずらわしさを感じたらしく、
まだそこまでは必要ないとのことで、一般論的な話にとどめて終わりました。
ライフプランニングやマネーシミュレーションを作成すれば、
確かに詳細な金額がわかりますが、ご年齢によっては、将来すぎてそこまでの手間を
かけてまでというのが本音でしょう。
今回は、そんな方のために簡単な考え方をご紹介させていただきます。
老後のための必要準備資金は、
(老後の年間必要生活費-年金見込額)x 老後年数
+生活費以外の必要一時金-退職金
となります。
老後の年間必要生活費として、
最低必要生活費 月額223,000円(年間約270万円)
平均的な生活費 月額265,000円(年間約320万円)
豊かな老後生活費 月額366,000円(年間約440万円)
(ある統計調査によるデータから)
御自身の生活水準に合わせて代入してください。
年金見込額として、夫婦それぞれ下記計算をおこなってください。
基礎年金部分 2万円 x 年金加入年数(国民年金と厚生年金の合算で上限40年)
報酬比例部分 5,000円 x(平均年収/100万円)x 勤続年数
老後年数として、老後開始を65歳とすると、
男性 19年、女性 24年 (65歳の平均余命から逆算)
を考慮にいれて年数設定してください。
生活費以外の必要一時金として、住宅リフォーム資金や予備費を1,000万円程度
計算に入れてください。(御自身の事情にあわせて加減してください)
〈例〉 御主人様 会社員 奥様 専業主婦(国民年金のみ加入)と仮定
老後の年間必要生活費 320万円 年金加入期間 夫婦共40年
平均年収 500万円 勤続 40年
必要一時金 1000万円 退職金 1000万円
老後年数 20年 とすると、
(320-260) x 20+1000-1000=1200(万円)
ここから、準備済資金(現在の預貯金等)を引いてください。
それが、老後までに準備いただく金額となります。
漠然と不安に思っているよりは、計算してみたら少しは安心できるのではないでしょうか?
かなり大雑把な計算ですが、不確定な要素が多いライフプランニングの金額と比べて
大差がないと思われます。
ぜひ、参考にしてみてください!!
「老後のためにどれだけお金を準備したらいいの?」と
尋ねられました。
ライフプランニング等の作成のお話をさせていただきましたが、
作成前の準備段階としての質問項目の内容にわずらわしさを感じたらしく、
まだそこまでは必要ないとのことで、一般論的な話にとどめて終わりました。
ライフプランニングやマネーシミュレーションを作成すれば、
確かに詳細な金額がわかりますが、ご年齢によっては、将来すぎてそこまでの手間を
かけてまでというのが本音でしょう。
今回は、そんな方のために簡単な考え方をご紹介させていただきます。
老後のための必要準備資金は、
(老後の年間必要生活費-年金見込額)x 老後年数
+生活費以外の必要一時金-退職金
となります。
老後の年間必要生活費として、
最低必要生活費 月額223,000円(年間約270万円)
平均的な生活費 月額265,000円(年間約320万円)
豊かな老後生活費 月額366,000円(年間約440万円)
(ある統計調査によるデータから)
御自身の生活水準に合わせて代入してください。
年金見込額として、夫婦それぞれ下記計算をおこなってください。
基礎年金部分 2万円 x 年金加入年数(国民年金と厚生年金の合算で上限40年)
報酬比例部分 5,000円 x(平均年収/100万円)x 勤続年数
老後年数として、老後開始を65歳とすると、
男性 19年、女性 24年 (65歳の平均余命から逆算)
を考慮にいれて年数設定してください。
生活費以外の必要一時金として、住宅リフォーム資金や予備費を1,000万円程度
計算に入れてください。(御自身の事情にあわせて加減してください)
〈例〉 御主人様 会社員 奥様 専業主婦(国民年金のみ加入)と仮定
老後の年間必要生活費 320万円 年金加入期間 夫婦共40年
平均年収 500万円 勤続 40年
必要一時金 1000万円 退職金 1000万円
老後年数 20年 とすると、
(320-260) x 20+1000-1000=1200(万円)
ここから、準備済資金(現在の預貯金等)を引いてください。
それが、老後までに準備いただく金額となります。
漠然と不安に思っているよりは、計算してみたら少しは安心できるのではないでしょうか?
かなり大雑把な計算ですが、不確定な要素が多いライフプランニングの金額と比べて
大差がないと思われます。
ぜひ、参考にしてみてください!!
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- THEME : ファイナンシャル・プランナー(FP)
- GENRE : ファイナンス
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