気のせいかシャーロックとクリスのカップル、悲劇に向かっている雰囲気を漂わせてきているような……?
なんていうか、こう、運命に翻弄されて生きている間に倖せは得られることなく、ただ生を終える一瞬に、わずかばかりのそれを与えられるような。
もともと身分違いの恋なのですから、そこに横たわる障害は大きなモノだとわかってはいるのですけれどもー。
このふたりの恋って、その障害を受け入れてしまっているような感があって。
障害を取り除こうと動くのではなく、その現実を認めたうえで成し遂げようっていうか。
そちらのほうが困難だとわかってしまうから、もしかしたらその先に待っているのは悲劇しかないのかなー……と思ってしまうのですよー。
まぁ、でもそれ以上にシャーロックがお馬鹿さんって気もしないでもないですが。
クリスとの約束を反故にしてまで、自分の政治的関心を選択するか、あほー!!(><)。
もしかしてこの人の恋って、大人のそれにまで成熟してないんじゃないかしらかしら。
今回の選択、まだ幼いオトコノコのそれのような未熟さを感じてしまったー。
どうなのかな、彼は、さー。
恋物語の相手として応援する価値のある男性デスカ?
クリスの相手として。
控え目ながらも自分勝手すぎるきらいがあるように思えるのですけれど。
うーん……。
ラストシーン、クリスが最近はやりの「ヤンデレ」化したのではないかとビクビクしています(T△T)。
立て続けに心を不安定にさせる出来事があったにもかかわらず、伯爵家からの依頼を微笑んでお受けするって……ねぇ?
闇のドレス、作っちゃったりしないよ……ねぇ?
そんなシャーロックとクリスのカップルに比べて、パメラとイアン先生のカップルは微笑ましかったー。
こちらもまぁ、イアン先生が頼りなさ過ぎるところはあるのですけれど、パメラ自身がこの恋……のようなものをきちんと理路整然っぽく考えているところで安心できるのですよー。
もっとも、いまだ彼女自身の中でも気持ちを整理できていないあたり、今後は……という気がしたりして(苦笑)。
パメラにしても、自分の恋よりもクリスのことのほうが重要であったりするでしょうしねー。
アディルに一本とられてしまったシャーロックは、彼女の網から抜け出せるのでしょうか。
そしてクリスの心はいかに!?
目が離せないなぁ、このシリーズ。