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 IN 大阪だったりします。

 目的は「KSL Live World 2008 - way to the LittleBusters! EX -」。
 一昨日サイトを見たら当日券が出されると知って、昨日の金曜日は一日中悩んでいたのですけれど、夜になって覚悟を決めたのです。
 東京公演は抽選で外れてましたし、もろもろの仕事の締め切りも今の時期ポッカリと空いているのはおそらく神様が計らってくれたことだと!(笑)

 そんな次第で朝もはよから700系に乗り込んで大阪入り。
 駅では修学旅行の中学生に遭遇したりして、あー、そんな時期ねー、みたいなー。
 この世代の年頃ってオンナノコのほうが圧倒的なパワーあるのね。
 すごく元気。
 男子はなんだか覇気が無くて、おいおい、それじゃ今晩楽しめないぞー、みたいなー。


 ああ、で、大阪アライブ。
 当日券はキャンセル分の若干数とのことでしたので、最悪、取れないかなーとも思ってました。
 それでも物販でも眺めてこられれば御の字さー、という気分で。
 そしたら幸いにもチケットはゲット出来て無事参加という運びに。

 整理番号1300番くらいだったのですけれど、会場のなんばHatchのキャパは通常でも1500ですからまだまだ余裕はあったッポイですか?
 実際、フロア内もギュウギュウというカンジではなかったですし。
 ……STUDIO COAST ではこんな余裕は生まれることは無いでしょう(^_^;)。

 しっかし、このなんばHatch。
 すごく音響がクリアで、気に入っちゃったよ、おれ!(芸能関係つながり)
 自分の経験の中では最高ランクの設備かも。
 ここで開催されるってだけで聞く価値が一段階も二段階も上がる気がするー。
 欲を言えば1階席奥、せり出した2階席の下に位置するポジションは若干難ありにも思いましたけれど、それでも会場どこでもステージは見やすいですし、よそのハコに比べれば無問題でしょうか。
 2階席に圧迫感を感じなければ再奥でも十分だと思うー。


 そしてライブが始まりました。
 オープニングはRitaさん。
 ちょーっと高音部がかすれていた気もして、ひょっとしたらコンディションが完璧ではないのかなーと思いもしましたがー。
 いやいや、しかしOPを見事勤め上げて会場を盛り上げてくれました。
 ライブ慣れしていることや、物怖じしない性格から、トップバッターにはまさに適任な姐さんです(笑)。
 一発目、「Little Busters!」は見事であり当然の曲順でしょうねー。

 その後もRitaさんはリトバス関係の曲を全部で4曲歌い上げたのですけれど、リトバス未プレイのわたしには残念ながらそれほどはのめり込めず。
 あー、プレイしておけば良かった……ちうか、曲を知らないライブに行くとツライよね、という話ですか?(^_^;)


 続いての登場は茶太さん。
 「メグメル」をはじめとしてCLANNADのカバーで参加されてましたけれど、なるほどたしかにriyaさんと声質が近しいのでそれほど違和感は無かったです。
 んでも……。
 「歌う」ことはできても「歌い切れて」はいなかったような……。
 ところどころ無理があったように思えました。
 カバーとはいえメロディのほうに特にいじったところはなくほとんど原曲のままでしたし、やはりどうしても「借り物の曲」では歪みが生じてしまいますね。

 あー、しかし「オーバー」を歌われたときはキタコレ!と思いましたねー。
 Bメロのところで知ってる人はあのリズムでハンドクラップしてましたし、これは本当に嬉しかった~。
 やりたかったのよ、あの手拍子。
 そして、ひょっとしたらOTSU#2のように飛び道具来る?とか思ってしまったのですけれど、今回は無し。
 これは無かったほうが良かったので◎ですね(笑)。


