9 その他

その他のこと

『水路上観察入門』、書きました

4月27日、『水路上観察入門』(KADOKAWA)を上梓することとなりました。
そのお知らせと、どのような本なのかを、つづりたいと思います。

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水路上とは、暗渠、ただし地上部分を主に指すものと思っていただければと思います。


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原稿を書いている時期、概ね世の中はCovid-19の影響で、これまでとは異なる行動パターンを人々は余儀なくされていた。あるいはこの本が出た後もそうなのかもしれない。2020年春から夏にかけ、外を出歩くことはできるだけ控えたいと思いつつも、わたしは何度か暗渠を歩きに出掛けた。そこで毎回認識されたのは、「こういうとき、人は開渠沿いの道を歩く」か、「緑道を歩く」ということだった。見たことのないような人の群れが、主に開渠沿いを、歩いたり走ったりしていた。


開渠や緑道から分岐していく支流の暗渠はたくさんあるし、開渠が見えるような近さで並行してはしる、用水路の暗渠だって存在する。しかし、それらの支流や用水路の暗渠(そここそがわたしのホームグラウンドである)に足を踏み入れた途端、人はいなくなるのだった。健康のための散歩やランニング、かつ、ソーシャルディスタンスをとって。という状況に最も適合している路なのに、人がいない。つまりそこは、路であることを知られていない、「路であっても路でない」と場所なのだろう。


「水路上」とは、「路であって路でない」。だからこそ人は訪れず、快適に歩ける。しかし、「水路上」の魅力は、それだけではない。

(↑ここまでは、「はじめに」のボツになった部分。)


本書の前半では、わたしが考える「水路上」の魅力について、書いていく。
これまでの「暗渠」にかんする記述と少し変えているのは、水路上にある「アイテム」であるとか、「1つの場所」に限って深堀りをしている点だ。
深堀りして書く、というのはどうもわたしの性質であるらしく、気になると調べ始め、すると楽しくなってきて、気が済むまで調べてしまう。今回の本では、あまり知られていない資料や、いくつものインタビュー(個人からお店からお役所まで、とっってもお世話になりました!)が背景にあるので、役に立つかどうかはさておき、暗渠にまつわる他には無いような資料にもなっている、と思う。
役に立つかどうかは、さておき(2回言いました)。


そのようなわけで、前半は「水路上」を「観察」しながら気になったことへの読み解きを、1節につき1事例ずつ、紹介していく。以下、各節のキーワードとともに、全体(前半のみ)を概観する。


明らかな街角の違和感から入り、読み解く第一章。
<長細> 長すぎる公園への違和感とそこにある歴史。事例:西小山の立会川
<配列> 街角や地図上にある不思議な空間。事例:高島平
<遊具> 変わった遊具が隠し持つ秘密。事例:遊具2種


水路上のもつ特徴を事例から考える第二章。
<裏側> 裏路地よりもさらに裏、その魅力とは。事例:小沢川
<境界> 水路上にできた境界のもつ魅力とは。事例:谷田川・藍染川
<複雑> 解けない謎を抱えるのも良い、解けると本当に面白い。事例:竪川


一見そこまで変ではないけれど、気づいたらその場所全体から浮かび上がる、強い水の記憶を描いた第三章。
<謎池> ちょっとした違和感の先に知られざる歴史。事例:今川橋
<弁天> 郷土史上の不思議さの先にあった個人の営み。事例:代官山の弁財天


そしてバトンタッチのコラムを挟み、後半へ。
後半は共著者の高山氏が、「水」の視点から今ある風景を見た「路上観察」をいきいきと展開する。そちらの説明は、高山氏に譲りたい。


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こんな本です。
(カドカワさんのページはこちら。)


できるだけ書店さんで買って欲しいという思いがありますが、感染状況が悪化しているため、なかなか、これまでのような書店さんと連携したイベントが組めません。購入者用のツアーも、対面のトークも難しい。企画しながらもあれこれ変化が生じてしまい、去年の暗渠パラダイス!の発売時を思い出すようです。


せめて近所の本屋さんで、あるいは知っている本屋さんの通販で、買っていただけたらと思い、販促用しおりなどを用意しました。その情報については、整い次第お知らせします。


