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次回アップ予定:Scene-622 黒沢川の纏め (2021/01/01)
[Vol-08] 今回は下栃谷橋から継続遡上して、五月橋、三月橋、無名橋-4、栃谷橋、無名橋-5、無名橋-6、青梅橋までの紹介で、『ぶらっと遡上探索』黒沢川編の最終回です。
下栃谷橋から小曽木街道を210m程南下すると、右手に茅葺の建物が見えて来ます。黒沢の大熊神社の神楽殿です。創建は不詳ながら、元亀・天正年間(1570~1591年)の頃から、青梅市に在った勝沼城の城主師岡将景による信仰が厚く、武運長久を祈願しての神事が執り行なわれたと云われている古社です。かつて、此の付近は大熊の里と称されていた事が社名由来で、古くは大熊大明神と称していましたが、1870年(M3)に社号を改称、1880年(M13)村社に列格しています。祭神:伊邪那美命、速玉之男命、事解之男命、所在:青梅市黒沢3-1717。鳥居は1932年(S7)の建立です。
大熊神社から小曽木街道を80m程南下すると、左手に薬師堂が在ります。詳細は不明、中に薬師如来が座っていますよ。
薬師堂前から都道を40m南下して左折20m先に見えるのが『#30五月(さつき)橋』です。黒沢川左岸の青梅市黒沢3丁目と右岸の同じく青梅市黒沢3丁目とを結び、一般道が通ります。下流と上流側に水管が併設されています。以下、終端の橋まで青梅市黒沢3丁目内に架かるので、架橋位置は省略します。
名称:五月橋
構造種別:1径間RC桁
河口からの距離:6.5km
橋の長さ:約10m
有効幅員:約4m
完成:1975年(S50)
五月橋から200m上流に架かるのが『#31三月(やよい)橋』で、一般道が通ります。此の先、黒沢川の流れは小川的な流れになります。
名称:三月橋
構造種別:1径間RC桁
河口からの距離:6.7km
橋の長さ:約13m
有効幅員:約4m
完成:1976年(S51)
小曽木街道に戻って南下120m、道が分岐しています。左手の都道を30m進むと、無銘板橋梁の『#32無名橋-4』です。
名称:無名橋-4
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:6.9km
橋の長さ:約8m
有効幅員:約6m
完成:不明
無名橋-4の上流隣に見える古い橋が『#33栃谷橋』で、先程の分岐まで戻ります。上栃谷林道へ続く一般道が通ります。下流側と上流側に水管が併設されています。
名称:栃谷橋
構造種別:1径間RC桁
河口からの距離:6.9km
橋の長さ:約9m
有効幅員:約3m
完成:1958年(S33)
栃谷橋の左岸下流脇に、起点標識と同タイプの青柱が在りました。黒沢川上流端の表記が在りますので、此処で遡上完走です(パチパチパチ)。泥まみれでしたので、洗顔用の水とティッシュで綺麗にしておきましたよ。次回からサッシ掃除用ブラシと雑巾を遡上用ツールとして持参するかな(笑)。
上流端標識の反対側、上流方向に鳥居が見えます。黒沢の八坂神社です。創建は不詳、祭神:素盞嗚命、所在:青梅市黒沢3-1910。
栃谷橋を渡った先、上栃谷林道へと続く一般道脇に黒沢川が続いていますので、少し遡上を継続します。栃谷橋から170m上流に架かるのが、無銘板橋梁の『#34無名橋-5』で、下流側と上流側に水管が併設されています。欄干で遊んでいるカマキリ、羽に白い斑点が在るのでハラビロカマキリですね。
名称:無名橋-5
構造種別:1径間RC桁
河口からの距離:7.1km
橋の長さ:約6m
有効幅員:約2m
完成:不明
無名橋-5の上流20m先に見えるのが無銘板橋梁の『#35無名橋-6』で、一般道が通ります。此の後で戻り、帰路に渡る橋です。
名称:無名橋-6
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:7.1km
橋の長さ:約8m
有効幅員:約2m
完成:不明
無名橋-6の上流100mに架かるのが『#36青梅橋』です。私設橋を除くと黒沢川の最上流に架かる橋で、今回終着地点の橋とします。此の先330mで一般道が終わり、其の先は上栃谷林道へと繋がっています。
名称:青梅橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:7.2km
橋の長さ:約14m
有効幅員:約3m
完成:不明
青梅橋から無名橋-6まで戻り、右岸側に渡り80m、都道53号線(小曽木街道)に出ます。都道なのでバスが通っていても良さそうですが、此の区間はバス走行がありません。なので、南下して青梅坂峠に架かる上栃谷橋、青梅坂トンネル(竣工:1977年(S52)、長さ:127m)を抜けて青梅市内に入ります。JR青梅線の霧久保橋を渡って左折、青梅駅まで約1.3km歩きです。柳川バス停からの最終遡上探索歩数、10770歩でした。
>>>後書き<<<
次回は黒沢川の纏め(黒沢川に架かる橋 36)です。
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Author:mark60
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