「東京さんぽ図鑑」と暗渠
ただいま発売中の散歩の達人7月号、「東京さんぽ図鑑」。
ちこっとですが、暗渠で寄稿しています。
6月号が、どんな街にも応用できるご近所さんぽ15の方法。
この7月号は、東京らしさを詰め込んだ、88のキーワードによる図鑑風。
どちらも保存版といえます。
7月号は東京の魅力的スポットがずらり。
といっても散歩の達人らしい押さえ方で、東京タワーや町中華のような王道らしきものから、ピンポイントご利益神社や奪衣婆というニッチなところまで。ローカル酒の各説明の丁寧さ。まさかのタヌキ。荒川放水路が単体で!などなど。写真もすてきで、宇宙船みたいなミニシアターに、実物より格好良いかもしれない千駄ヶ谷の富士塚。これまでエリアを区切って取材を続けてきた散歩の達人の保有する情報が詰まっています、ギュウギュウに。
最後に編集部が「東京らしさ」座談会を設けていて、ここが解説の役割も果たしています。読み進めていったら、
「暗渠サインならぬ商店街サインですね」
なんて、編集さんがポーンと言ってて、暗渠の浸透ぶりにニヤニヤ。
さらに読み進めると、能町みね子さんが暗渠をめっちゃ楽しそうにさんぽしてるー!
我々の暗渠ページは少しだけど、ずっと好きだった雑誌だけに、こんな時にご協力できたこと、心底うれしく、光栄に思います。
今回も取材ができず、過去に撮ったものの再構成だったわけですが、編集さんとカメラさんと歩いたあの道、登った階段、聞いた思い出話、食べ損ねた大福…思い出してはジィンとしています。
ぜひ、手に取って見てみてください。
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