『水路上観察入門』、どうぞよろしくお願いいたします。

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暗渠さんぽ、2018年から2019年へ

この1月は、なんだか変な感じだった。
年末から発熱し始め、年が明けてもなんだか筋肉が変、とか、風邪引きそう、と、毎日葛根湯を飲み、そんな変な調子のまま2月に至る。だから、あまり「年が明けた」という気がしない。
昨年の振り返りと今年の抱負を述べたら、年が明けた気がするかもしれない。そんなわけで少しブログを書いてみる。
昨年は、こんな感じでお仕事をさせてもらいました。
2018年
1月 [ツアー]恋ヶ窪縄文と暗渠ツアー、[協力]時事通信社配信記事(藍染川)
2月 [寄稿]東京人(夜散歩・蟹川六間堀藍染川)、[トーク]凸凸凹凹トーク(烏山川)、 [ツアー]忍者と暗渠ツアー(パッケ下の暗渠)、[寄稿]東京新聞(夜散歩・藍染川)
3月 [協力]朝日新聞みちのものがたり(藍染川)、[展示]杉並暗渠展、[展示]暗渠カレー展、[トーク]杉並道草のススメー地図からは見えない世界ー
4月 [書籍]板橋マニア
5月 [寄稿]地図中心(なみじゃない杉並・桃園川)、[トーク]A9ヒロトイベント暗渠の部@カルカル
6月 [寄稿]散歩の達人(中野高円寺阿佐ヶ谷・桃園川)
7月 [寄稿]東京人(縄文散歩・井草川)、[トーク]井草川の知らない世界、 [寄稿]東京新聞(井草川)、[トーク]はじめての横浜暗渠散歩、[トーク]青森暗渠マニアック!、[寄稿]西荻丼(東萩の暗渠)
8月 [寄稿]はま太郎(滝の川)、[トーク]荻窪忍者暗渠ナイト、[トーク]葛飾柴又地図ナイト、[協力]すぎなみ道草のススメ(桃園川)
9月 [トーク]なんでもない道路を語る会、[トーク]はま太郎フェス、[トーク]銭湯と暗渠
10月 [トーク]スーマーさんライブ(滝の川)
11月 [協力]ひるまえほっと、[ツアー(主催)]沖縄カルストツアー、[協力]東京人柴又特集号
12月 [ツアー&トーク]島田アンキョマチアルキ、[トーク]金太郎見ナイト、[トーク]スーマーさんライブ(滝の川)
抜けがあったらごめんなさい。色々やらせて貰ったのだなあ、としみじみ。青森や島田にまでお話に行けたのも、本当に幸せでした。改めて、関わってくださったみなさまに深く感謝します。
そして今年は、2月にスーマーさんライブで滝の川トークをさせていただき。
3月に、こんなイベントをやります。「暗渠と競馬めったくたトーク」。もうすぐ!

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詳細および申し込みはこちら。どうぞよろしくお願いします!

トークのお知らせをしておいてなんですが、、、トークも楽しみなのですが、わたしはどちらかというと「書く」ことが好きなのです。ここのところ、「書く」ことが減ってしまったなと気になっていて、振り返ってみたら、やっぱり書く仕事は前半が多かった模様。ブログも書きたいけど時間がめっきり取れなくなったし、その現実は変わらないのですが、できれば、定期的に書くことをまたできるようになれたら、、、と思っています。それが今年の抱負。2019年は「書く」ことがもっとできますように!

もちろんその前に、暗渠と競馬トークも楽しんできたいと思います。今年も、どうぞよろしくお願いします。(これでやっと年が明けた。)

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板橋カレーラーメン紀行

「板橋マニア」という本が出ました。

Itabasi

地形、団地、境界、商店街、グルメ、ものづくり・・・各領域の魅力が詰まった一冊です。わたしも暗渠の項目で書かせていただきました。

お話をいただいたとき、ともに依頼を受けた高山氏は以前板橋暗渠にドはまりして、ずいぶん網羅的に板橋を攻めていたからいいとして、わたし・・・。断片的にしか巡っていなかったので、迷いました。けれど、取材期間が半年近くあること、板橋の面白さは気になっていたこと、等から、受けることにしました。そしてとにかく通おう、と。

ここからが、今回の記事の背景です。
板橋と言えばしっとりチャーハンやあぺたいとの焼きそばなど、B食充実のイメージがあり、自分的課題店も多く。そして打ち合わせ時に、S&Bの本社が板橋であることを知りました。ふむ・・・S&Bとの関連を探るため、カレーか何かを行く度に食べるのはどうかしら。兎に角、暗渠だけではなく板橋という街に何度も足を運ぶことは重要である。何度でも行きたくなる・・・という引力を持つ食べものは、ラーメンしかない。

・・・こりゃ、カレーラーメンだな。カレーラーメンは、高校の学食でたまに特注していた。なつかしい。醤油ラーメンの上にカレールーが載った代物。あの懐かしいカレーラーメンを提供するような、町中華に行こう。

どんどん暗渠とズレてきていると思うかもしれないけれど、実はわたしはこういう遠回りの努力をすることがとても好きだ。修士論文を書き始める最初の時期、「これは体力が要る気がする」と、キャンパスのランニングから始めた過去がある。最終的な成果物とは何もつながらないことかもしれない。しかし、わたしにとっては大切な土台となる。

さて、カレーラーメンである。

板橋区内のカレーラーメン店を、町中華中心にリストアップした。
普段杉並区で出会う中華屋には、カレーラーメンが置かれていることはまず、ない。そのため、何軒も出てくることにまず興奮を覚えた。S&Bのお膝元だからだろうか・・・?いやいや、早合点せず、とにかく黙って食べてみようじゃないか。

