海外ではモノより思い出

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カンボジアはコーケー遺跡群、ベンメリア遺跡を、現地ガイドさんに案内していただきました。(あ、上記の写真は現地ガイドさんではなく、偶然出会った修行中のお坊さんです)

まずは、私たちが滞在しているシェムリアップの街から120km離れている、コーケー遺跡群のいくつかの写真をご覧ください。

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なんという不思議空間! 昨日まで見てきたアンコール・トムやアンコール・ワットの遺跡とは、まったく違う直線的な造形です。むしろ、南米メキシコのチチェン・イツァ遺跡に似ているような気がしました。

しかも、私たちが遺跡をめぐる間、ほとんど他の観光客に会いません。現地ガイドさんによれば、ここは遠く離れていることもあって、午前中は観光客が少ないそうです。ジャングルのなかで、この広いコーケー遺跡群をほぼ独り占めです。

続いて、ベンメリア遺跡の写真を、いくつかご覧ください。雨のなかの撮影なので、ちょっとぼやけた感じになっています。

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「天空の城ラピュタ」に似ていると日本人にも人気のスポットです。私は苔むした感じが、高野山金剛峯寺の奥之院に似ていると感じました(相方がひとりで高野山の宿坊へ行って、撮ってきてくれた写真を見ての感想ですが)。

先ほど雨の中の撮影と書きましたが、実は、事前に現地ガイドさんに、「ベンメリア遺跡は、雨が降った時の方が緑がキレイに映えます」と言われていました。今はカンボジアは雨季であり、夕方には雨が降ることが多いそうです。そこで、現地ガイドさんは、あえて、午後にベンメリア遺跡をめぐる計画を事前に立ててくれていたのです。

結果、予想は見事に的中。午前中はコーケー遺跡群をほぼ独り占め、午後は雨に濡れて鮮やかな緑の苔に包まれたベンメリア遺跡を堪能することができました。

もちろん、現地ガイドさんは遺跡を見せてくれながら、何世紀に誰によって作られたのか、それにはどのような意味があったのか、他の遺跡との共通点や相違点など、ひとつひとつ詳しく説明してくれました。

車での移動中も、現在のカンボジアの人たちの暮らしや、美味しいもの、歴史、産業、家賃相場(どこへ行ってもつい聞いてしまう…^^;)、人気のスポーツなど、私たちの様々な質問に快く答えてくれました。2015/07/13のブログ記事に書いたカンボジア株式市場の状況も彼に教えてもらいました。

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帰り道は道ばたの露天商から、新鮮なとうもろこしを厳選して買い、食べさせてくれました。甘いのはもちろん、食感がまるでお餅のようにもっちりしていて、初体験の味と食感でした。

私たちは、海外に旅に行く時には、だいたい現地の個人ガイドに案内を依頼します。現地のことは現地の人に聞くのがいちばんです。それに、個人ガイドなら、見たいものも食べたいものも(トイレも)、すべて自分たちのペースでお願いできます。

個人ガイドですので決して安くはありませんが、一生に一度しか来られないかもしれない場所に時間とお金をかけて来て、絶対に見るべきもの、見るべきタイミング、知っておくべき知識、絶好の撮影スポットなどを逃すことの方がもったいないです。

海外出発の2~3週間前に、何人かの現地ガイドさんにメールを出して、個人ガイドを検討している旨を伝え、やりとりをするなかでいちばん反応がいい現地ガイドさんにお願いするようにしています。

その際、あまり価格のことは気にしません。空港の免税店で、めったに使わない財布やバッグを買うよりも、思い切って感じのよい現地ガイドを依頼する方が、よっぽど価値があると考えるからです。海外ではまさに、「モノより思い出」です。



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ちなみに、今回のカンボジアの旅で、私たちが個人ガイドを3日間依頼(しかも1日おきというワガママさ…)したのが、ヴァン・タックさん。私たちの旅を素晴らしいものにしてくれました。日本語堪能、現地を知り尽くしていて優しく頼りになるカンボジア人のナイスガイです。写真好きで、フォトスポットでは抜群の構図の写真をたくさん撮ってくれました。ありがとうございました!

→タックさんに依頼した際のWEBサイト(日本語)

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