 そしてそして。
 ほどよく会場も温まったところでLiaさん登場!
 もう、今日のライブのなかでは「プロ」としての格の違いを見せつけてくれました。
 いつぞやのI'veメモリアルの武道館ライブのときも思いましたけれど、こういう歌い手さんが複数参加するライブにおいてはLiaさんと一緒に出演するというのはツライことだなぁ……と思ってしまったりして。
 存在感が違いすぎなんですもん!
 『智代アフター』からまず2曲を歌ってくださいましたけれど、もう、それだけでフロアをつかんでしまったという……。

 ここまでの3人の歌い手さんの印象なんですけれど、Liaさんは間違いなく女王。
 世界のルールを司っている、まさに統率者。
 Ritaさんは実働部隊の隊長さん。
 ジャンヌ・ダルクよろしく、聞き手を引き連れて恐れを知らずに攻め込んでいくという。
 茶太さんは女王かもしれないけれど、カリスマがあるから人が集まるのではなく、この人のためになにかをしてあげたいと思わせる保護欲をそそられるタイプ、かなぁ……。
 そんなことを考えながら聞いていたりしてー。


 Liaさんは2曲でひとまず退いて、そこへ本日の司会も兼ねている民安ともえさんが歌い手として登場。
 先述のようにわたしはリトバスを未プレイなので民安さんの曲に思い入れは無かったのですけれど、しかし、まぁ、客いじりをして一体感を得るという方針はこの手のライブには必要なのかなぁ……とか思ったり。
 正直に言えば他のかたより声量が足りてない気がして、こういう歌い手さんが入ることで「Keyらしさ」というものもこの10年で変遷したのだろうなぁ……と難しく考えてしまったのですよ。
 ぶっちゃけ、いまのKeyには一言で言える「Keyらしさ」が無いのではないのかなー、と。
 KeyがKeyで行うから、それはKeyであるという理屈に落ち着くだけで。
 ……そういう手法って、まるでCIRCUSのようではありませんか?


 民安さんの後を受けて、Liaさん衣装チェンジして再登場。
 ホントに今日のライブでは特別枠でしたわ、Liaさん(^-^)。
 そして「Birthday Song, Requiem」は、もうサイコーでした!
 さらにやぱし「鳥の詩」でしょう!
 ホントにこの曲はフロアの雰囲気が変わりますね!

 WEBを眺めていたら東京公演の感想で、現在のKeyファンの主立った層はリトバス&クラナドの世代であってAIRやKANONの曲では盛り上がりに欠けた……というものがあったのですけれど。
 大阪ではそんなカンジはしなかったかなー。
 そんな気がするくらいにLiaさんの回では会場が一体感に包まれていたですよ。


 アンコールのあとはLiaさん、茶多さん、Ritaさんの順で再登場してそれぞれ1曲ずつを歌い上げてライブは終了。
 茶太さん、ここで「だんご大家族」を。
 そうだよねー、そうだよねー。
 この曲を歌わなきゃウソだよねー(笑)。

 そしてRitaさんは「Little Busters! -Little Jumper Ver.-」を。
 とにかく今回はリトバスのターンでしたなぁ(^_^;)。
 Ritaさんのリトバスに始まり、Ritaさんのリトバスに終わる……と。
 途中に差し込まれた麻枝さんのリトバス販促のビデオレターとか、そういう商業色も、Keyの変わりようを表しているような気がするのですよねー。


 楽しいイベントでした。
 でも、わたしが初めて胸打たれたPCソフトを作ったKeyというブランドが変わったということを知らしめてくれたイベントでもありました。
 この世に変わらないモノはない、それはわかってます。
 でも、やぱし、あの頃の「Key」ではなくなったことは悲しいですし、そして今をしてなにをもって「Key」たりえるのか、それがわからなくなったことも事実です。
 これで10周年。
 次の10年を超えていけるのか。
 わたしはそれを見続けているのか。
 さてさて……。



 大阪に来ているのに『アドマチック天国』を見てしまったりして。
 あなたの街の宣伝部長、愛川欽也です。
 しかも取り上げてる場所が、蔵前ですよ!
 大阪っ子、置いてけぼりもいいとこ!(≧△≦)
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