というわけで、以下、カレーラーメン食いの結果(感想)を羅列していきます。

1軒目。カレーとラーメンの店 くっく大番。上板橋。

Oban

カレーラーメン600円。
14:30頃入店すると、既にできあがった男女ひと組、おじさんふたりがそれぞれ盛り上がっている。
バイス?と思ったらそんな色だが「梅サワー」を飲んでいた。
パチンコ帰りのスナックのママもきて、飲みはじめる。・・・ここは飲み屋か?
おつまみに、 カレールー がある。成る程カレールーがあるなんて、これは良い飲み屋だ。
やってきたカレーラーメンには、コーン、もやし、のり、チャーシューと、うつくしい配列。
日清カップヌードルカレー味の匂いがする。これは好ましい。
学食のようなやさしいカレーは、下に沈んでいるので麺をひっくり返して食べると良い。
チャーシューは分厚く肉肉しい。
満足する一杯であった。これは好きな感じだ。イイゾイイゾ、板橋カレーラーメン。

2軒目。喜楽。板橋本町、稲荷通り。

Kiraku

店に入るとまず、空の丼を前に、ぼーっと甲子園を見るおっちゃん。
町中華らしい良い雰囲気だ。
カレーラーメンは、基本メニューには載っておらず、追加メニューで貼ってある。780円。
カツカレーにカレーポテト春巻、追加メニューのうち半分はカレーものだ。
(カレーポテト春巻は再訪して食べたが、この手があったか!という美味なものだった。)
板橋の町中華、ここに限らず、カレーラーメンは追加メニューであるケースが少なくない。
・・・なぜだろうか?どこかの時点で、「S&Bの街だというアピールをしていこうぜ!」という意識が芽生えたのか?どうもS&Bが頭から離れない自分である。

やってきたカレーラーメンには、新妻のような可愛らしい花型人参が添えられ。
麺は細麺。リフトすると、、スープがなく全部カレールーのタイプ。
こういうタイプか、、、麻婆ラーメンでも出会ったことがあるが、普通に啜ると火傷するやつだ。
こちとら猫舌なので本当に用心が必要だ。レンゲに避難させながら、慎重に食す。
豚バラと玉ねぎの家庭的カレー味だが、おいしいので最後まで飽きなかった。
お昼どきは盛況だったらしい(わたしは14時前後に行くことが多い)、きっと人気店なのだろう。

3軒目。上板橋、新華。

Sinka

駅から店まで、くねくねと住宅街を通る不思議なルートだった。川跡のせいもあるのかな。
ここは商店街で、近所に共栄軒(後述)もある。町中華が並んでいて素敵。
カレーラーメン、600円也。
やはりメニューの後半に書いてある。
おばちゃんが丁寧に作る。
見た目は地味。豚肉と玉ねぎのカレーを、醤油ラーメンにオンしたもの。
麺は昔風の中太麺、これは好きなタイプだ。
優しく懐かしい味・・・年取るほどにしみる味。。
ここまでの3軒、カレーの味が大体一緒なのも面白い。

さて板橋区、ここいらは高低差がものすごい。
杉並暗渠に慣れている身としては、派手すぎてなんだか恥ずかしくなってくるくらいだ。
東武練馬なんて駅に向かう道がまるまる谷で、油断ならない。
カレーラーメンを食べては暗渠を歩き、土地の雰囲気を身体にしみこませようとする。夏だったものだから、暑い。2017年夏の思い出はきっと、「板橋カレーラーメン」になるだろうな。

4軒目。共栄軒。新華の至近。

Kyoeiken

メニューにカレーラーメンがある位置が、ここはまた独特だった。
ラーメン類では後半で焼きそばより後だが、味噌ラーメンの方がさらに後だ。このメニューの法則のようなものを考え出すと、これもまた奥が深そうだ。
カレーラーメン550円。
隣の人が頼んだ肉そば?の肉の様子がすごくて、ガン見してしまった。すいません。
カレーラーメンは醤油ラーメンにカレーが乗るタイプ。
麺は黄色の中太、いや新華よりも細い。細いが歯応えがある。この麺も好ましい。
カレーは作り置き、にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、豚肉。これまでのものと似ている。
丼が広口なので、カレーが混ざりきらないうちに、端っこで麺を醤油ラーメンとして食べるという、自由度の高さがあり、これもいい。

それにしても、カレーラーメンも、ラーメンもカレーライスもある店って、注文が混同することはないのだろうか?「カレーラーメンって言ったけど、カレーライスとラーメンの意だった」、とか。。。そんな余計な心配をしながら麺を啜った。

5軒目。曙軒。板橋本町。

Akebonoken

板橋本町は駅にS&Bの広告があり、お膝元感がある。
そこから少し歩く。ここはかなりいい面構え、店内も溢れる昭和の雰囲気で良い。
カレーそば、650円。
メニュー上の順番は真ん中である。
さて・・・ここ、カレーが黄色いのだ!新潟のバスセンターのようだ!
しかも、これまでのカレーと違う味付け。カレーは作りたてだ。
具は豚肉と玉ねぎのみ。醤油ラーメンにかけたもの。
麺は細めで柔らかい。
ただ、醤油ラーメンとしてもカレーとしても味が薄かった。
まあでもこれこそ町中華っぽい。ともいえる味わいだった。
わたしはラーメンにある程度の濃さを求めてしまうのだが、町中華は薄味であることが少なくない(という印象)。

6軒目。西台、キッチン西田。

Nishida

キッチンという名前の割にガチ町中華屋。
人気店かもしれず、2人で足りるのではという広さの店内に3人も店員がいる。
カレーラーメンはメニューの最後に鎮座、780円なり。
醤油ラーメンの上にカレーが乗るタイプだが、なんと醤油ラーメンの具がまんま乗っていて、アガる。
麺は透明感のあるタイプ、醤油ラーメンに合うやつだ。
個人的好みでいうと、カレーラーメンの場合もう少し強い方がいいな。。
豚肉と玉ねぎのカレー。チャーシューと豚肉、白髪ねぎと玉ねぎが被るが、それもいい。
なんというか、包容力あるメニューだ。

7軒目。大山。ちょっと歩いて清華。

Seika

広めの店内。
やはり14時前後だったのだが、先客はチューハイでベロベロの男性2人。
ああここも良き「飲める町中華」なのかもな。
オーダーすると、酔っ払い2人に「カレーラーメンだって」、と反応される。
店の人、「結構2階で食べてますよカレーラーメン」、と返す。
聞き耳を立てつつ、酔客に絡まれないように縮こまる。
2階。そういうのもあるのか。
メニュー上のカレーラーメンは微妙な位置で、650円だった。
だんだん、値段を見ただけでどういう形状のものがくるか、読めるようになってきている。この値段は、見た目が地味なタイプではないだろうか。
・・・そして想像通りのものが来る。醤油ラーメンカレーのせ。
カレー、豚肉と玉ねぎ、人参少々。あれ、豚肉が煮込まれてないやつだ。
つまり、カレーは注文後に作られている模様。
麺は硬めの縮れ麺で大変好み。おいしかった。

次に行こうとしていたのは、志村三丁目の吉村屋。

Yosimuraya

カレーラーメンがあり、しかも吉村だなんて、今回の目玉ではないだろうか。
しかも、出井川暗渠のすぐ隣なのだ。パーフェクト!
期待に胸を膨らませ、駅を降りる。
・・・と、高架下に並んでいるはずの店たちがなくなっていた。
地図を見ると、まだ載っている。食べログ閉店情報もまだ追い付いていなかった。
どうも、最近なくなってしまったようで・・・
しょんぼりしょんぼり、引き返した。

気を取り直して八軒目。板橋本町、一元。

Itigen

ネット上に情報はないものの、カレーラーメン大師匠のcurryyokoさんに聞いたもの。
実はここ、店構えが前から気になっていた。
綺麗にリフォームされた感があるが、以前はさぞかし雰囲気のある町中華であったろう。
カレーラーメン780円。
本当だ、メニューにあった!位置は真ん中あたり。
テーブルふたつ、カウンター2席の可愛らしい店内。
おばさんが1つ1つつくっている。アットホームさが最高潮。
半ラーメン付きメニュウもいいな。
麺は細め、しょうゆ、カレー後乗せ。
カレーは今作ったっぽい、厚切りの豚バラ肉、玉ねぎ、にんじん、グリンピース。
店の雰囲気と合った、やさしい味わいだった。

9軒目。本蓮沼、いわ井。

Iwai

注文後、すぐにメニューを下げられてしまった。
ワードの打ち出しっぽいメニュー表に、カレーラーメンは手書きで付け足してある。
カレーラーメン(辛口)、750円。
注文後、おじさんが勢いよく炒め始める。カレーから作り始めるようだ。
久しぶりの、麺埋もれタイプ(同じタイプの喜楽は距離的にも近い)。
具は、大きめの玉葱と大きめの豚バラ。
麺は中太縮れ、透明っぽいが硬めで好み。
が、あっつい。このタイプは熱いよ・・・
もやさまでも熱がっていたが、三村は普通に食べられるのだろう。
麺は少し多い気がする。お腹いっぱいになった。
お、胡椒がS&B!店内にはっきりS&Bがあるとうれしい。
器の下げも早い店だった…しかし写真を見直すと、このぴしっとした清潔感はどうだ。

10軒目。レストラン銀月。板橋本町。

Gingetu

清水稲荷の商店街、喜楽につづき2軒目である。
ここは、リサーチ時には引っかからなかった店だ。
しかし銀月は店構えが良すぎ、ナポリタンを食べに行ったら、カレーそば(注文後に気づいた)が堂々あったので再訪となった。
カレーそば600円、メニュー中腹にある。
近所の中高齢者で賑わう店内、最高。
着丼は早め。
醤油ラーメンによく煮込まれたカレー、グリンピース。
これまた新しいタイプ・・・カレーラーメン界のミートソースや。
ミートソースをくずさないように、大切に麺と絡めて食べる。優しく深いカレー。具は色々なものがとろけている。が、時折大きめの豚肉が出て来る。
麺は細めで透明感のあるタイプ。
近隣の2軒が汁無しタイプだったからここもかなと思っていたが、まるで違う。
中盤、カレーは勝手にスープと一体化していく。
第2形態に入った。
味は全て混ざっても薄め、でも悪くない。
最後、丼の底から具を拾う。人参や玉ねぎの破片を楽しむ。
他の客はほとんど定食ものを食べていた。お盆に洋風の皿、小鉢に味噌汁に。
嗚呼、昭和のレストラン、だなあ。

11軒目。下板橋。点心。

Tensin

谷端川が目の前である。
奥に座敷、あとはカウンターだが、もちろんカウンター入口近くに陣取る。暗渠を見るためにね。
古くていい感じの店構え。常連さんとお店のコミュニケーションも、いい。
清潔感もある。
カレーラーメン530円は、メニュー中盤にある。
ラーメン370円だと・・・!
カレーは器に入って保存されている、豚と玉ねぎと人参、角切りの具。
しょうゆラーメンにカレーあとがけ、その時に長ネギもプラスされる。
普通の太さのたまご麺、シンプル。うんうん。
黙々と食べながらメニューを凝視。オムライス、玉子焼きライス、目玉焼きライス、オムレツライス、が、別々に書いてある。値段も違う。・・・違いが知りたい。
しかしここ、最高の暗渠飯屋だな。

12軒目、成増。奥州軒。

Oushuken

駅南口からまっすぐ歩き、住宅街に入った先、奥まったところに出現する。
なぜこんなところに?と思うが、そうか、グラントハイツが近かったのか。
カレーソバ680円。メニュー中盤、焼きそばの後にある。
午後は休憩なしのようだが、明らかに休憩タイムの15時ちょい前に行ってしまった。
古き良き町中華。
隠れ家的位置なのがさらにいい。
電話がしばしばかかってきて、そのつど壁にメモが貼られる。出前かな?常連さんに愛されてるんだろうな。
着丼。カレーはあとがけタイプで、どろりと全面を覆う。
具はよく煮込まれた玉ねぎ、やや厚切りの豚肉。
麺は透明感のあるタイプ、細身だがバランスは良い。
ややしょっぱいか?・・・満足する塩っけとのギリギリのラインを攻めて来る。
後半に入ると、なんとアイスコーヒーのサービスがついてきた!
おばちゃんありがとう。ふと見るとおばちゃんは餃子を包んでいた。
嗚呼餃子もおいしそう・・・

さてさて、板橋区の町中華にいき、カレーラーメンを食べるだけの記事、ここまで読んでいただきありがとうございます。
もう少しだけ続き。

板橋だけで展開していた一人企画なもので、そんななか作り上げた仮説は、

1.板橋区は他区に比べてカレーラーメンを出す町中華が多い
2.メニューに新たに追加されている店舗が少なからずあり、それはS&Bのお膝元であることと関係がある(願望)

の2つ。

これを、カレーラーメン食いの第一人者、curryyokoさんに「どうでしょう!」と投げつけてみました。

すると・・・yokoさんは東京近郊の自らが食べ歩いたカレーラーメン一覧表を見せてくださいまして、

・板橋もあるほうだが、江戸川区、葛飾区、墨田区、台東区、それから大田区がカレーラーメンを出す店が多い
・カレーラーメンには町中華ありき
・町中華には工場ありき。なので、上記の区に多い
・S&Bとの関連についてはちょっとわからない

という、ことでした。
成る程。わたしの仮説1はまあアリとして、仮説2は違うのかも・・・

そしてyokoさんの表をもとに、23区のカレーラーメンを出す店データを整理してみると、
(あくまでもyokoさんの訪問店の数であり、完全なデータではありません。閉店しているものもありそうです。という注記をしつつ。)

カレーラーメン店を出す、かつ、町中華のお店上位は、

1位 大田区(38軒)
2位 葛飾区(34軒)
3位 墨田区(33軒)
4位 板橋区(28軒)
5位 江戸川区(27軒)

であり、下位は、

23位 目黒区(2軒)
22位 文京区(3軒)
21位 品川区(5軒)

でした。

さらに、カレーラーメンを出す店全体のうちの町中華率を上記の区で算出すると、

墨田区 89.2%(33/37)
葛飾区 85%(34/40)
江戸川区 79.4%(27/34)
板橋区 75.7%(28/37)
大田区 71.7%(38/53)

文京区 50%(3/6)
目黒区 28.6%(2/7)
品川区 27.8%(5/18)

(ちなみに杉並区は 12/18、66.7%で色々と中くらいでした。)

板橋区は、カレーラーメン的にも町中華的にも、1位ではないけれど上位にある。
ということが、データからはわかりました。

それから、食べ歩いた感想として、600円前後の安価なものが多く、なおかつ、麺が好みのケースがわりとあり、満足度が高いということ。
カレーラーメンがなくても他の町中華で惹かれるお店もしばしばあり、何度でも食べに行ってしまいそうです。

最後まで暗渠に触れない記事で、失礼いたしました。
次回からは暗渠に戻そうと思います。

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東京人「夜散歩」号に寄稿しました

現在発売中の東京人、2018年3月号に暗渠で寄稿しています。

蟹川(先日の忍者暗渠散歩の近くです)、
六間堀と五間堀、
藍染川の一部、
コラム的に戸越銀座。

夜の闇の中にさまざまな幻影が見えてくるように、エピソードを幾重にも重ねました。
それから3つの項も、それぞれがつながるような細かい仕掛けをしました。
六間堀と藍染川は「夜店通り」、藍染川と蟹川は「茗荷」。
蟹川と五間堀は「峯島家」です。今回調べていて、丸八倉庫の創業者も峯島家であると知り、結構興奮しました。

六間堀は、ちくまの暗渠文庫に書こうかと構想していた時期もあるのですが、取材時間を捻出できずに断念していました。こんなふうに夜の妖しさをも含ませた記事にできて、幸せです。編集部のみなさま、お世話になり、ありがとうございました。

Tokyojin1

他の記事は…
上野さんの「夜散歩のススメ」、八馬さんの夜の橋の解説と写真が、紙でじっくり見られる贅沢。
闇歩きのおもしろさ。
フリートさんの引き出す飲み屋さんの語りは本当に貴重。
茂世さんの「行灯から街灯まで」、なんて素敵な切り口なんだろう。赤坂のちいさいおうちも凄くいいです。

ぜひぜひ読んでみてください。

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「はじめての暗渠散歩」

ちくま文庫さんから、「はじめての暗渠散歩」発売となりました。
関連する記事も書いていきたいですが、今日はお知らせのみ。
 

Hon1

下記、購入特典のつく書店さんたちです。

お近くなら是非、あるいはちょっと足を伸ばしてでも、ご活用いただけるとありがたいです。

 

あゆみBOOKS瑞江店(著者特製しおり配布)

 

荻窪文禄堂 (著者特製しおり配布)

 

高円寺文禄堂 (11/10トークショー参加)

 

往来堂書店 (藍染川下りさんぽ参加券)

 

SPBS(著者特製しおり配布)

 

ちなみに、暗渠しおりは7パターン。文庫本内では写真がモノクロになってしまうわけですが、それらをカラーで、キャプション付きで、あるいはボツにした写真を。4人がそれぞれに選びました。

 

明日、11月10日(金)19:00~20:00は、文禄堂高円寺店さんで著者4人でトークをします。

ご興味のある方は、ぜひぜひどうぞ!

Hon2

 

 

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ふたつの展示とひとつのトーク、など

またもお知らせの更新ですみません。
11月、以下の3つの暗渠イベントをおこないます。
ひとつひとつ、その企画に導いてくださった方がいらして、本当にありがたいこと。まだ準備中の身なので、とにかくがんばって準備したいと思います。
11/1
高円寺フェス内の「道草のススメ」というトークイベントで、杉並暗渠のお話をしてきます。マンホール、古道、境界のあの方々と、はなさんとともに。
初心者むけ、としたので、いつものネチネチは封印。「杉並の暗渠」を紹介したいと思います。
午前中、境界協会とのコラボフィールドワークもあります。いずれも無料、どうぞよろしくお願いします。

11/3 - 11/23
西荻窪タスカフェさんにて、西荻北暗渠博物館という展示をおこないます。トロールの森というアートイベントの一環です。
下水道写真家白汚さんのお力も借り、また、博物館らしく様々なセクションに分けました。「西荻北」ですから、こんどは松庵川ではない暗渠がターゲットです。期間中、暗渠サインパウンドケーキや谷戸カレーの販売も予定しています。

11/5-8
阿佐ヶ谷南にあるぶらっとりー阿佐ヶ谷という場所をお借りし、阿佐ヶ谷暗渠迷路という展示をおこないます。こちらは阿佐ヶ谷にある桃園川支流本流についての展示です。すぎなみアートさんぽの1企画。


11月はさんぽにもよい季節。杉並に、暗渠目当てに遊びに来てみませんか~。

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暗渠マニアック!刊行のお知らせ

わたしの興味の幅は、たいへんにせまいのです。

縄文海進、とか、江戸の町づくり、など時代が遠いものは、考えようとしてもぼうっとしてしまいます。
常に低い谷筋を歩いていたくって、台地上を歩くと眠くなってくることがあります。上水だって暗渠の仲間ですが、、、

それから、本業ではこれが専門と標榜できる領域があるけれど、暗渠に関連するような学問については、つねに素人です。地形や地質、あるいは歴史のことも。恥ずかしいほど知らないことばかり。

けれど、興味を抱いた事柄については、猛烈な熱量でかかわるときがあります。

そんな偏りの大きなわたしですが、わたしらしく書いていいと、声をかけてくれた方がありました。こんなにありがたいことはありません。しかし、常に一人遊びをしているだけ、みたいな自分。わたしらしく、だけど、ある程度多くの人に伝わるようなかたちにするには、どうしたらよいのだろう?

あれこれ考え、でてきたのが今回の形です。共著者の高山さんは、わたしの視点では物足りないと思われる部分を、ちょうど補うアプローチとファン層をもっていました。同じテーマに対し異なる書き方をするので、並べてみるとなんだかおもしろいのです。高山さんに書いていただけて、本当によかったと思っています。

勿論、たくさんのかたがたに目一杯お世話になってこの本ができたことは、いうまでもありません。
柏書房の山田智子さん。この本を産み出してくれたかたです。やさしく柔らかな雰囲気を持ちながらも、校了まえの過酷な時期に粘り強く、最後まで丁寧にお仕事をしてくださいました。わたしの遅筆なくせに細かいこだわりが有るところ、さぞご迷惑をおかけしたことでしょう。。
地図は、杉浦貴美子さんと深澤晃平さん。スリバチ学会に最初に参加したときに、出会った最強のふたり。その後さまざまな書籍で素敵な(すごく好みの)地図をつくられているのを見つづけ、・・・こんな日が来るとは、と感無量です。幾度も精密な検討をしてくださって、とっても個性的な地図を生み出してくださいました。地図の可能性や多様性は、想像以上でした。
デザイナーの加藤賢策さん、内田あみかさん。表紙の紙質、色、デザイン、地図のアイディアまでも、とにかくかっこよく、そしてかわいく、つくってくださいました。仕上がったものは想像以上にすてきで、作品が送られてくるたび歓声で、お願いして本当によかった、と、毎回思っていました。
信念も芯もある、そしてセンスと力のある、素晴らしいかたたちと一緒に仕事ができて、幸せだったなあと思います。

本文だって独力でできたわけではありません。わたしと西荻を再度つなげてくれた、さくらいようへいさんのイラスト。暗渠好きになった初期のころから、憧れていた下水道写真家の白汚零さんの写真。インタビューに応じてくださった、たくさんのひとたちからの情報。暗渠の先輩がたから、教えていただいたさまざまなこと。やっぱり、感謝は尽きません。

第一章は、わたしと暗渠の関係を書いただけのものですが、第二章以降では、いくつかの暗渠を主人公としたものがたりを、吉村セクションでは連ねています。共通テーマのほか、裏のテーマももうけ、それに沿って小さな情報を繋ぎました。本ブログで書いたことも含まれますが、大幅に書き直しており、ここでは触れたことのない、書下ろしもあります(実は書下ろしのほうが書きやすかったです)。
暗渠の辞書として川の地図事典、暗渠の教科書・ガイドとして東京暗渠散歩。そしてこの暗渠マニアックは、暗渠の 読みもの みたいに、なったらいいなあ。

読み返して、おもしろいと思える時もあれば、こんなの誰もおもしろがらないのではないか、と思う時もあります。どういう反応があるかわかりませんが、もう印刷に入っているから、 覚悟をしなければなりませんね。

長くなりましたが、暗渠の本を書きましたというお知らせでした。
冷やかしでも良いので、ちらりとでも、手にとっていただければ幸いです。6月25日の発売です。

すべての、かかわってくださったみなさまへの、感謝を込めて。

柏書房さんによる紹介ページ(購入もできます)

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ミズベリング記事のお知らせ

またお知らせです。なかなか記事が書ける状態になりません・・・

ミズベリングさんでの暗渠連載、第8回に寄稿しました(少し前になりますが)。

「水のない水辺から・・・「暗渠」の愉しみ方 第8回  神戸の川跡に魅せられて」http://mizbering.jp/archives/14039

です。
以前ここで、神戸の暗渠のことを何本か書きましたが、それらを1つにまとめたもの。
ですから過去記事と重なるところもありますが、郷土ネタ豊富な書籍からの情報を用い、あらたに追加した箇所もあります。
明治~昭和の神戸のようす、川を通して想像していただければと思います。

おそらくもうじき、三土さんの記事が公開されると思います。
ミズベリング暗渠連載は概論→事例ときて、フリースタイルに突入。三土さんのものは、これまた全然ちがうテーマです。どうぞおたのしみに!

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お知らせ1点

またお知らせのみの投稿ですみません。
(現在ある作業中でして、それが終わり次第こちらに時間を取り始めようと思っています。)

Tokyojin

東京人5月号、「東京35区の境界線を歩く」に、暗渠の記事を3本書かせていただきました。
藍染川、神田川(旧流路)、外濠と龍閑川、です。

他にも暗渠にかかわる記事は複数。また、暗渠と親和性の高そうな「境界」のお話しですから、暗渠好きな方だったらぜんたいに面白く読めるのではないかと思います。

この東京人の原稿と、先日のカルカル地図ナイトでの発表、いずれも区境という切り口から暗渠をみる機会でした。そしてそうやってみてみると、もっと探求したいことが出てきます。もう少しまとめ、ここか、どこかで、書けたら良いなと思っています。

東京人、お手に取っていただけましたら幸いです。

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おしらせ3点

またまたまたまた、更新が滞ってしまいました。
家と職場にこもる日が多く、去年や一昨年の3月に撮った写真を見ては、嗚呼さんぽしたい・・・と歯ぎしりの日々w

こちらに書けていない間、他所でいくつかの暗渠仕事をしておりました。今回は3つ、お知らせいたします。

まず、
杉並を深く探訪する冊子「ふかすぎ」にて、暗渠のことを書かせていただきました。

Hukasugi

杉並区の主要暗渠をプロットした(密かに暗渠沿い銭湯&銭湯跡もきっちり載せてます)地形図も見ものだと思います。同じく杉並に縁のある、深澤さんと協同で作らせていただきました。あの締切直前の台風のような(自業自得なんだけどいつもw)日々、、、思わず遠い目になります、、、

遊び場、井伏、牧場、これまで杉並の暗渠をみてきて特徴的だと思ったことにもいくつか触れています。これまでは独り史料とにらめっこだったような内容も、取材と称して現地のかたに話を聴けたりして、たのしんでしまいました。

Hukasugi2


地形だけではなく、同潤会、古道、食べものに飲み屋さん、フォント。それぞれマニアックに深めてあり、杉並の特色と杉並愛に満ちたすてきな一冊だと思います。
これがなんと、杉並区の助成を受け無料配布なのです。・・・先日久しぶりに西荻(ふかすぎ設置率が高い)に行ったら、案内所では既に在庫切れ(「見本」が置かれていたので、読めます)。でも本当にお勧めなので、どうぞ、探し回って、手に入れていただけたらうれしいです。

この後、ふかすぎ取材時のこぼれ話のようなかんたんな記事も、ここで書けたらいいなと思っています。

つぎに、
「ミズベリング」というサイトに暗渠記事を寄稿しました。

水のない水辺から…「暗渠」の愉しみ方 第6回 「浜町川と龍閑川。ビルの隙間に、水門のむこうに、それはある。」
http://mizbering.jp/archives/13417

都心の路地裏、細い細いまっすぐな道。ここにも川があったのか、という浜町川と龍閑川のあの存在感はひじょうに好きです。
ミズベリングでは暗渠カテゴリに暗渠者が交代で記事を書いており、概論→各論とすすんできており、事例編に入ってからは和泉川→羅漢寺川、藍染川、とやってきました。この段階だからこそ書けた、浜町川龍閑川。

開渠好き、クルーズやSUP好き、のつどいのサイトという印象なので、開渠好きさんに媚び媚びの導入ではじめました。が、やっぱりわたしが書くと根暗満開の記事になりますねww

さいご、
3/29夜、お台場カルチャーカルチャーで、暗渠トークをします。

http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_150224204838_1.htm

2015 03/29 [Sun] よる Open 17:00 Start 18:00 End 20:30 (予定)         

『地図と暗渠のムフフな関係。今宵、見えない川を、見にゆこう!』

地図ナイトと暗渠界がついにコラボ!
ディープな暗渠の世界にご案内します。

ついに暗渠界の重鎮、本田創さんが地図ナイトに登場!!
新兵器を携えて登場、三土たつおさん(デイリーポータルZ)
暗渠をエンターテインメントに変える、高山英男さん!
地域密着ネチネチ発掘型、吉村生さん!
四者四様の切り口で、見えない川に迫ります。

日中に境界協会&暗渠界のフィールドワークも開催!
3/29は、地図と暗渠の1日です!

webから抜粋すると↑のようになりますが、暗渠者は基本的にシャイなのでw、MCとして小林せいのう(地図ナイト主宰)さんに仕切っていただき盛り上げていただく予定です。
リンク先にチケットの説明がありますので詳しくはそちらで。地図センター発行「地図中心」一冊付(持っているものと被っていたら別なものに変えられます)、2500円です。暗渠の話をしながらの飲み会のようなものだと思って、お気軽にいらしていただけたら幸いです。

上記にもある、昼間の区境&暗渠フィールドワークは目黒発。こちらの案内は以下です。↓

「境界協会2015年第2弾「【地図】と【暗渠】のムフフな関係。見えない川を、見にゆこう!」

境界協会と暗渠界とのコラボレーション・フィールドワーク!
品川区、港区、渋谷区、目黒区の境界と暗渠の関係を見に行こう!
三田用水白金分水の暗渠と区境をトレース!
廃線、崖、路地、井戸…目黒、白金、広尾、という地名のイメージとは、きっと異なる空間が味わえるでしょう。
短い区間に3区境が2つも出てくる贅沢コース。境界暗渠をたっぷり。
そこに横たわる暗渠については、その夜の地図ナイトでもゆっくりご説明予定っす。
1日どっぷり地図と暗渠でお楽しみください!
●集合:目黒駅:12時(昼食済ませて来てネ!)
●解散:広尾駅

こちらは無料、定刻に目黒駅に来て下さればOKです。暗渠、地図、境界づくしのたのしい一日になるはず。もしご都合があえば、ぜひぜひいらしてくださいませ~。

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